ふぇら〜り伊藤コラム

当コラムは、RCT代表であるふぇら〜り伊藤によるざっくばらんな随筆です。
「賛否両論が起きて当然」「ぜんぜんRCと関係なさそうに見える」話題をあえて積極的に取り上げます。
お気に召さない方は、お願いですから読まないでください。気分を害されるのは本意ではありません。
お読みくださった方が、RCだけでは得られない何かを、このコラムから見い出してくだされば本望です。
なお、当コラムに関するご意見はこちらよりお願いします。
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え〜マジか?
  2014/8/26 (火) 18:59:14 - - No.1409047154
(添付1) 1409047154.1.jpg
このところ、にわかにサイトのメンテナンスに精を出しちゃってるわけですが、
実のところ、エンルート調布店をやり始めた2009年10月以降、RCTとしての活動は
事実上、一時休止状態になってしまって、2011年2月(大震災のひと月前!)に
お店を閉めた後から、まるまる3年あまりも放置してたんですよね、実態としては。

なので、この間、コンテンツの新ネタがあったわけでもないし、
2012年11月にrct.ne.jpドメインの登録更新をやめたり、
その前後からrct-tv.comの自動リンクがおかしくなったりで、
コンテンツや画像のリンクも切れまくっていて、もう〜どうにも
ひっちゃかめっちゃかだったのに、
サーバのアクセス記録をみて、あらびっくり
この1年間、コンスタントに毎月2万件以上のアクセスがあると。
ページビューだって毎月平均20万弱だって。ホンマかいな?
いやいやいやいや、いくら検索エンジンのロボットだってそんなに見ないって・・・。

この統計が本当なら、ただただ皆様に感謝です。
この調子でいくと、年内にトップページのカウンターは300万を超えそうですね。
久しぶりに何かプレゼント企画でもやろうかな?
ネタはいろいろありますんで・・・。

「日本語の乱れ」と科学教育
  2014/8/22 (金) 20:45:24 - - No.1408705918
ちょっとタイミングを外してしまったけれど、
先日も日経新聞の、経済人とか学者とか「偉い人」に書いてもらうコラムで
どこかの文学部の教授だったか、日本語関係の結構偉い先生とされる方が
「最近、『全然』を肯定文中で使うのが目に余るが、あれはおかしい」と
真顔で述べておられていたのを見かけて
「あぁコイツもか」と思わず顔をしかめてしまった。
日本を代表するような日本語研究者にして、夏目漱石も読んだことないのか、と。

私が高校生のころ読んだ漱石は、このような表現を普通に書いていた。
今読める漱石も同じだし、明治時代に読まれていたのも同じだったはずだ。

曰く、
----------------------
人間の用うる国語は全然模傚主義(もこうしゅぎ)で伝習するものである。
(吾輩は猫である)

「先生私はその説には全然反対です」と東風君はこの時思い切った調子でぴたりと平手
で膝頭を叩いた。
(吾輩は猫である)

一体生徒が全然悪るいです。どうしても詫(あや)まらせなくっちゃ、癖になります。
退校さしても構いません。
(坊っちゃん)

私は教頭及びその他諸君のお説には全然不同意であります。
(坊っちゃん)

おれは、や、来たなと思う途端に、うらなり君の事は全然忘れて、若い女の方ばかり見
ていた。
(坊っちゃん)

--------------
高校生の時、肯定文中で「全然」を使っている漱石に触れて
「えー昔はアリだったのか」と思ったものだ。

さて日本語学者はこの事実をどう説明するのか?

当時の「坊っちゃん」や「猫」といえば、朝日新聞か何かの連載小説だったはずで、
これが日本中で読まれたのだ。
果たして当時、漱石を読んで「日本語の乱れ」を嘆いた人がいたのだろうか?

要は、この問題は、浅学な「なんちゃって学者」が何の事例研究もなしに
感覚的に(つまり非科学的に)「乱れ」と認定しているに過ぎないわけだ。
100年前からある言い回しが、なぜ「最近の言葉の乱れ」と言えるのか?
何か統計でも取って言っているのか? とてもそうは思えない。

------------------
似たような話として、日本人の「ドラッカー好き」も挙げておく。
ドラッカーは私も大好きな経営論の大家であり、
日本人のビジネスマンなら常識とも言えそうな著作を多数残しているが、実は、
欧米では、大学の経済学部や大学院のMBAコースなどで取り上げられることは一切ない。

なぜか?
ドラッカーの著作は、精神論を述べているのであって、科学でないからだ。
「学問」というのはサイエンスでなければならない、というのが
欧米の大学教育の大前提である。
サイエンスというのは、「反証可能性」を備えている必要がある。
つまり、データに裏付けられていないといけない、というわけだ。
「自分はこう思う」というだけでは、宗教であって反証しようがないからだ。
そんなわけで、欧米の経営学ではデータ分析に基づく経営者や企業、従業員の行動分析
が主なテーマになっている。
そこには、ドラッカーの入り込む余地はない。あれは宗教だから。

------------------

ひるがえって、日本語の乱れ。
日本語審議会のような文科省の諮問機関ならば、ある程度統計的なデータ取りも行って
いるはずだが、
およそ一般的なコメントとして、統計に基づく客観的な結論として
「この言い回しはおかしい」みたいな話になることはまずあり得ない。

そりゃそうだ。

コミュニケーションというのは、そういう統計的に割り切れるものではないからだ。
AとBがいて、そこに特定の言葉が、特定の意味をもって伝達される時、
その言葉が部外者のCに対しては別の意味であったとしても、AとBの間では
関係ない、というのがコミュニケーションの本質だ。
要するに、「当事者間で通じればいい」のであって、
統計が意味をなす世界ではないのだ。
だから、意味論は科学には最もなじまない領域である、とも言える。
(切り口次第だけど)
だから宗教的な発言を「偉い先生」がしてしまったりするのだろう。
自分がサイエンスを推進する立場の人間なのに、という自覚もなく。
情けないけれども、これが日本の大学教育の実情である。昔からそう。
理研のリケジョを生み出した背景も、そんなところにある。

閑話休題。
「肯定文中の『全然』」が見受けられる漱石の有名な小説の数々は、
「最近の日本語の乱れ」という風説に対する強烈な「反証」として
昔から学者に問い質してみたいテーマだったのだが、
大学在学中からずっとこの問いを投げかけそこねて今に至っている。
しかもこの間、誰もこのような質問を投げた人が見当たらないので、
世の中、みんな文学作品をちゃんと読み込んでるヤツはもういないんじゃないのか?
とも思ってしまってるくらいだ。
そもそも、今や学校教科書には「坊っちゃん」やら「猫」は
採用されなくなってしまったのだろうか?
「文豪」と称され、日本を代表する作家たる夏目漱石も知らない日本人なんて・・・。
そういえば、1000円札ももう10年前から野口英世だしなぁ・・・
http://matome.naver.jp/odai/2133498493901597301

というわけで、死ぬまでに何人かの日本語教育関係者に問いただしてみたい。
このコラムを間違えて読んだアナタも、ぜひこの運動に参画して頂きたい(笑)。

投稿サイトと著作権
  2014/8/15 (金) 00:08:50 - - No.1408028930
http://news.infoseek.co.jp/article/sankein_sk220140814109

テレ朝動画投稿サイト、炎上→閉鎖 「謝礼なし」「局が自由に改変」- 産経新聞
(2014年8月14日07時59分)

■「問題発生時は投稿者が賠償」

テレビ朝日が開設した動画投稿サイトで、「投稿作品は自由に編集・改変して番組で放
映するが、問題が発生した場合の賠償責任は投稿者が負う」との利用規約を設定し、イ
ンターネット上で批判が殺到したため、直後に閉鎖していたことが13日、分かった。

問題となったのは視聴者が撮影したスクープ、ハプニング映像などを投稿するサイト
「みんながカメラマン」。11日に開設されたばかりだった。

同サイトは利用規約で、投稿者について謝礼などはなく、著作者としての権利も行使で
きないと規定。さらに、番組放送などで利用するためテレ朝側が「自由に編集・改変で
きる」とした。一方で、動画放映で苦情を受けた場合などには「テレビ朝日からの要求
に従い、投稿者の責任と費用において解決する」と定めていたため、「投稿を利用する
立場なのに、一方的に責任を押しつけている」との批判がネット上で殺到した。

テレ朝は12日に利用規約を削除し、サイトを閉鎖。同社広報部は「一部に誤解を招く
表現があった。規約の改訂が終わり次第、サイトを再開する」と説明している。

------------------------

RCTもBBSの投稿には「著作権はRCTに帰属します」と謳っていますが、
これは責任の所在が掲載者であるRCTにあることを明確にし、
投稿者の責任を限定(免除)するため。
投稿者に責任だけ押し返すなんて、考えてもみなかったです。
そもそもそんなこと考えても、実効性ないでしょ普通・・・。
名誉棄損の損害賠償とか? そんなもん誰が払うか!
どんだけバカなのか、テレ朝。

「局が勝手に改変」というのも、言い方の問題。
放送するのに無修正なんて、あり得ないでしょ普通。
「放送に採用される場合は編集が入る可能性があります」、くらいにしとけばいいの
に。

募集のセンスが悪すぎる。
こういうのはハイセンスなところに良質の投稿が集まるもの。
そこから考え直した方がいいでしょうね。
まぁこんなところでホザいてても、届かないでしょうけどね。

マスコミの投稿サイト使うなんて、しょせんは虚栄心か野心あふれる人種の考えるこ
と。
なら、「おいしい所取り」を狙っている企業側も、
それに乗っかろうとしたけど思惑が外れたから騒いでいる側も
同じ穴のムジナなんじゃなかろうか。

イマドキ、純粋に投稿したければYouTubeかUstreamあたりでしょ(あと、ニコ動?)
自前のサーバやファイルシェアのクラウドサービスにアップする、っていうのだってア
リなわけだし・・・。

あれから、もう32年か・・・
  2014/2/14 (金) 18:37:09 - - No.1392370629
(添付1) 1392370629.1.jpg
昭和57(1982)年7月25日は、朝から霧雨がまばらに降る、寒い日でした。
当時、高校1年生だった自分(まだ、「ふぇら〜り」伊藤ではない)は、
受験勉強に専念するため、一時レース活動を休止することとし、
その総括の場として、聖地・タミヤサーキットで開催される
第18回タミヤグランプリに焦点を定めて、
高校入学以来の3ヶ月間を
当時のタミグラレギュを最大限に解釈した専用F2シャーシの開発と
サポートカテゴリとして開催されたB2Bサイドカークラスの準備にあて、
満を持して単身、新幹線で静岡に乗り込んだのでした。
(その時のF2マシンは、「キット紹介」ページでご紹介しています。
 → http://www.rct.jp/contents/museum/ralt/

もちろんホテルの予約や宿泊も自分で。
当時としてはそれなりの冒険旅行だったような・・・。
現地の移動では、清水工場に勤める父の会社同僚の方に大変お世話になりました。
冒頭のとおり、当日は小雨でしたが、少雨なら決行という
当時のタミグラスタイルに助けられました(滝博士、ありがとう!)
タミヤサーキットは、当時のRCガイドブックの「四角いコース」をイメージしてたら、
あらら、三角になっていました。そう、できたてホヤホヤの現タミヤサーキットです。
 #初代タミヤサーキットは別の場所で、後で聞いたところ、
 #確か地主さんの都合か何かで1年くらいで閉鎖になっちゃったとか。
まだバギーコースも、売店も、サーキットハウスもなく、
オンロードコース以外は更地でした。
操縦台も今より簡素な造りで、高さも低かったのです。

路面は朝から夕方まで終始濡れていたので、メカの防水に加え、
スポンジタイヤのグルービングとか、これまでやったことのない追加工も
現場で、レース慣れしてる現地の選手の見よう見まねでやりました。
今考えると、レース用のモーター積んだ車にタイヤ付けて、
レース用のバッテリーでタイヤ回してカットしてたなんて・・・
(それじゃパワーダウンするわなorz)
もちろん追い充電なんて、充電器も電源も持ってなかったし
バッテリーも100回近く使い込んだようなスカタンしかなかったし
本数だけは4本あったけど。でもダブルエントリーだし(笑)
今考えると、よくアレで戦えたよなー、と。あまりに恐ろしい・・・。
雨で予選が1回だけになったのかな? そういうので助けられたかも。

そんなこんなの結果が、上の盾。
サイドカークラスは4位との激しいバトルの末、意地で3位に食い込みました。
フォーミュラクラス(F1・F2混走)のほうは、もっと良くて
2位!だったのですが
 #さすがに、あらゆる対応が後手なうえにズタボロ装備じゃあ、
 #優勝はムリだよね〜。でも、よく頑張った!
残念ながら、実家に保管してあったトロフィーを
1年くらい前に勝手に捨てられてしまい・・・。現存しませんorz
盾のほうが高そうに見えたのか、こっちだけ残っていたので、
先日、実家に帰った際に写真を撮ってきました。

ただ、フォーミュラクラスに関しては、表彰時の記録写真があるので、
それに関しては、また機会を改めて紹介したいと思っています。

当時は、タミヤ広報の対応はご多分に漏れず非常に素朴というか対応が丁寧で、
写真撮られた人が手紙とかで請求すれば、紙焼き(ポジ)を無償で送付して
くれたりしたのです。
そういう伝統は90年代まで続いていて、そういえば、1995年前後のTVレース
「タミヤRCカーグランプリ」に参加したときも、ビデオ請求したら
自分の出演回のサンプルVHSテープを送ってくれたりしました。
さすがに21世紀になってからは、ネットでダダ漏れしてることだし、
会社から画像やビデオを提供することはなくなったと思いますけどね。



あのレースから、もうすぐ32年が経とうとしています。
でも自分の中では、あの時の思い出が
タミヤグランプリの原体験として、今も強く焼き付いています。
 雨が降ってもラジコンレースはできること。
 日本中から集まる場で、自分の力を試せる幸せ。
 そして、財力と情報量における、田舎から参加した子供の競争力の限界。
 
 ウデだけじゃ、どうにもならないことがある・・・。

東京の大学に合格して、上京するにあたって、一度レース活動復活を模索した
ことはあったのですが、周辺にレースできる環境が見当たらず、断念。
住んだ場所が悪かった(のか?)。まぁレース前提で生活考えてなかったしね。

結局、レース活動を再開したのは10年後の1992年。社会人2年目でした。
あの「渋谷トップサーキット」のオープンを日経新聞の夕刊で読んで。
その日に会員になりました。会員番号は131。
マスコミ関係以外ではかなり若い番手だったそうです。
そこから、トップサーキットとの10年にわたる長い長い付き合いと
RCTの15年あまりにわたる長い長い長い活動が始まったのでした。

三鷹娘。の光と影
  2013/10/11 (金) 14:46:25 - - No.1381470385
こんなにも「表と裏」が食い違い過ぎる事件も珍しいので、自分の考えを書いてみる。
表題から言うまでもなく、
先日、東京は三鷹市(というか限りなく吉祥寺だけど)で起きた女子高生刺殺事件の
ことである。

原因や背景はどうあれ、将来ある1人の尊い命が奪われたことについては
誰しも残念に思うし、殺人なんてとうてい許されるものではないと思う。
被害者となった彼女には心からお悔やみ申し上げたい。


だけど。
だけどなのである。


この事件って、「表」で犯人のことを騒げば騒ぐほど、被害者やその親族など
関係者にとっては、どんどん「痛い話」になっていく、という矛盾をはらんでいる。
これはそのうち、犯人の裁判でも大問題となるだろう。
いや、既に警察では取り扱いに苦慮しているはずだ。


何のことを言っているかって?


コトここに至るまでに彼女がしでかしていた、トンデモ行動の数々が
ネット上で明るみになっている、ということだ。
具体的には、後に殺人犯となってしまうことになる「彼氏」のイチモツを
しゃぶりながら、「ムービー(撮ってる)でしょ?」とカメラ目線の笑顔を
振りまいている彼女の動画、とか。
(自分は見ていないが、会話の一部始終を書き起こした投稿があった)

写真については、一部見た。
他愛もないデート写真はいいとして、ヤリ玉に上がっていた
「自撮りヌード」やら「自撮り局部見せ写真」が実際にあるのを確認して
「こりゃダメだ」と思った。殺人事件とは無関係に大問題だ。

殺人については被害者ではあるけれども、
ストーキングやその背景となった恋愛のもつれについては、
彼女の側にもスキが相当あったとしか言いようがない。

いくら遠距離恋愛だって、あんな写真を自分で撮って送るか普通? あり得ない。
自分なら、相手のも絶対に撮らないし、自分も撮らせない。
そこは、男女交際するうえでの最重要なマナーじゃなかろうか。
「それじゃ愛せない」とか言う相手なら、こちらから願い下げだ。
その時は「愛情と信頼の証」かも知れないが、いつ何時、それが
放たれたら必ず射抜かれる「サジタリウスの矢」になるかも知れないとは、
思い至らないのだろうか? 芸能界でも一般社会でも、
昔からそういう「失態」で落ちて行った人は枚挙にいとまがないではないか。
最近でこそ、AKB48の指原みたいに、あまり傷にならない人も出てきてはいるけれど、
それはそれでビミョーではないか?
「アイツならしょうがないか」的なコンセンサスって、ドウなんだか・・・。

古来より、「交際相手の秘密」は、自分の記憶の中にだけとどめておくべきものです
よ。
そこんとこを軽い気持ちで超えちゃうから、こうなる。
「注意一秒、ケガ一生」って言葉があるじゃないか。
別にこんなの、ネットの時代だから、ってことではない。大昔からある。
自分が中学生の時、通学路の途中に、高校生くらいの年頃の女の子(もちろん素人)の
全裸のポラロイド写真が落ちていて、衝撃(笑)を受けたことがある。
顔も大事なとこも隠してたけど、狭い田舎町だし、
本人知ってる人が見たら、容易に特定できちゃうよね。
そしたら町中の噂になってしまう。村八分とは言わないけど。相当恥ずかしい。
しっかし、何で路上にポトっと落ちてたんだろう???
ポラロイド(インスタント写真)だし、バラ撒くような代物ではなかったので、
単純に落とし物? でも何で落とす? 持ち主には「お宝」だったはずなのに。
今でも謎。
ちなみに、その拾った写真を最終的にどうしたのかは、全然覚えていない。
自分が持ち帰った覚えはないので、その場に捨て置いたのかも。
(だって、家に持って帰ったりしてバレたら大騒ぎになりそうだったし、
 当時はあんまり裸体に興味なかったし、被写体もちょっとお粗末だったし・・・)


閑話休題。
たぶん、三鷹の彼女は、生きていても相当酷い人生になっただろう。
少なくとも、芸能界でのキャリアはナイよね、と思った。
それでも、人生を悲観して自殺、ならともかく、
殺されるのは限りなく理不尽だと思うけれど・・・。

裁判でも、犯人の弁護側が、彼女のワキの甘さを強烈に突いてくることは明白だ。
だって、「物証」があるんだもん。
自撮り写真を他人に送った時点で、それが流出する可能性は予見できただろう、
なんて、真っ先に突かれちゃうよね。ビデオだってそう。
別れたらどう取り扱われるか分からないものをどうして撮影許したのか、って。
嫌がってる様子があったら別なんだけど、喜んで自ら進んでカメラに目線振ったり、
自分でカメラ持って撮ってるようじゃあねぇ・・・。撃沈でしょう。

一番かわいそうなのは、残された親族だ。
これほど裁判を行うこと自体に精神的苦痛を伴うケースは珍しいと思う。
(普通は、精神的苦痛を取り除くために裁判をするものなのに)
強いて言えば、離婚裁判とか、レイプ事件の陳述もそうかも知れないが、
何も負い目なんてないはずと信じていた身内がこんな「爆弾」を抱えていたことを
傍聴席の衆目にさらす恥ずかしさと「裏切られ感」は、
これ以上のものはないのではなかろうか。

自分が親なら、裁判始まる前から
「頼むから和解でいいから速攻で終わらせて!」
「(民事はやらずに)刑事裁判だけでいいから」とか言いそうだ。
自分の娘があんな困った事やらかしました、なんて
裁判の議事録に何度も書かれてたまるかよ、と思うのではなかろうか。
それでも刑事はやらないといけないので、
事実認定の陳述はマスコミの大注目となるだろう。
そして「こんなの表に出せない」となるだろう。心あるマスコミなら。
(女性セブンとか女性自身あたりは面白おかしく書きそうで気分悪いが)
親の恥さらしもいいところである。

警察にしても、今回もまたストーカー対応のまずさが指摘されているので
サッサと幕引きできるのは得策とばかりに、親族の意向に乗るのではなかろうか。

・・・というわけで、マスコミの大騒ぎとは裏腹に、裁判は粛々とあっさり終了、
となる気がしてならない。それはそれで、いいのではないかと思うけれど。
犯人の量刑さえ、適切な判断が下れば、いいのではないだろうか。

いやしかし、まさに「現実は小説より奇なり」だ。
誰かこの事件を下敷きに小説なりドラマ脚本を書きそうな・・・。
あんまりやって欲しくないけど・・・。
でも、書いたら売れるだろうな・・・。
こんなヒット確実なネタ、ないよね近年・・・。あ〜いかんいかん。

SQUAREって
  2013/9/12 (木) 13:38:11 - - No.1378960609
・・・と言っても、RCのサードパーティーの話ではありません。
既にGoogleではRCのサードパーティーさんよりも上位に表示されるようになってる
モバイル決済ソリューションの会社です。
日本でも2013年5月に三井住友カードと提携して営業を開始、
ものすごい勢いで増えてるそうです。

どうも今月に入ったあたりから、日経が「スクエア革命」とかって
さんざん言ってるものだから、「ドウよ?」とばかりに
ウェブサイトを覗いてみたのですが
http://www.squareup.com/jp

サイト覗いて5分後には、アカウントのサインアップをしてました(笑)
RCTウェブショップの決済にカードを導入するには、ベストですものね。
(いまは商品がほとんどありませんが・・・)
実は、10年くらい前からずっと探していたのです。
真のマイクロペイメントを実現できるカード決済サービスって、
ネットの時代になっても、なかなか登場しませんでしたが、
スマホが革命を起こした、と。
今後はNFC連動のカードリーダー機能とかが実装されて、
ICカードマネーにも対応していくことも当然考えているでしょう。

とにかく、こりゃ便利だ!
まず最大のインパクトを受けるのは、フリーマーケットでしょうね。
メール経由でレシートが発行できるんですよ!
カードも切れちゃうんですよ!
フリマでキャッシュレスの買い物ができるなんて!

大学祭なんかの露店も大活躍しそうです。
そういう意味では、お祭りの露店もそうですかね。
いやいや、タミヤのイベントで設置される仮設ショップなんかも
スマホさえあれば簡単にカード払いができるようになるんで、便利ですよね!
これはぜひタミヤにも使ってもらわねば!!

コレクターズローン?
  2013/8/22 (木) 16:53:58 - - No.1377157800
今日、珍しくフタバ産業のメールニュースをちゃんと読んで、
CDR-6000Lが気になったので(ACドック付き¥21,903ってフタバ的でないこなれた値付け
じゃんよ?)
ウェブサイトまで飛んで商品チェックしていたら、
サイトバナーに何やら気になる表示が・・・。
スルガ銀行の「RCコレクターズローン」だって。

静岡つながりでタミヤとも縁が深いし、ネット専業銀行並みにネットバンキングに
傾斜している(※1)銀行だからオタク親和性高いかも?とは言っても、
ラジコンローンって何じゃそりゃ? と思い、
スルガ銀行のサイトを覗いてみた。
http://www.surugabank.co.jp/reserved/landing/collectors/

タミヤとフタバがweb画像素材の提供をしているというが、それ以外にも多少は
コラボしているのだろう。さすがにお金が絡む提携まではしてないと思うけど・・・。

商品名としては「リザーブドプラン+カード」と言うらしい。
(↓商品説明書)
http://www.surugabank.co.jp/reserved/reserved_plan_plus/pdf/reservedplanplus.pd
f

要するに、フリープランの目的別ローン(目的別なのにフリーって何?w)と
カードローンをセットにしたものらしい。もう、何でもアリの無敵プランって感じ?
基本形は使途自由・繰り上げ返済OKのカードローンなのだろう、
金利設定と繰り上げ返済OKという条件からは、そう読める。
目的別ローンは使途が制限され、繰り上げ返済ダメな代わりに金利は低くなる)

融資使途の制限なしで、基本的には使途は動産だから、担保にはならない。
だから「RC向けだから金利が優遇される」なんてことは、あり得ない。
本当の目的別ローンではないので、金利は銀行系カードローン金利そのものだ。
(ここで言うカードローンとは、銀行系カードローンであって、
 消費者金融系の、融資枠が小さく金利が高いカードローンとは別の話です)

借りる側にとってのメリットが特にあるとは思えないんだけれど、
およそ一般の消費者は、融資についての知識が不足しているので
目に付いたものでしか判断できないとすると、
金融機関としては、「まずは露出すること」がマーケティング的に重要、
ということなのかも知れない。
昨今の銀行系ローンのテレビCMのすさまじい物量をみていると、そう思う。
広告露出が減ると売り上げが落ちる、という点では、
家庭用洗剤や生理用ナプキンとかと同レベルの競争をしているわけだ。

そういう点では、RCはマイナーホビーなので広告費は安いだろう。
露出に要するコストパフォーマンスは高いはずだ。

銀行としては、既存のカードローンを、「切り口」を変えて
さも目的別ローンのように見せかけて、
これまでリーチしたことのない顧客層にアプローチしようとしているのだろう。

確かに「ラジコン」というのは高額商品だし、ユーザーも高齢化しているし、
しかもヘビーユーザーは独身者が多いので、
ド貧困にあえぐ子持ち世帯に比べれば可処分所得も多いだろう。
いい目の付けどころかも知れない。
でもそれだけなら、契約する消費者にメリットはない。
まさか「RCやるヤツに悪人はイネェ」とか言って、
既にオーバーローン(借り過ぎ)な人に
さらに融資枠追加しちゃったり、してくれるのだろうか? 
いやいやいやいや、そんなの金融庁が許さんだろう・・・。
それともアレか?
都市銀行とは信用調査機関が別系統で、都銀の情報が流れてこなかったりして、
都銀の融資はズブズブでも地銀なら新規融資できるとか、あるのか?
(かつてはノンバンクと都銀とか、もっと昔は都銀同士でも、そういうことはあったけ
れど)

アプローチするユーザーからしてみれば、
消費者金融からはカネ借りたくない、でも銀行なら? って思うのかしら。
「他のローンとひとまとめにできます」というのも謳われているけれど、
これって要するに借り換えだから、「焼け太り」をお誘いしてるだけ。
そうして借金まみれの人を増やしていく。

国債利回りが急上昇したといっても10年物で1.8%しかない国なので、
銀行が集めた預金を運用するのに、国債買ってたんじゃあラチ開かない。
普通預金金利が事実上ゼロでも、利ざやが1.8%しか取れないと、限りなく赤字。
企業に貸しても倒産して貸し倒れるリスクが高い。
なら、取りっぱぐれが少なく金利が高い個人ローンは、オイシイ。
金利8%でも国債に投資した場合の4倍以上、利ざやがある、
ってことは、経費を控除後の利益として見れば、10倍以上は軽く儲かるわけで。
しかも貸し倒れも事実上かなり小さいとくれば・・・。

これがここ数年、銀行業績が絶好調な最大の理由なわけです。
90年代以降の銀行の不良債権問題の処理を進めるため、政策的に
消費者金融から普通銀行に消費者ローンの移転を促した結果が、現状なわけです。

同じカードローンの審査をするのに、
ノンバンク(消費者金融)だと所得証明の提出が必要で、
銀行だと要らない、というキテレツなルールが施行されてしまったのが
今から3、4年くらい前でしたっけ。
ノンバンクの「グレーゾーン金利」「利息過払い問題」が社会問題となり
利息制限法の改正などが集中的に行われた時のルール改正で、そうなったのです。

以来、ノンバンクは所得制限ルールが厳格に適用されて
融資枠が大幅に圧迫されることになってしまいました。
だって「年収の1/3以内」とか言われて、誰に300万も貸し出せますか?
年収600万でも200万が上限。他にローン組んでたらもっと減る。
いいとこ50万か100万しか貸せない。しかも金利も以前の半分とか大幅に制限された。
これでは経営として極めて効率悪い。
だからノンバンクはどんどん利益が出なくなってしまった。

そもそも、年収が800万とか1000万とかあったら、貯金もあるから借りないですよね?
所得がないから借りたいわけで。
金利8%で500万(銀行カードローン上限)も借りるような人、
この超低金利時代に存在するとしたら、よっぽどヤバい人しか、いないですよ。
個人会社の運転資金とか。ホントは融資ルール違反の使途なんだけど。

他方、銀行はというと、
「所得審査なし(ホントかよ!?)」といった怪しい宣伝までブチあげて
ガンガンと融資を集めている。
「民業圧迫」ならぬ「ノンバンク圧迫」だ。
誰もこれをおかしいとは言わないのはナゼ? 昔年の恨み? ザマアミロってか?
確かにノンバンクもかつてはアコギな商売やってたわけだけれど、
だからと言ってこんなあからさまなルール変更はナイのではなかろうか。
独占禁止法やら公正取引委員会はナニをやっているのか?
(まぁ、畑違いだし、金融庁やら財務省にタテ付いたりはしないか・・・)

もっとも、ノンバンクが対等な土俵で競争したいなら、
米国で08年のリーマンショック時に投資銀行がみんな普通銀行に転換してしまったよう

(普通銀行は預金保険が適用されることを狙ったもの)
ノンバンクがみんな銀行免許取ってしまえばいいんじゃん、とも言えるのだけれど。

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※1 VISAのクレジットカード型デビッドカード(通常のVISAカードとして使える)を
日本で発行しているのは楽天銀行とスルガ銀行だけ。都道府県単位で商圏を築いてきた
地方銀行のなかにあって、ネットバンキングをテコに「全国区」に進出できているの
は、事実上スルガ銀行しかない。セブンイレブンのATMが無料、というのは一部のネット
銀行よりも便利なくらい。でも都市銀行ではないので、都市銀行とは違った取引ができ
る余地がある(都市銀行で融資断られてもこっちは通る、とか)。
これで口座を開けない人はどうかしている(笑)。

そのアグレッシブな経営は個人的には90年代の城南信用金庫並みに赤マル大注目の金融
機関だ。これでどこかのネット証券か不動産屋とでも合併したら、大化けする可能性も
あるのだけれど・・・。
そこまでやらないか? 所詮は、ぎんこうだもの。
(畑違いは「人種」が違い過ぎてコントロール不能)

カネボウ美白化粧品の「副作用」は「問題」なのか?
  2013/8/6 (火) 22:57:47 - - No.1375797174
ナゼか今日は3発も書こうとしております。

今度のお題目は「カネボウ」です。
もちろん今話題の「ロドデノール」問題について。

今年7/23のプレスリリースで表面化したこの問題、
http://www.kanebo-cosmetics.jp/information/
http://www.kanebo-cosmetics.co.jp/company/pdf/20130723-01.pdf

対象が「化粧品」ということで、
ユーザー数としては医薬品の比じゃないわけで、
マスコミの取り上げ方もハンパなく、
日を追うごとにどんどん報道が膨れ上がり、
もはや水素爆発寸前・・・のような気がします。

幸いにも、現在のカネボウは花王の傘下に入っているので、
直ちに倒産、とかいったことは考えにくく、
マスコミ側も「安心して」イジくっているのでしょうが、
最近の報道を見ていて、ふと疑問に思ったことが何点かあります。
被害者の方には、とてもじゃないけど冗談にも聞こえないと思いますが、
ここはあえて、あまのじゃくなワタクシのキャラ全開にて
独自の見解を述べてみたいと思います。
どーせ、泡沫コラムの戯言なんだしー。
-----------------------------

1)白斑は「被害」なのか?

マスコミでは、ロドデノール含有化粧品の使用による白斑の発生を
「被害」として捉えてカネボウを攻めている。
またカネボウも、客のクレームに対しては従順に対処せよという
クレーム対処の基本原則に沿って、治療費の全額補助とか、とにかく
ありとあらゆる善処を行っている・・・ように見える(演出)。

しかし、ロドデノールという物質は、そもそも
メラニン生成に必要なチロシナーゼと呼ばれる酵素の生成を阻害するだけでなく、
「分解を早める」ことにも寄与している、類似のメラニン生成抑制物質と比べても
強力な作用を持っている、という。
(参考:日本皮膚科学会「医療者向け診療手引き」)
http://www.dermatol.or.jp/upfile/1375252293_1.pdf

つまり、「白斑」は、ある意味、出るべくして出た当然の結果ではなかったのか?
白くなりたかったわけじゃん? で、白くなったじゃん!?

まだらなのは、まだまだ「塗り」が足りなかっただけで、
もっと続けたら、全部白くなったんじゃなかろうか?
ホラ、アレですよ、スキンケア用品でよくある。
「使い始めて1週間で肌の角質がボロボロ取れてきて、そのあと、ツルツルに!」
ならば、
「使い始めて1カ月でマダラになり始めて、そのあと、真っ白に!」
・・・ということではなかろうか?
(白くなり方がハンパないですけどね。ほとんどマイケルジャクソン状態。
 メラニンがなくなっちゃうわけだから、別の意味で、肌には超危険なんだけど)

ただ、カネボウとしては、そこまできちんと長期の治験ができてなかったから、
「それが正しい結果です!」とまでは言い張れなかった「弱み」があるだけ、
なのだろう。

それよりも「マダラになっちゃった、どーしてくれんのよ!」という
美白への執念が中途半端なまま、怒鳴りこんできたオバチャンたちの剣幕に
押されてグウの音も出なかっただけ、なのではないだろうか?
企業経営としては、成分の効能がどうこう、なんてどうでも良くて、
目の前の「客の不満」こそが最優先でコントロールすべきリスクなわけだから。

まさに、
「中途半端な効かないモン作って誤魔化してりゃ誰も傷つけずにオイシイ商売
 できたのに、変にマジメに『効くヤツ』作っちゃったがためにアダになっちゃった」
という、典型的な事例なのかも知れない。


2)これって誰得?

ところで、今回の騒ぎで利益を得たのは、誰だろうか?
まず、皮膚科なりスキンケアのクリニックは間違いなく「特需」に湧いているだろう。
しかも今後の定期的な治療が見込める客がわんさかいる。
NISAの開始で新規口座獲得に躍起になってる証券会社もビックリな状況だ。
これから皮膚科を始めるのはナイスタイミングかも知れない。

類似の美白化粧品も、「副作用の症例がない」ということで
乗り換えるユーザーが増えるだろう。
副作用が怖くなって買い控える人も増えて、相殺されるかもだけど。


3)薬効をどう評価するのか?

でも、副作用が出ないってことは、
「効かない」って言ってるのと同じだと思うんだけど・・・。
効くから副作用もあるわけで。医薬品なんて、みんなそうじゃんか。

医薬部外品は、医薬品ほど強烈じゃないという前提で、
治験も簡略化されてるし、薬剤師の説明も要らないことになってるけれど、
その線引きって、かなり曖昧ですよね。
そもそも「美白」なんて、治療対象となる「病気」がない分野だから、
医薬品として承認の取りようがないし。どうしようもない。

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結局、科学的なアプローチで後日、この騒動を分析したら、

 「ロドデノールは効きが強烈過ぎたが故に、誤解を招いて中途半端な使用結果で
  騒がれ、本来の効能が正しく認識されないままお蔵入りとなった不遇な成分」

という評価に落ち着きそうな気がしてなりません。

そもそも、メラニン生成にまつわるメカニズムって、まだまだちゃんと解明されて
なくて、研究余地の大きい分野のひとつなんだな、ということが
今回の騒動で改めて分かりました。
誰か研究しないー?

メラニン生成のメカニズムとロドデノールの働きが正確に掴めておらず、それ故に
今回の問題?についても、「誤った理解」に基づく騒ぎが起きてしまったような
気がしてなりません。
きっと、この過ちは、学術的には将来の研究で正当な評価が下される日が来るとは
思いますが、商売としては、未来永劫、アカンだろうなぁ・・・。

ジェフ・ベゾス氏の「挑戦」
  2013/8/6 (火) 19:34:24 - - No.1375784939
今日はついでにもう1つ。

Amazon.comの創業者でCEOのジェフ・ベゾス氏が、個人として
米ワシントン・ポスト社の新聞事業を買収したそうな。
http://www.nikkei.com/article/DGXNASGM0601I_W3A800C1MM0000/

個人で買収したのには当然、訳があるだろう。
「ポスト紙を所有することはプロのスポーツチームのオーナーになるのと似ている」
という指摘もある。それはそれで真だと思う。
http://jp.reuters.com/article/companyNews/idJPTYE97503820130806?symbol=AMZN.O

でも、ビジネスマンであるベゾス氏がそのレベルで終わるわけがない、とも思う。
自分の「読み」は、さしずめこんな感じ。

 …Kindleのコンテンツとして「新聞」は魅力的だけれども
 一番商売的においしい「ウォール・ストリート・ジャーナル」は既に
 豪ニューズ・コーポレーションに取られちゃってるし、
 ニューヨーク・タイムズはまだ「白旗」揚げる気配ないし。
 ・・・ナニ? ワシントン・ポストが売りに出てる? 
 品格は高いけど政治色が強くて大衆には読んでもらいにくいよね。
 商売として成立するリスクは高いけど・・・んじゃ、とりま個人で買っとけ!

と。

とはいえワシントン・ポスト紙はクオリティ・ペーパーの一角を自負するだけに、
記者の質は今でも相当良いはず。
そこんところが大衆紙とはワケが違う。
(大衆紙は大衆紙でウケる記事の書き方があるとは思うけどー)

日産を再建したゴーンさんじゃないけど、
アイデア次第で従業員のヤル気を引き出し
「化ける」可能性は十分あるのかも知れない。

どういう風になるのか、皆目見当つかないけれど、
AmazonがKindleのテコ入れに躍起になっていることは間違いないし、
そのキラーコンテンツとして、ポスト紙の記者軍団を束にして
新しい読み物をバンバン書かせたら、これは面白いことになるかもしれない。
Amazon買いか?

…ちなみにAMZN.Oの昨日終値は300.99ドル。1年前は256.87ドルだから+17.2%。
http://jp.reuters.com/investing/quotes/chart?symbol=AMZN.O
しかも直近1週間は市場平均に対して独歩安になってる。押し目。
意外に投資タイミングとしては悪くないかも。
まるで業績推移とかバリュエーションとか見てないで書いてますけど。
証券アナリストらしからぬ直観的暴言(笑)
でも、気になる人はどうぞ!
ただし外国株の取引口座を開けてからね!! ←新規は数日かかります…。

戦闘捜索救難ヘリ「HH-60ペイブホーク」の事故率
  2013/8/6 (火) 18:55:56 - - No.1375776302
(添付1) 1375776302.1.jpg
1990年代半ばに、瀕死のIBMを救った名経営者、ルイス・ガースナー氏をはじめ
数々の伝説的な経営者やコンサルタントを輩出してきた国際的な経営コンサル会社、
マッキンゼー。
同社では、
「ファクト(事実)に基づいた分析」という経営分析手法が
ことあるごとに叩き込まれ、企業カルチャーとして根付いているとか。

事実の積み重ねによる検証って、大事ですよね。
「♪よーく考えよぅ〜、ファクトは大事だよ〜♪」

・・・と、いうわけで
昨日8/5に沖縄の米軍基地で発生した米軍ヘリ
「HH60ペイブホーク(空軍型)」の墜落事故について。

コトの経緯はこうだ。
------------------
 米空軍の沖縄県・嘉手納基地所属のHH60救難用ヘリコプターの1機が
 5日午後4時ごろ、同県中部の米軍基地キャンプ・ハンセン
 (宜野座村など)の敷地内の山林に墜落、炎上した。
 事故は訓練中に起きた。沖縄県警によると乗員は少なくとも4人で
 一部は病院に搬送され、1人の安否が不明。
 周辺住民や住宅地に被害が出たとの情報はないという。
(日本経済新聞電子版より)
http://www.nikkei.com/article/DGXNASFS05035_V00C13A8MM8000/
------------------

以前に当コラムで書いた「オスプレイ」記事
(2012/7/20 (金) 15:30:51 No.1342765851)で
「同型機であっても用途(運用内容)によって事故率は著しく異なる」という点を
紹介していましたが、今回もこの点が事故原因の大きな要素になっているようです。
詳しくはこちら↓
http://bylines.news.yahoo.co.jp/obiekt/20130806-00027031/

要は、今回の事故機HH-60(空軍型)は、
同じように異様に高い事故率(12件/10万時間)で話題の空軍型オスプレイCV-22と
同じ「戦闘捜索救助」という過酷な任務に置かれているので、事故率はもともと高く、
今回の事故も、訓練中に起こるべくして起きた事故である可能性が高い、
というわけです。
(ここで言う「事故率」は「クラスA(死亡事故)」のみの件数に基づく数字です)


なお、上記記事で紹介されている、機種別の事故率のグラフを自分なりに勝手に読み解
くと、

1)AV-9BシーハリアーやF-22ラプターのほうが今回事故を起こしたHH-60よりも
  事故率高い
2)HH-60と同型のUH-60(陸軍型)は運用形態が違うのでHH-60の半分にも満たない
3)ついでに言うと、事故率低いとされてるUH-60ですら、
  オスプレイ(沖縄に配備されてる海兵隊用のMV-22)の事故率とほぼ変わらない、
  さらについでに言うと、F-16やF-15のほうがMV-22オスプレイやUH-60より
  事故率高い
 (→つまり、ヘリという乗り物自体がそもそも危ない!)

・・・といったことが分かります。
これは前回のオスプレイ記事を書いた時には情報不足で良く分からなかった部分です。
データ提供主に感謝。

「沖縄」「ヘリ墜落」の第一報を聞いた時、私はてっきり、
老朽化の問題かと思い、だからオスプレイにしとけば・・・と思ったのですが、
そういう問題ではなかったと。とりあえずは。


日本政府としては、沖縄住民の手前、抗議したようですが。
http://www.nikkei.com/article/DGXNASFS0600F_W3A800C1MM0000/

事故原因が過酷な訓練と関係が高いことは目星付いてるのだから、
(具体的な個々の要素は米軍内で詳細に検討されるべきだけれど)
米軍が聞く耳持たないことは分かってやってるんでしょうね、きっと。
でなければアホの使いですね。

HH-60の用途が「戦闘捜索救助」つまり航空機の墜落などで前線に取り残された兵を回収
することにあり、
その演習をするとなると、
超低空飛行での急旋回、といった危険な高機動をあえて「練習で」やらせてるわけで、
そりゃミスって墜落しても、しゃあないですよね。
低空なので、落ちても全員死亡にはなりにくいし。
とはいえ、1人でも死んだら、そりゃ米国内でも大騒ぎにはなると思いますけど。
日本とは比較にならないくらい、人命尊重にはシビアなお国柄ですからね。
乗員4名中、死者1名ってのは墜落事故としてはなかなかの生存率じゃないですか!

演習は、失敗も含めて経験を積むためにやるわけで、
予想していた失敗(墜落事故)のたびに、いちいち「即時飛行停止」なんて
申し入れされても、軍人としては「アホか!?」と蹴り返したくなるところですが、
そこは米国内の軍人家族の感情にも配慮したのか、
今回は、しおらしく、すんなりと飛行停止が決まったようです。

 米軍が同型ヘリの飛行停止 墜落事故、遺体発見
 http://www.nikkei.com/article/DGXNASFS0600F_W3A800C1MM0000/

どうやら今回は、日米とも事務局が「あうんの呼吸」で猿芝居打ってるようで、
政府間には余計なシコリは残りそうもなくて、良かった。
このへんは自民党政権ならではの手際良さかも知れないですね。
オスプレイの普天間移送延期、っていうのは何だかよく分からんオマケですが、
まぁそれもご愛敬なのでしょう。急いでやらないといけない話でもないし。

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