ふぇら〜り伊藤コラム

当コラムは、RCT代表であるふぇら〜り伊藤によるざっくばらんな随筆です。
「賛否両論が起きて当然」「ぜんぜんRCと関係なさそうに見える」話題をあえて積極的に取り上げます。
お気に召さない方は、お願いですから読まないでください。気分を害されるのは本意ではありません。
お読みくださった方が、RCだけでは得られない何かを、このコラムから見い出してくだされば本望です。
なお、当コラムに関するご意見はこちらよりお願いします。
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日本のバイオベンチャー研究のお粗末さを憂う
  2004/9/22 (水) 03:00:55 - - No.1094887716
(04/9/11に投稿したオリジナルを一部訂正しました(AmgenIPO時の「発行済み株数」→「公募
株数」))

仕事中、こんなサイトを見つけました。
http://www.chikawatanabe.com/
東大(理IIIかな?)を出て三菱商事〜マッキンゼー〜ネオテニーを経て
コンサルタントとして独立したヤリ手ネェちゃんのブログサイトです。
なかなか面白いですよ。年齢的にも近いし、シリコンバレーの日本人起業家としては
「気鋭の若手」って感じのはずなので、「おっ!やってるな」と親近感沸きますね。
日経とかがコラム書いてくれっていうのも分かるような気がします。
ひと昔前ならデータクエストの松原純子さんとかの役回りだったんですけどね。
彼女もネットバブルの折にデータクエストを辞めて起業したのをTVで見ましたが・・・。
該当サイトはなくなってるみたいです。女性向け情報ポータルみたいなのでしたが、
当時から「なかなか大変な分野を選んじゃったね」と感じていたので残念。

               * * *

これまでRCT内ではあえて触れていなかったので、面識のある方でも
あまりご存知ではないと思うのですが、私の本職は証券業です。
ただ、ひと口に「証券」といっても間口が広くて、
今やっているのはベンチャー投資の仕事です。
専門領域は企業分析ですが、しょせんは「モノ書き」ですし、ベンチャー絡みの仕事で
「私の担当業務は〜」なんて話は通用しません。投資先の仕事の代理から投資家への説明、
社内管理(自分のとこだけじゃなくて投資先までも)果ては情報システム管理や
訴訟も含めた法的対応までぜーんぶ自分に回ってきてしまいます。
社長が面倒な仕事できないので(苦笑)。

試しにググってみてください。恥ずかしながら私の過去の仕事が公的機関によって
晒し者になっとります。たぶん死んでも残るんだろうな(笑)
<Googleで「伊藤成治」と打ってみた>
http://www.google.co.jp/search?hl=ja&ie=UTF-8&q=%E4%BC%8A%E8%97%A4%E6%88%90%E6%
B2%BB&lr=

こういうのは自分では消せないですね(笑)。ほとんど十字架ですな
http://www.nira.go.jp/icj/tt-sric/idx1/1996/728.html

これは大変残念なことなのかも知れないのですが、いまもってネット上では
有名な「伊藤成治」さんというのは3人しかいません。
大学教授の「いとう・なりはる」さんと消防士の「いとう・せいじ」さん
それからRC界で物議を醸している?「金融界最強(だろうな多分)のRCレーサー」の
「いとう・せいじ」さん。
ググって出てくる、「株式会社ソフトキャピタル」というのも現在私が参画している会社です。
なんでワタクシだけ異なる3つのキャラでGoogleの上位に出てくるの?(爆)
(日本中の「伊藤成治」さんにもっと頑張って欲しいぞ)

このへんのランキングは、ここ数年、折に触れてたまにチェックしてるんですが
まったく変わらないですね。

まぁそんなことはどうでもいいんですが、ともあれ、そういう仕事に携わっているので
今回、アメリカのバイオベンチャー企業への投資についてレポートを書くことになり、
シコシコと調べるなかで、ひとつ、どうしても取れない数字があったんです。
世界最大のバイオ企業、Amgen(アムジェン)社の上場時公募(IPO)価格です。

アムジェンの株価は昨日終値で57.30ドル、上場以来これまでに1株を48株に分割して
いますが、んじゃ〜一体、上場時に株を持った人はいくら儲かってんのよ?という計算を
するには、取得価格が分からなければ話になりません。
実は、過去5〜6年くらいに上場した会社ならこういったデータベースも整ってきているのですが
それ以前はすべて「紙」で記録されていたので、
ネット上に10年以上前の上場企業の公募株価をまとめたデータベースというのはないんです。
山一の研究所時代なら、社内の図書館へ行って、書籍をあさるとか、上場した1983年6月前後の
ウォール・ストリート・ジャーナルを引っ張り出して株価覧をめくって調べる、
なんて力技ができたんですが(そんなことが可能なのは今では野村しか残ってませんが)。

こういう数字って、当然、日本でもベンチャー投資を論じてるような著作や学生さんあたりの
自主発表がwebにもひとつくらい載ってるだろう、と気楽に考えていたのです。
ところが、ない。全然ない。5年前とかなら分かりますが、
商用インターネットが始まってからもう10年が経っているのに、誰も書いてない。
こういうところがいかにも日本らしいところで、結局、「日本のバイオ産業育成をー」とか
言って政策立案とかに関わっているシンクタンクや研究者方は、そもそも人数が少ないうえに
結局のところ産業としての面しか見てなくて、金融からの視点が欠けてるってこと
なんですよね。投資家が儲かっている実例を具体的に見せないでバイオ株投資もないもんだ。
それにしても大学の研究室や日経BizTechなどのネット報道含めて
誰もウェブに発表らしきものがないってのはどういうことなんだ?
それだけ日本はバイオビジネスの層が薄いってことなんだろうけれど・・・。

日本という国(除く大阪?)は子供のときから金融に関する教育に不熱心で、結果として
起業しようにも金融の素養に欠けていて大失敗するケースが後を経たないのが実情です。
バイオに限らず、もっと株価の切り口からベンチャーを眺めた発表が
ウェブ上に出てきて欲しい。頑張れ日本の学生諸君!

・・・というわけで、いくら探しても出てこないので
昨晩は会社に泊まりになってしまいました。
(実は土曜の今もまだ会社にいてこんなムダ作業をしている<苦笑>)

いや実は、アムジェンに聞けばすぐ分かるんだろーなとは思ってたんですが、
ここまで見つからないとは思わなかったし、こんなツマらない質問をわざわざ
聞くのもプロっぽくないぞー、探さなきゃ・・・とつまらない意地を張っていたのでした。
そもそも今から質問しても返答が帰ってくるのは最短で火曜日の朝(日本の月曜ひるはアメリカ
の日曜夜)。
資料を使いたいのは水曜日なのでとうてい間に合いません。

ホトホト困り果てたあげく、会社への問い合わせメールを打ちかけたところで
「ん、待てよ、アメリカでは日本の何倍もケーススタディされてるハズだろ〜?」
と思い直して「すべての言語」でググり直してみたところ、あったあった!
しかもAmgenのサイトに。激ショック!
なんだよー、さんざんAmgenのサイト内も見たのによう〜。

「Investors」ではなくて「About US」のところにHistorical Factsとして
記載されていました。それじゃぁ分からないや。やっぱり赤っ恥かく寸前でした。
RCTで言うところの「過去ログ読んでください」状態ですものね(苦笑)。

というわけで調べるのが一番大変そうだった数字も何とか見つかり、一件落着。
これで後は数字をまとめてグラフ書いてコメント付けてガーッと・・・。
え、「モーター研究室」と同じじゃんか、って? そうなんです。
あっちは自己満足、こっちは仕事ですけどね。

ところで、Amgen社の1983年6月17日に決定された公募価格ですが、
「18.00ドル」でした。さすがに公募オファーの上下限価格までは分からなかったですが
これは問い合わせても許される範囲でしょうねさすがに(笑)。

先ほども書いたとおり、これまでに48分割されています(注1)から、
もともとの1株の1/48の株が現在57.30ドルしているわけです。
つまり、1983年に1株を18ドルで買っていれば、
現在は57.30×48=2750.4ドルになっていると。152.8倍の値上がりなんですが、
期間が満21年かかっていますから、年率換算した株価上昇率としては
2750.40/18.00の21乗根を取って1.27058...つまり毎年平均すると27.1%の値上がりを
21年間続けた、というわけです。計算上は、ですけど。
実際には上場後6年間は鳴かず飛ばずで資金繰りも大変だったらしいんですけどね。

日本語のサイトで誰もこういったことを書き記している形跡がなかったので
あえてこまごまと書いておきます。
後でベンチャー投資を研究する人の参考になるといいかな、ってことで。

(注1)
AmgenのIPO時の公募株数は2,350,000株(発行済み株数は不明)
株式分割は1990年7月31日に2for1、1991年8月30日に3for1、1995年8月1日に2for1、1999年2
月12日に2for1、1999年11月5日に2for1、でした。
(いずれも日付は権利落ち日)
詳しくはhttp://www.amgen.com/corporate/AboutAmgen/facts.html でどうぞ。

ひでろ〜優勝@プロ10
  2004/9/11 (土) 14:12:57 -   - No.1090309047
7月19日(祝)まで谷田部で開催されていた04年度プロテン全日本、
以前にタイトル取ったこともあるカテゴリーだし、今年も・・・と期待していましたが、
なんと夫婦でAメイン(世界的にみてもRCレース史上初ではないかと)、
しかも本人は同カテゴリーで2度目のチャンピオン獲得!いや〜めでたい!!
渋谷トップサーキット仲間の1人として、これからますますの活躍を期待しています。
最近はフタバ〜OSの関係でGPカーもやってるそうなので、
そっち方面でも大暴れしそうですね。
http://www.jmrca.com/2004all_japan/10ep_racing/10ep_racing02.html

※7月20付け投稿内容の事実関係の一部に誤認がありましたので訂正しました

小6カッター殺人事件に思う
  2004/6/5 (土) 01:53:18 - - No.1086367998
長崎県佐世保市の小学校で起こった、小6少女の同級生殺害事件は
日本中を震撼させたと思います。我が家も、小学生の子供を抱える家庭として
例に漏れず、大いに考えさせられた次第です。

どうしてこんなことになったのか? という点については、いろんなTVや新聞、
そして今後はいろんなジャーナリストや研究者達の分析等で明らかにされていくのでしょうが
自分の感想としては、結局のところ、加害者・被害者双方に「想像力の欠如」と
「人の痛みを感じないわがまま・傲慢さ」があって、それが憎悪を増長した、
そのように感じます。
殺人の動機として、前日放映されたTVドラマとか、
映画「バトル・ロワイアル」とかも取り沙汰されていて、
まぁ、それはそれとして否定はしないけれども(本人が言ってるんだし)
「親」の立場から見た場合、加害者・被害者の両方に言いたいのは
「あんたら、相当、子供甘やかしてたんじゃないの?」ということ。
苦労人の兄弟持ちだったら、こんな簡単に殺人なんて考えるはずがないし、
女の子だったら自分でもやられたらイヤだと思いそうな、「体重のこと」とか「髪型」とかを
相手に「やめて」と言われて、書き込みを削除されても執拗に書き込むようなコトやってたら
そりゃ、何らかの仕返しはあって当然でしょう。

「だから殺す」っていうのは、大人からすればメチャクチャな展開かも知れないけど、
結構、子供って、「死」や「痛み」についての経験がないだけに、その想像力もないから
簡単に「死ぬ〜」とか「ブッ殺す」とか口に出すし、実際、やろうと思うよね。
自分も、今から思うと何なんだかなぁと思うけど、中学校の昼休みにサッカーやりながら
「いけ〜〜、ブッ殺せ〜!」とか、かなりヤクザなことを大声で叫んでたよなぁ、とか。
あるいは、失恋してすぐ「死んじゃおう」とか思ったりとか。
結局、そういう言動や思慮にいたる前に、どれだけの忍耐力と想像力を養っているかが
「ひらめき」を本当に実行するかしないかの分かれ目になると思うんですよね。
自分が自殺したら、家族がどんなに悲しむだろうとか、自分が世話してるペットはどうするんだ
とか、
明日の給食当番は誰がやるんだとか、そういう想像力ですよね。
責任感ある人なら、そうそう簡単には死ねないよね。
「人を殺したらどうなるか」ということだって、同じ想像が働くべきなんですよね。
しかし実際にはそういった想像が働かず、衝動的な欲望が勝ってしまったと。
これはそのような人物を育てた家庭の敗北です。
別に一人っ子が悪いわけではないけれども。一人っ子はどうしても甘やかされて育つから
一人っ子家族には要注意ですね。我が家も一人っ子ですから自戒の念を込めて。

昔から「可愛い子には旅をさせよ」と言います。
自分も、高校1年生の夏に、1人で広島から静岡まで出向いてタミヤGPに参加しました。
もちろん、ビジネスホテルの予約から新幹線の予約まで自分自身でやりました。
今のように物騒ではなかったことは確かですが、
当時、電車で旅すること自体が「イベント」であった田舎の少年にとっては
大プロジェクトであったことは確かです。
それだけではありません。静岡では、父の旧友に大変お世話になりました。
(父は飲兵衛でとっくに亡くなってしまったので、お名前も分からなくなり、返す返すも残念で
す)
前日には、歴史の教科書でしか読んでいなかった登呂遺跡に連れていってもらったり、
当日も、ホテルからタミヤサーキットまで送ってもらったり。
見ず知らずの場所で、自分ひとりでは何もできないんだということが良く分かりました。
と同時に、レースでは上位に食い込む走りを十分することができ、自分の力が十分に
「メッカ」でも通用するんだ、でも勝つためにはこれとあれをやらなきゃね、
という自信と経験も得ることができました。

そういう経験の積み重ねが、後々になっていろんな糧になったと思います。
時代は変わり、世の中はますます物騒になってきていますが、
そういう「危険」への対応も含めて、自分の子供にも、早い時期からいろんな苦労と経験を
させたいと思います。それが、今回のようなバカバカしい事件を減らす一番の特効薬ではないで
しょうか。
その結果として、多少の誘拐や失踪はあるかも知れませんが、
それは保護者がヘタ打てばそうなる、という話であって、社会全体との利益としては、
判断力の不十分な子供の犯罪が多発する社会よりはよっぽどマシでしょう。

気が付けば6周年
  2004/6/5 (土) 01:10:54 - - No.1086365454
そういえば、既にRCT創立記念の5月末を過ぎていました(汗)。
ここんとこ、激多忙だったもので・・・。4月までは意識してたんですが、忘れてました。
というわけで、いよいよ7年目です。早いもんですねぇ。
いつもの言葉ですが、これまで支えてくださった皆様、ありがとうございます。
そして、これからもヨ・ロ・シ・ク、ね。

おかげさまで、昨年来、理由はよく分かりませんがアクセス数が一段と伸びています。
各掲示板のカウント数は増えてるにしても前年とあまり変わらないんですが、
トップページがかなり増えてます。前年同期比3割増くらいです。
管理人が手抜きしてコンテンツ追加をかな〜り怠ってるってのに・・・(すんまそん)
こんな状態でよくもまぁアクセス数が伸びるもんだと不思議です。
でも、皆様のお役に立てているのはいいことだと割り切って、これからも
「鋭い分析と誰にも媚びない、正直で的確なコメント」を旨として、
誰もマネのできない、社会的意義あるサイト作りに励んでいきたいと思います。
ただし、「マイペース」でネ(爆)。

よく、インターネットの世界は「ドッグイヤー(1年が3年分)」と言いますが、思えば
前職の時代からもう10年もネットユーザーな自分です。
ってことは実生活でもう30年分の経験をしてるってコト!?
う〜ん、そうかも知れない・・・。「ネットジジィ」かオイラは!?(苦笑)

ポールポジション
  2004/5/11 (火) 19:30:16 - - No.1084270928
(添付1) 1084270928.1.jpg
5/10から平成16年度司法書士試験の願書受付が始まりました。
初日当日は雨だったので、出願者の出足が鈍かったようです。

ワタクシは、LECの講師が昨年の今頃に収録してた講義で
アドバイスしていたとおり、
「初日の朝イチに法務局へ出向いて若い受験番号を取れ!」
というのを愚直に守って、
九段下の東京法務局へ行ってきました。

資格試験の受験に受験番号なんて関係ないだろう?
というのはごもっともなんですが、
後ろの番号になると、最初から合格するアテのない、
法学部出身の記念受験組とか、
情報収集目的の予備校関係者とかが多く、
バラバラと途中退場されると気が散るし、
室内に充満する「合格に賭ける空気」もまったく違うそうで、
若い番号で受験するのはそれなりに意味がある、というので、
まぁそんなもんかな、とは思っていたのです。

そこで、いつものタミヤGPのノリで朝7時に着いたのです。
んん〜、もっと正確に言うと、東京では結構だらしなく
8時過ぎに着いたりするから
「静岡に遠征したときのノリ」という感じかな?

F1スペインGP見て、時間調整して、朝風呂入って、おもむろに5時半頃出発。
ちょうど、深夜の大垣行き東海道本線で静岡駅到着して「曲金のデニーズ」で時間調整、その後
タミヤサーキットへ、
というノリで。寝てないのでその後が大変なんですが(笑)

それでも自分的には、始発に乗る根性はなくて30分くらい遅れてしまい、
「あぁ〜きっと自分より気合入った筋金入りの受験生がもう何人も並んでるんだろうなぁ」
と思いきや、

  誰もいない。

守衛さんも今日から願書受付日だというのが分かってなくて、「なんでこんなに早くきたのあん
た?」みたいな感じで。
こちとら、願書もって来る人々が毎年いつごろやって来るかなんて知ったこっちゃないから
とりあえず早く来てみましたー、というだけのツモリだったのに。
なぁ〜んだ、オイラが一番アホゥだったのか?・・・などと思いながら、受付を実施する合同庁
舎6階フロアへ。

  誰もいない。

そりゃそうだ始業は8時半、願書受付は9時からだもん。
でも自分的には、気合入ってる人は世界戦予選のときの掛川みたいに、前日から泊まり込みで並
んでる猛者がいるんだろうな、と思ってました。
やっぱり自分はドアホだったんだろうか・・・。
それともラジコンレーサーは司法書士受験生よりも気合いの入り方がすさまじいのだろうか??
どっちも「受付に間に合えばいいじゃん」「場所を有利にしたれけば早めに行けばぁ〜?」
という意味ではイコールコンディションなはずなんだけど・・・。

自分の結論: やっぱり司法書士よりもタミヤ世界戦の代表取るほうが大変だと思う。

とは言っても今年一発で受かるのはとて〜も大きなチャレンジですが。
そりゃラジコン始めて1年で世界戦の代表権ゲットしろって言ってるようなもんだからね。
しかもクラス分けなんてないから。初心者でもGT-1クラスですから。
ただし設定タイム(合格点)をクリアすれば全員代表ね、みたいな。
その設定値がめちゃくちゃ高いんですけど・・・。

7時半になると、早出の職員さんが廊下にテーブルなどを並べ始めて、それらしい場が出来上が
った。
しかし、まだ誰も来ない(笑)。

7時50分、ついに2番目の人がキタ〜〜〜!(嬉)
しかし! ナニ? 83歳のバァちゃん?? なぜ?
思いっきり頭を抱えてしまったのは言うまでもない。
こんな連中と試験を一緒に受けるんかぁ〜?

本人はやたら話好きらしく、誰もいない朝の法務局の廊下でデカい声でしゃべるしゃべる。
旧制大学の法学部を卒業したとか言っている。
でも司法書士試験には合格したことがないらしい(してりゃこんな時間に願書出しに来ないっ
て)。なぜ?
でもその割に自分は昔から区分所有法に関する訴訟のアドバイスやってたとか、平成11年度から
問題文の持ち帰りがOkになってどうたらとか、2次試験の時間配分がどうとか、やたら話の幅が
広い。頭は悪くないことは確かである。しゃべりだけを聞いてたら、とても83歳とは思えん。人
相も良いほうかな。しかしときどき、話が江戸時代とか、戦争中(しかも日清・日露とか)にな
るのがちょっと・・・。

住まいがこのへん(麹町周辺)らしいのと、「先祖代代このへんは〜」みたいな話の内容を総合
すると、どうも藩士の末裔ではなかろうか、というふうに勝手に理解した。でもって、なんちゃ
って司法書士みたいなことをモグリでやってて、仕事をリタイアした今も、ほとんど趣味として
毎年受験していると。ちなみに昨年も並んだらしい。「昨年はきた時にはもう何人も並んでて、
もっとずっと後ろだった」というから。

そんなこんなで次の1時間はあっという間に過ぎた。しかも、あんまり気持ちよくない状況で。
いくらワタクシが人の話を聞くのが好きだとは言っても、静かな廊下で(しかも役所の)
大声でしゃべり続ける年寄りの聞き役を1人で1時間こなすのは、ツラかった・・・(爆)。
ちなみに「第3の人」は8時5分に来た。その次は8時10分くらいだったかな・・・。
その間にもおばぁちゃんはしゃべり続けた・・・。

昨年はたくさん並んだので予定を繰り上げて8時半頃からスタートしたそうだが
今年は9時からのスタートを守るらしい。
8時50分頃にはエレベーターホールまで列が伸びて、10人余りが並んだ。
みんな手に手に問題集を持って、「勉強してます〜」ってナリをしている。
  #もちろん自分もムダに過ごしたくなかったので勉強するツモリだったけれど
  #講義テープをヘッドホンで聞いてる予定だったのが、例のバァちゃんにつかまったせいで
  #封じられてしまい・・・。その間も他の受験生は黙々と勉強している・・・。
  #そういえば、おバァちゃん以外の女性はいなかったな。みーんな男。
  #こういうアホというか、無意味な行動を起こすのはやっぱ男だけか、ハァ〜〜。。。
その中には、同じ予備校で授業が終わるたびに毎回講師に質問しまくっていた
かなり気合い入ってる優秀な受講生のオジさんもいた。
こんな時に限ってあんなスゴい人(素直な意味で)に先んじていいんだろうか、
こんな劣等生が・・・(苦笑)。

そして、9時。

  「では、これから受付を始めます」

そして「ガッチャン」と連番がワタクシの受験票に打刻された。もちろん「1番」である。
ポールポジション!
こんなにも恥ずかしい「受験番号1番」があっていいのだろうか?
しかもここは東京法務局だぞ・・・。恐れ多くも司法試験の次に難関とされる試験だぞ。
3000人以上の受験者数が予想される東京会場、オイラがそのポールポジションだなん
て・・・。
ギャグ以外の何物でもないじゃんかよぅ〜(苦笑)。
なんか、ハメられたような気がした(誰のせいでもないんですけど)。
あとで先生に文句言いに行ってやろう。
講義も全部終わって、先生と会う機会もなくなっちゃったので、
単におしゃべりしたいだけなんだけど・・・(何じゃそりゃ)。

いや、受かりゃいいんですけどね受かりゃ。
しかし、受験番号1番の合格率って低いような気がするのは気のせいだろうか・・・。
(気合いと実力を総合した結果として、ですが)
なんかこの番号をもらってイッキに今年の合格可能性が遠のいたような気が・・・。
いやいや、最後までがんばらなければー!

まぁ、前と左隣に受験生が誰もいないことは保証されてるわけだから、
あとは右隣と後ろのヤツがこっちのペースをかく乱するような妙な人物でないことを祈ろう。

(注:選択式問題は1問でA4半分〜1ページにもなる問題文を2分半〜3分で解かないと
 いけないので、集中力が途切れると大変なことになるのです。
 試験は1次科目が2時間、2次は論述を入れて3時間。
 まさに6時間耐久レースを1人で走りつづけるみたいな感じです)

帰宅後、一連の話をしたら、ヨメさんのひと言
「受験番号で合否が変わるわけじゃないんだし、そのために徹夜するなんて、気合い入れる場所
間違ってるよ。ただのバカじゃん」だって。そんなの分かってるって・・・。
他の連中の気合いがどの程度か分かっただけでも収穫じゃん、と
かなりムリな解釈をしながら、残る日々を大事に過ごさなければと決意を新たにするのでした。

ちなみに試験日は7月4日(日)です。試験が終わったらちょうどEvo4の発売かな?
その前にグラベルハウンドの発売もあるし、8月に以前から約束してる演奏会もあるのでムリム
リで準備しなきゃだし。
試験終わったら終わったで大忙しであることには変わりなさそうです。

イラクに往く日本人ボランティアに思う
  2004/4/17 (土) 16:20:32 -   - No.1082145653
どうもここんとこ社会・政治ネタが多いですが、勘弁してください。
それだけ世の中とんでもない事件が多すぎる、ってことですね。

先週から日本を大騒ぎさせていたイラクでの日本人3名人質事件が
ようやく昨日解決されました。その前に2名が新たに誘拐されちゃったので
まだまだ問題山積みですが、ま、とりあえず3名については無事で何よりでした。

もともとこの3名の方々、イラクの困っている人々のためを思って、あるいは
イラクの現状をありのまま伝えたいという使命感を持って現地へ赴いたとのことで、
誘拐したって身代金も取りようがないし、政治目的で利用しようと思ったって
「イラクのために来た人々」なわけだから、そんなもん誘拐したって
イラク国民でさえ支持するわけもなく、「大義名分」が立たないことは当初から明らか。
案の定、聖職者が出てきた段階で立場なくなって諦めた格好になりました。
伝えられるところでは、東京都心でのデモを伝えるイラクのTV放送が、
デモ隊が掲げる垂れ幕に、アラビア語で「アラーは偉大なり」と書かれていた画面を映し、
それが犯人グループの目に止まって開放を決意したとか何とかいう話もあります。

まぁそういう要素も結構大事なポイントで、逆に小泉首相が
「テロリストには屈しない」なんて、犯人グループを勝手にテロリストと決め付けてしまった
ことが、後から聖職者グループに取材してみると「勝手な決め付けだ」と非難される始末
だったことからしても、お互い、疑心暗鬼ななかで、知らない相手のことを
「噂」や「思い込み」だけで判断することの怖さを改めて感じましたね。
戦争というのも、案外、そういう部分から始まってますよね。

情報化社会のなかでのface to faceの付き合いがいかに大事か、というのは
ビジネスや友人関係のみならず、国際関係においてもまったく同じ。
そういう意味では自衛隊にはもっと頑張ってもらって、
日本のことをもっとイラクの人々に知ってもらいたいし、
我々も日本に在住するイラク人にもっと関心を持って積極的に関わっていかないとね、
と思います。テロの準備してる不遜なヤツらは厳しくチェックしないとですが、
大多数の在日イラク人は、フセイン政権を逃れてきてた人たちなわけで、基本的に
親日意識が高いハズですものね。

ここまでの話はまぁそれでいいんですが、
今回の事件であきれ返ったのは、開放された3人が、帰国の意思を問われて
取材カメラに向かって吐いたコメント。

  「それでもイラク人が嫌いになれない」(から帰国したくない)

これにはさすがのワタクシも、コイズミなり慎太郎の発言を聞くまでもなく、
TVの前でブチ切れましたよ。おいおい、何バカ言ってんだよオマエ!ってね。

誘拐したヤツらとあなた方が世話してた人々が全く別次元の連中なことは誰だって承知。
好きになれとか嫌いになれとかという理由で帰国を強制してるわけじゃないでしょ!
あんたたちがイラクにいると税金が余計にムダ使いされちゃうんだよ、税金が!
これまでの1週間に永田町ばかりか、アメリカからチェイニーが飛んで来たりとかで
どれだけの臨時予算が使われたと思ってるのか?
ちなみに地方の人には分からないだろうから言っておきますがチェイニー来日時の
23区内の厳戒態勢はかなり大変なものだったようですよ。タクシーの運チャンが
「4.10前後の(フセイン政権崩壊1周年)テロ警戒態勢より交通規制がキツい」
と言ってましたからね。白バイがビュンビュン、パトロール要員も大量動員してたし。
  #あぁそうか、今考えてみると、春の交通安全週間なのに駅前で警官が誰も交通整理
  #やってなかったのも、そのせいか? 都心に応援に駆り出されたとか?

当然、外務省や首相官邸、各政党の役員、事務方は総出で24時間即応体制。
「昨日は仮眠室で2時間しか寝てない」そんな人々が永田町・霞ヶ関で続出。
まったくいい迷惑だ。
こうしたもろもろの税金や個人の時間の犠牲を全部肩代わりしろ、なんてことは言いません。
日本国民には、戸籍を登録して税金を納めるものの権利として、渡航先での身元の安全を
日本政府に保証してもらう権利がありますから。
パスポートを持っている人なら裏表紙の記載を誰でも見たことがあるでしょう。

  「日本国民である本旅券の所持人を通路故障なく旅行させ、かつ、
   同人に必要な保護扶助を与えられるよう、関係の諸官に要請する」

まさにこの文言に基づく日本政府の有事の全面的かつ無償の支援こそが、
海外での有事に際して「日本人で良かった」と思わしめる基礎であるし、
日本政府もまた、そうした国民の信頼に応えるために、1人の命も失われることのないよう
国民の血税をありったけ投じて、「公僕」たる役人を総動員して全力を尽くす、
そうした相互の権利義務に基づく信頼関係にあるわけです。

ひるがえって、先の発言。
 「何ですかそれ? あんたら日本人やめなさいよ、さんざん迷惑かけたうえで詫びもなく
  まだそんなこと言うなら。付き合いきれんわ」
被害者家族との面会を当初から拒む小泉首相の、口には出せない本音ではないでしょうか。
少なくとも自分ならそう感じますよ。
渡航自粛勧告の出ている国に飛び込んで、政府を巻き込んだ迷惑をかけておいて
費用負担の賠償責任も果たせるわけじゃなく、
開口一番、反省やお詫びの言葉すら出てこないなんて。
人の道から思いっきり外れてるじゃないですか。
「単なるワガママ」と非難されてもしょうがないぞ。
 #もっとも、TVニュースで開放第一報としてモスク内で撮影された映像は、
 #日本で流れることを本人が想定してなかっ可能性が高いし、
 #翌日の新聞報道では面会した逢沢一郎・外務副大臣に対して
 #「心配をかけました」「多くの方にご迷惑をおかけしました」と語ったそうなので
 #一応、そういう気持ちはあるのね、と安心しましたけれど

「日本政府に助けを乞うた覚えはない」という反論もあるでしょう。それは正しい。
日本政府は立場上の責任を果たしただけで、頼まれたわけではないから。
 #だから、日本政府は、民間鉄道が飛び込み自殺者の家族に賠償請求するみたいな、
 #今回の対策でかかった費用を求償するようなマネはしないでしょう。
 #救急車がタダなのと似たようなもんだ。
しかしね、政府のおかげで命が助かったのと違うか?
政府が出てこなかったら、今ごろユーフラテス川でバラバラになって浮いてたかも知れないぞ。
それについては何か感謝すべきことがあるのではないのか?

言動の自由があるといったって、「イラクに残りたい」なんて無責任発言は許されませんよ。
今回の費用を負担した全国の国民に対してのケジメをつけるためにも、
一度帰国しなきゃダメじゃないか。そのうえでまたイラクに行きたいなら結構。
見上げた根性はそれなりに尊敬しますよ。
でもね、その時は「勘当息子」と同じ扱いを覚悟してください。
やり遂げるまで二度と家(国)に戻ってきちゃいけない。国の助けも求めちゃいけない。
日本政府に迷惑かけないように、自ら国籍返上するくらいの覚悟がなきゃ。

要するに、渡航自粛勧告の出ている国に自らの自由意思で赴く、というのは
「傭兵」として赴くのと同じなんですよ。
戦地で死んでも「あ、そうなの」で終わる、みたいな。
腕が飛んでも、足がちぎれても、目が潰れても、誰も助けてくれない。
アフガニスタンでも、湾岸戦争でも、そして今回のイラクでも、日本人の傭兵が何人か
活動しているようで、昨年、雑誌のインタビューに出てたのを読んだことがあるけれど、
彼らも、ギャラよりも「義憤」で動くという意味では、今回のボランティアと同じだよね。
違うのは、「国」を捨ててるかどうか、というところ。
傭兵連中はそもそも国なんてアテにしていない。
というか、国が出てきちゃうとかえって自分がヤバくなるしね。

そういう意味では、イラクに赴くボランティアやフリージャーナリストはお気楽過ぎるよね。
意識としては傭兵と同レベルで覚悟してなきゃいけないのに。
やろうとしていることは崇高だし尊敬に値するけれども、
それならそれで勝手にやっていいから、少なくとも家族や国に迷惑かけないように
尊敬に値する方法論も備えてよね、と言いたい。困ったときは都合よく親(国)頼み、なんて。
「制度」がそうなってるんだから、本人が助けを期待してたかどうかは言い訳にならない。
その辺の思慮不足は猛省して欲しい。

まぁ、できればイラクで日本人ボランティアが殺されて市中引き回されたり、吊るされたり、
バラバラにされるというニュースは将来見たくないです。現在は法的拘束力のない
「渡航禁止命令」を法制化しようという議員有志の気持ちも分からなくはないな。

いいかげんにしろ文春!
  2004/4/17 (土) 16:50:24 -   - No.1080065002
「田中真紀子の長女」の個人的問題に関する記事がプライバシー権の侵害にあたるとして
「週刊文春」が当該記事を掲載した号の発売につき東京地裁から事前差し止めの仮処分を
受けた問題については、「書く側」と「書かれる側」の意見が真っ二つに割れている。

立場で意見が割れるのは当然なことなので、ことさらとやかく言う意味もないけれど、
あきれるのは、「文春」の身内である出版社サイドの対応だ。

日本雑誌協会(加盟92社)は、最初の仮処分が出た際
「出版・報道の自由を圧殺する事前規制であり、事実上の検閲である」
という声明を発表したそうだ。
果たしてそんなことでいいのか!? いいわけがない。
協会の自浄能力のなさを露呈する行動を許してなるものか。
これって、娘(文春)が親(協会)の目の前で公然と売春(違法行為)してるようなモンだよ。
日本雑誌協会は売春宿の女将になり下がってしまった。
 #もともとそうだったのかも知れないが、まあ名誉を考えて
 #今回の件で「成り下がった」ことにしておこう。
まさに「事なかれ主義」日本社会の恥部を露呈した、という感じ。「恥を知れ!」と言いたい。

今回、問題とされたのは、あくまで「田中真紀子の長女」であって、
政治家である田中真紀子自身ではない。
文春側は、抗弁の中で「長女は、二代に渡り続いた大物政治家の家に生まれ、
 常に政治家となる可能性を秘めているから準公人である」
という理屈を展開したそうだ。
3月19日(金)の東京地裁による再審査で出版禁止命令が正式に認可された
(仮処分から本処分への移行)ことを知り、
こんなナンセンスな理屈に乗じるほど裁判官もバカではなかったことが分かり、ホッとした。 
   (後日談:その後、東京高裁での抗告審で命令取り消しの審判が下りました。
    問題個所にスミ塗って残部を売り出すか、みたいな報道も一部でありましたが
    結局、残部は再発売されることはなく、「賞味期限切れ」を過ぎた時点での審判だけに
    文春側とのバランスを取って「丸く治めよう」としたのでしょう。
    「訴えの利益がなくなった」ということで真紀子長女側も最高裁への特別抗告はせず、
    損害賠償請求に切り替えましたが、それが王道だと私も思います)

考えてみてください。田中真紀子長女はまだ選挙活動も秘書の仕事もしていないのです。
今回のようなゴシップではなく、ちゃんとした政治がらみの報道やニュースで
話題になったことなんて、ないじゃないですか。
政治家なんて大変だから、自分は器じゃないと思ったら、
とっとと結婚して、ただの専業主婦になっちゃうかも知れない。

真紀子長女の政治活動との関連性については、
当初、私も情報不足で真紀子長女の主張を信じるしかなく、
イマイチ「100%無関係」という確信はなかったけれども、
結局、文春側からこれといった裏付け証拠も出ずじまいで、
19日の東京地裁決定でも、「政治家の家系でも、政治と無縁の生活を終える場合も少なくない」
と「文春」の主張を一蹴したことからすると、まさに、我が意を得たりという感じです。

今回の「文春」の最大のチョンボは、真紀子長女が「準公人」たる証拠として
政治活動への関与を立証するような情報を提出できなかったことでしょう。
そりゃ、証拠もないのに「準公人だ」なんて主張するほうに無理がありますよ。
逆に、ちゃんとそうした証拠があれば、私だって誰だって「準公人」という主張に
納得してたでしょうに。

政治家に向けての準備行動を取っている形跡があり、それを「文春」が立証していたなら
「準公人」という主張も理解できるけれども、そんな証拠もない状況で、
「将来立候補するかも知れないから」などという、漠然とした理由で準公人扱いされたら
それこそ、マスコミが面白おかしく書きたい著名人はみんな
「参議院比例代表区の選挙に出ることが予想されるから」などと理由付けられて
「準公人だ」なんて拡大解釈がまかり通ってしまうではないですか!
それこそ、例えば、アテネに行きそびれてどこかの政党が参院選の票稼ぎに担ぎ出そうとしてる
高橋尚子選手なんて、最たるターゲットではないですか。
「将来政治家になることが予想される」からって、まだ立候補もしてないのに、
たとえ有名スポーツ選手とはいえ、一個人が公共の利益にもならないような私生活の情報を
1から10まで暴かれていいんでしょうか?
それこそ「週刊*性」とか「女性セ*ン」とかの格好の餌食じゃん。
今でも十分、下世話な記事ばっかなのに。

さらに言えば、一般市民だって、
「いや、アナタ、こんど市議選に立候補する「かも知れない」じゃないですか!」とかいう
理屈にもならない屁理屈こねられて、好き勝手に報道されていいことになってしまう。
そんな道理を通せ、というほうが間違っていると思いませんか?
「将来立候補しそうな人なら政治活動してなくても準公人」という理屈には、
そういうマスコミの都合のいい拡大解釈の危険性をはらんでいるのです。
そんなもん、許していいわけ、ないじゃんか! 少なくともオイラは許さんよ。絶対に。
事前抑制(検閲)はいけない、と主張するなら、その権利に対する義務として、
出版業界は自らの手で、こんな野放図な主張をするメンバーを戒めるべきなのです。

もともと、日本の雑誌、とくに大衆週刊誌は、
あまりにプライバシー保護に無頓着過ぎたんですよ。
このくらいキツいお灸を据えられても、まだ目が覚めないとしたら、どうしようもないね。
不良債権処理が進まずに「退場」を強いられたどこかの銀行とおんなじ。
消えてもらうしかないね。
売れりゃいい、と思ってよく考えもせずに何でもかんでも人の醜聞載せるんじゃなくて、
もうちょっと報道される人の迷惑を考えて節度を持って書きなよね、ってことでしょう。
今の調子で記事書いてたら、毎週、どこかの雑誌で出版差し止め仮処分命令が出そうですが、
それでどこかの雑誌社が潰れたとしても、いいんじゃないでしょうかその程度の痛みは。
 (後日談:今回の騒動以来、毎週毎週、文春に同誌を援護する寄稿を掲載しつづけている
   広瀬隆氏の精神構造がまったく理解できません。誰かに踊らされてるのか?
   高校生時代にはよく彼の本を読んでたんだけどなぁ。
   結局、朝*新聞並みの薄っぺらな社会正義観に立脚した表現者に過ぎなかったのか?)

別に、今回の決定がもとで、何でもかんでもプライバシー権をふりかざされる、
とかいうことにはならないでしょう。
そもそも「公人」の報道には今までだってプライバシー規制はなかったんだから、
政治家と公務員だけ追っかけて、偽りのない「真実」だけまじめに書いてりゃ、
今までどおり何を書いても、文句言われるわけがないのです(苦笑)。
それこそ、公人に関する真実の報道で文句言われたら、表現の自由の大変な侵害です。
取材で手抜きしてウソっぱち書いたり、私人を相手にするからこそプライバシーや名誉毀損の
問題になるんだから、書く側が手間を惜しまず、襟を正せばいいだけの話なんですよ。
それが証拠に、今回の件で血相変えて声明文発表してる雑誌って、みんな
芸能ゴシップとか中綴じエロ記事とかで部数稼いでる低俗な週刊誌ばっかじゃないですか。
(まぁそういう低俗な雑誌がなくなるのも寂しいか<失笑>)

別に私は特定の出版社と利害関係はないし、恨みとかもないけど、
日本の大衆雑誌のプライバシー無視の低俗さ加減には長年辟易していたので
この事件が日本のマスコミ「健全化」のきっかけになることを強く願う次第です。
と同時に、この事件の一端は雑誌を買う側にも責任があると思います。
今回「文春」は結局のところ約70万部が出回ったそうです。
ということは70万人とは言わずとも、数十万人は購入したわけですね。野次馬根性で。

そういう猥雑な雑誌を買う人がいるから、編集者が調子に乗って、
編集がエスカレートしちゃうんですよ。
本来なら、読者のほうから「文春」不買運動起こすとか、プライバシー保護を訴えるデモを
起こすとか、社会活動団体などからも抗議行動があってしかるべき。
しかしそうした運動はまるで聞かない。自分が知らないだけならゴメンナサイですが。
その意識レベルの低さが悲しいよなぁ日本人。オイラも一応日本国籍だけどさ。
諸外国の目から見たら、あまりの恥ずかしさに切腹モンだよ。サムライの国が聞いてあきれる。

今週の「馬脚」
  2004/2/10 (火) 15:15:44 - - No.1074832715
学歴詐称「疑惑」が指摘され「説明責任を果たす」と渡米した民主党の古賀潤一郎衆院議員。
ニュースを見る時間に家に帰れないもんで、全然知りませんでしたが、
本日の日経新聞によると、ペパーダイン大学とかいうのだけじゃなくて、
UCLA(カリフォルニア大ロサンゼルス校)まで「選挙公報に載せてた」んだって。
で、笑えるのが、

  これについて同氏(古賀氏)は同党(民主党)幹部に対し、「本来なら
  加州立大ロサンゼルス校の略称である「CSULA」と書くべきところを「UCLA」と
  誤ってしまった。ただの勘違いだ」などと伝えてきたという」

だって。おいおい、選挙公報だぞー、選挙で使う自分の「名刺」じゃないか!
そこに間違いがあって選挙終わるまで事務所の連中含めて誰も気が付かないなんて、
許されるわけないじゃんか!! 一般的に言って詐欺だよサギ。
「私は**の資格もってます」とか言いいながら
持ってもいない資格を書いた名刺渡して商売してるようなもんじゃん。
たとえ、名刺には刷り込まないような資格や経歴であっても、
例えば、証券マンや銀行マンが入社して外務員資格取る前に営業活動したら
法令違反でクビだよ。普通はその社員よりも会社のほうがヤバくなるからヤラせないけど。
どうも民主党はそうではないらしい。公職選挙法違反した政党をいちいち潰してたら
日本から政党がなくなっちゃうからかな? アッハッハ〜(笑うしかないね)

でも、経歴詐称による公職選挙法違反は、そんなに昔でない過去にも禁固刑の実刑判決が出て
いるほど重犯罪なのです。そりゃ、その経歴を信じて投票した人のことを考えたら当然ですよ。
http://www1.plala.or.jp/kunibou/yomoyama/keireki.html
アホだな〜古賀。
本人はうまくゴマかしてるツモリだけどしっかり馬脚を表しちゃったね、って感じで。
経歴に関する「ただの勘違い」は議員にあっては「犯罪」だってことが分かってない。

「何でもいいからカッコ良さそうなのを経歴に入れとけ」みたいなノリが透けて見える。
1996年に立候補して99年に問題となった野村沙知代のことがあってこのザマだ。
ペパーダイン大学なんてもうどうでもいいこと。
自分の出身大学を「ただの勘違いだ」でどうにでもすり替えられると考えている
その発言だけとっても、十分に議員辞職に値する背信行為と考えるのは自分だけ?
これまでこの件については、別にどこの政党の肩持つツモリもないし
「なんでそんなことにコダわってるのみんな?」とあまり取り合ってなかったけれど、
今日の記事で、自分のスタンスはハッキリしましたね。
ペパーダインなんてどーでもいいから、さっさとアメリカから戻って議員辞めなさい。

あっ、するってーと同選挙区のエロジジィ山拓が「復活」するのかぁ?
うーんこんなビミョ〜なことがあっていいのだろうか。。。

おかげさまで75万Hit
  2003/12/2 (火) 17:05:41 - - No.1070352341
昨日12月1日にカウンター設置以来の累計75万ヒットを達成しました。
サイトオープン以来では概算約78万、ということになります。
夏場の予想では12月末ギリギリを見込んでいましたが、
秋口からググッとアクセス数が伸びて毎日700〜800台をキープしています。
今年のタミヤ世界戦中は1日のヒット数でも昨年の最高記録を8割オーバーの
2678件(11/24)という未曾有の大ヒットを記録。
イッキに75万に達してしまいました。
これもひとえに皆様のご支持のおかげです。ありがとうございます。

先月のタミヤ世界戦でのことですが、会場についたとたん、見ず知らずの代表選手の方から
「ふぇら〜り伊藤さんですよね?」と声をかけられ、ビックリ。
意識して、ほとんど顔出してないハズなのに、チラっとビデオに出てるくらいで
しっかり覚えてくださっている熱心なRCファンの方に頭が下がる思いでした。
そういう方々と直接言葉を交わし、現実の世界でお互いの理解を深めることが
よりよいサイト運営にも役立つと思っていますので、これからも、なかなか忙しいんですが
時間を見つけて、RCTファンの方々との「コミュニケーション」を大切にしていきたいですね。

この調子でいくと、2004年末にはオープン7年目にして100万Hitの金字塔に
いよいよ到達しそうです。わずか13ヶ月後ですが、この間、個人的にもサイト的にも
はたまたRC業界的にも、いろんなことが起こりそうでワクワクすると同時にすごい負担で
途方に暮れそうになってしまいます。まあ取りあえずは場当たり的にこなしていくしかないので
これまで通り、流れにまかせて取り組んでいきますが、こんなんじゃイケない、とは
いつも思っています。

2004年の抱負を語るにはいささか早い時期ですが、
来年はRC的にはもう1年我慢の年、ということで、一刻も早くRC三昧の生活を取り戻せるよう
頑張りながらRCファンの役に立つサイトとしての機能とコンテンツを維持していきたいと
いうのが率直な希望です。これから来年の7月上旬の試験本番まで、毎日のように予備校へ通う
日々となり、寝ても覚めて法律と登記のことばっか考えてるような生活をしないと
合格なんておぼつかないのに、日々サイト運営に使っている時間がなかなか減らせない、
そんなジレンマに苦しんでいます。昨日も登記申請書を作成する筆記問題の演習をやりましたが
案の条ボロボロ。1問やると忘れた論点が10個くらい出てくる感じで、あと7ヶ月で本当に
周りの何十人もの人たちを差し置いて受かる実力がつくんだろうか?と意気消沈です。
まあ、今の段階では受験生はみな似たり寄ったりなはずなので、
くじけずにやり切るしかないですね。あきらめたら負け、というのはレースも受験も同じかな。

Red Herring
  2003/9/30 (火) 12:44:47 - - No.1064893317
(添付1) 1064893317.1.gif
"Red Herring(文字通り直訳すると「ニシンの燻製(くんせい)」)"といえば、
ハイテク関係に従事する人なら常識だろうというアメリカの有名な雑誌を思い浮かべますが
http://www.redherring.com/

実は、本場アメリカの証券用語で、
「SEC(証券取引委員会)が上場目論見書を正式に受理する前に、同じ資料を先に一般公開する
こと」という意味もあるんだって。知らなかった!
http://www.equitrend.com/glossarydesc.aspx?termid=3251&name=Red+Herring

燻製ニシン→「もう出来上がっていつでも食える」
という意から転じたのですかね。
受理を前提に自信を持って先行公開しちゃう、ということですからね。
なんでほとんど魚なんて食わないアメリカなのに
「ビーフジャーキー」じゃなくてニシンなんだ!? とは突っ込まないでください。
もしかしてイギリスないし北欧由来の表現なのかしら・・・。

実はコレ、さっきお仕事でこんな会社の近況報告を読んでいて出てきた表現です。
http://www.cvge.com/
あと5年もすれば、心不全が3大疾病から消えるだろう、という夢のような、
でもその夢を現実にしようとしつつあるとんでもないベンチャー企業です。
来年3月の目標でアメリカNASDAQ市場へ登録しようと準備しています。
興味があったら、今のうちにネット証券会社で米国株取引の口座作って待っててください。
10年に1社あるかないかの伝説的な大会社に化ける可能性は大いにあると思いますよ。

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