ふぇら〜り伊藤コラム

当コラムは、RCT代表であるふぇら〜り伊藤によるざっくばらんな随筆です。
「賛否両論が起きて当然」「ぜんぜんRCと関係なさそうに見える」話題をあえて積極的に取り上げます。
お気に召さない方は、お願いですから読まないでください。気分を害されるのは本意ではありません。
お読みくださった方が、RCだけでは得られない何かを、このコラムから見い出してくだされば本望です。
なお、当コラムに関するご意見はこちらよりお願いします。
全 108 件 [ 1 2 4 5 6 7 8 9 10 11 ] [最新の状態] [トップページへ戻る] [過去のコラムはこちら]
ページ 3 (21〜30)
<写真をクリックすると拡大します>
たかが通信社、されど通信社
  2013/8/2 (金) 11:45:26 - - No.1375410381
改憲巡りナチスを引き合いに 麻生副総理 2013/7/30 2:15 日本経済新聞電子版
http://www.nikkei.com/article/DGXNZO57891250Q3A730C1PP8000/

 麻生太郎副総理兼財務相は29日夜、都内で講演し、憲法改正をめぐり
 戦前ドイツのナチス政権時代に言及する中で
 「ドイツのワイマール憲法はいつの間にか変わっていた。誰も気がつかない間に
 変わった。あの手口を学んだらどうか」と述べた。「けん騒の中で決めないで
 ほしい」とし、憲法改正は静かな環境の中で議論すべきだと強調する文脈の中で
 発言した。〔共同〕

-----------------------------
この発言が欧米諸国、特にアメリカで「ナチス容認」発言と捉えられて
大騒ぎになったようで。

自分もRCTのサイト内でいろいろイジられた経験ありますが、
こういう発言は、ややもすると引用された部分だけが独り歩きしてしまうので
注意しないといけません。
確かに、引用部分だけを見てしまうと、

「誰も気がつかない間に変わった。あの手口を学んだらどうか」

というのは、ナチスのやり方を肯定しているように受け取れてしまいます。
「手口」という言葉がまた絶妙?で、
「同じことをマネしたがっている」かのようなニュアンスを感じさせてしまうのは、
私だけでしょうか? ここはもっと否定的に「教訓」とか言えばよかったのに。

海外の場合、発言内容は誰かの手で翻訳・通訳されて伝わるわけで、
この部分を以上のニュアンスを踏まえて逐語訳として訳してしまうと

"It(ワイマール憲法) was revised while nobody recognized. We should learn
what Nazi did in the past."

とかいう風になってしまいます。
普通に考えたら、「学んだらどうか(学ぼう、学ぶべきだ、の婉曲表現)」
という表現は
"We should〜" ないしは "We would〜" といった肯定的な表現にしかなりません。
「手口」を「自分もいいなぁと思っている」というコノテーション(内心の意識)
含みで訳すとすれば、否定的な要素が入る余地はありません。
そりゃ、欧米人が読んだら仰天しますよね。
「日本もナチスの手法をマネしよう!」ってな話になっちゃってるわけですからね。


「太郎ちゃん」は、前置きとして、憲法改正は静かな環境の中で議論すべきだと
言っており、ナチスのどさくさ紛れの改憲は、悪しき例として挙げていたとのこと。
ならば、ここを翻訳する際には、本来なら

"It was restated while nobody recognized. We should learn and avoid what
Nazi did in the past."

というくらい説明的な情報を付加して訳すべきだったのかな、と思います。

"and avoid" のあるのとないのとでは、相手に伝わる意味が180度違いますよね。
まぁ普通の翻訳家や通訳がそのような高度に政治的なリスクに気づいて
自主的に「補正」をかけてくれるなんて思えないですが。
自分だって、さすがにこの文章渡されたとして、
そこまで気が回らないと思いますしね。
元の発言がトリッキー過ぎ。
日本の要人にありがちな「舌足らず」とはちょっと違うと思いましたけど。
たぶん、「手口」は「手法」くらいの意味で、
やや古風な言い回しとして口を突いて出てきてしまったのでしょう。

で、個人的な見解としては、これって、どちらかというと、
太郎ちゃんの問題というより、
翻訳した人のスキルの問題だと思うのですよ。
忙しさに流されて、深く考えずに逐語訳してしまったのではないでしょうか。

こういう、翻訳・通訳ミスで外交が悪化したり、戦争にまでなってしまった例は
太平洋戦争含め、歴史を振り返ると枚挙にいとまがありません。
要人の発言を通訳や翻訳する人には、
海外と直接向き合うのは本人じゃなく通訳・翻訳者自身なのだから、
本人とまったく同じ責任がかかっているのだ、ということを肝に銘じて、
プロフェッショナルな仕事をして欲しいと思います。
場合によっては、国家の一大事になることもあり得るんですから。

・・・とは言っても、
要人に帯同する同時通訳者とかならともかく、
通信社の記事の翻訳なんて、アルバイトに毛が生えたような待遇で
次から次へと大量にさばかないといけないんで、
そういう現場の実情を考えると、ちょっと酷な要求ですよね。。。
でも、むしろそういう「粗悪な」情報のほうが、
現実には世界中に日々配信され、
新聞やTVニュースのソースとして、最もリツィートされてしまってるわけで。

通信社の責任の重大さとそこに向けられている関係者の意識の低さを
改めて痛感した事件でした。

ホンダのアトキンソンサイクルエンジン
  2013/7/25 (木) 16:45:16 - - No.1374738316
先日発表されたホンダの新型フィット(13年9月発売予定)は、
アトキンソンサイクルのエンジンを搭載するのだそうな。

ミラーサイクルとどう違うのよ? というのはWikipediaでお勉強いただくとして、
この、極めて古いのに画期的な技術をCGで紹介しているホンダのサイトがすごいので
ついつい紹介したくなってしまいました。
http://www.honda.co.jp/tech/power/exlink/


アトキンソンサイクルの実用化自体は、2011年にホンダが汎用機向けに
製品化した実績があるそうで。
ただ、汎用機は基本的に全開でしか使われないのに対して
今回はスロットル開度に対するレスポンスが要求される「自動車用」として
より厳しい要求を満たして出てくるわけですね。
第2世代品と言っていいのかなぁと思います。

圧縮比と膨張比が4割も違うってんじゃ、
トヨタのアクアよりも燃費良くなって当たり前ですよね。
(アクア35.4km/Lに対しフィット36.4km/L)
でもスペック上はアクアと1km/Lしか違ってないから、こりゃ相当、
ホンダらしい「走り」のほうに燃費を振っている期待が大きいですね。
何しろ、ハイブリッド車にもエコタイヤ履かせないで
燃費犠牲にしてでも「走り」にコダわるホンダですからね・・・。

------------------
ひょっとすると、2015年からターボエンジンでF1に復帰するにあたっても、
この技術を使うんじゃなかろうか?
民生用技術だから、レースエンジンには使えんよ、という思い込みは
ホンダにあっては、ない、と思いますしね。

レースで鍛えて、将来は市販車エンジンはバイクも含めて
全部アトキンソンサイクルで行くとか、
そういう所まで見据えているんじゃないでしょうか。
実際、最近、フィットのエンジンを半分にぶった切ったエンジン載せたバイクも出して
るそうですしね・・・。
もちろん、イナーシャ(慣性ロス)やフリクションロスの問題を抱える技術なので、
普及には時間はかかると思いますが・・・。

1976年、高齋正さんがレース小説「ホンダがレースに復帰する時」で
「ホンダがCVCCエンジン搭載車でF1を制する」という物語を提示してから
40年近くの歳月が過ぎようとしています。
小説で描かれた「省燃費F1エンジン」が、最新のアトキンソンエンジンに形を変えて
近い将来に実現するかも知れない、と思うと、
この上なくワクワクしてくるのは、自分だけでしょうか?

現在のF1エンジン規定では、アトキンソンサイクルやミラーサイクルは
禁止にはなっていないはず。そもそも、ミラーサイクルは構造上、
通常のエンジン(オットーサイクル)と同じで、
バルブタイミングが違うだけなので、禁止にしようがない。
ターボエンジンは、熱効率と圧縮率のバランス取りが難しいし、
エンジン回転数の面では自然吸気より楽になるので、
アトキンソンサイクルとの相性は非常に良いはず。

もし本当にアトキンソンサイクルをF1に投入できたら、
圧倒的な燃費でもって、1988年の16戦15勝を超える記録を出せちゃうかも!?
何しろ2014年からF1は年間20戦になるというし・・・。
うーん、楽しみです。


ホンダとF1といえば、こんなニュースも。

ホンダ、アイルトン・セナのドライビングを音と光で再現(F1-Gate.com)
http://f1-gate.com/honda/f1_20274.html

なんか、2015年F1復帰を発表してから、F1ネタ満開ですねホンダ。
あー、やっぱ入りたかったなぁ。。。

楽天は何かヤバいのか?
  2013/7/7 (日) 01:24:25 - - No.1373112970
資本市場、特にプロのコミュニティで、
楽天の最新の「横暴」が話題になっている。

三菱UFJMS証券のアナリストを7月2日付けのプレスリリースと適時開示文書で
名指し批判し、
「分析が貧弱」として「今後同氏の取材については一切お受けしません」
と宣言してしまった、という事件が起きてしまった。
http://corp.rakuten.co.jp/news/press/2013/0702_01.html

このヤリ玉に上がったアナリストというのが、
2011年にはIT部門のアナリストランキングで1位になった実績のある
人物というから、コトは穏やかでない。
ある意味、金融業界に対する挑戦状をたたき付けたようなものだ。
要するに、自社の都合のいいようにコントロールが利かない
トップアナリスト相手に、株式公開企業として絶対公言してはならない
「出禁」を宣言してしまったわけだから。
そんなことを証券アナリスト協会が受け入れられるはずがない。
証券取引所だってそうだ。情報の公平性(少なくともアナリストや投資家に対する)
は公開企業の義務なのだから、それを踏みにじる行為を許していいのか?
上場廃止してもいいくらいの重みがある事件ではないのか?

「出禁」自体は、昔からある。
けれども、
表向きは、上場規定にも触れることなので、
間違ってもプレス発表とか取引所に書面を提出する会社なんて、なかった。
面談のアポが取れなくなるとか、そういう形。

発行会社は、自分の都合のいいことをアナリストに書いて欲しい。
でも、アナリストは厳しいことにも突っ込み、レポートする義務がある。
そうでないと投資家に信用してもらえない。
また、割安と思えば買い推奨するけど、高いと思えば売り推奨して
売買が増えるよう誘導する営業支援の役目も持っている。
(今回のような、セルサイド=証券会社付きのアナリストの場合ですけどね)
アナリストというと、聞こえはいいけど、実際には
大口投資家向けセールスアシスタントですからね。
自分もニューヨーク時代には、駐在している日系金融機関を回り、情報提供して
売買手数料(サンキューオーダーと言う、現在アメリカでは禁止ですけどね)
落としてもらってました。

そういうことも含めて理解があれば、何も「出禁」なんかにする必要なんてないのに、
よっぽど氏の影響力がヤバいと思ったのでしょうか。
それとも楽天は、氏に痛いところを突かれそうになってヤバいと思ったのでしょうか。
詳しく内容を見てないので良く分かりませんが、とにかく不自然過ぎる対応です。

ともあれ、「出禁」を公言してしまった時点で、
楽天は公開企業としての資質に欠けていることを自らアピールしてしまったわけです。
まぁオーナーの持分比率が高い会社が株式公開している事自体、
まやかしなんだけれど。
都合が悪くなったら、昔の日本アムェイみたいに株価メッチャ下げさせて
買い戻し、非公開にしちゃったりとかね。どうにでもできちゃうわけですよ。
オーナーは非公開にした後で、好きなだけ配当出させて現金回収すればいいんで。

楽天株持ってる人は、せいぜい高値のうちに処分することをお勧めします。
こんなフィロソフィーが見え隠れする会社の株なんて危なくて
「流れに乗ってあぶく銭を得る」だけの火遊びしかできないですよ。
いまは時価総額大きいから仕手筋の出る幕は無いけれど、
弱ったら一気にそうなっちゃうかも知れないね。
もともとボラティリティ(株価の振れ幅)が大きい銘柄と聞いているし。


ところで、そもそも、今回の事件って誰得なんだろう?
意味が分からない。

社内言語を英語化する話は、社内の問題だから
「あ、そう? ご勝手に」で良かった。
でも、今回の件は本質的に次元が違う。
明らかに、資本市場に対する楽天という会社の認識の甘さと独善性、
そして今回のプレスリリースを許した社内ガバナンスの欠如
(要するにイエスマンしかいない)
を露呈しただけじゃんか。

国際的にみても、日本市場に対する不信感、不透明感を助長しただけですよね。
「こんなプレッシャーにさらされている日本のアナリストの言うことは信用できない」
というわけです。
日本株の海外への売り込みに奔走している証券会社各社の国際部の連中にしてみれば、
「やってくれたよ楽天」、て感じです。


普通に考えたら、やっぱり
かのアナリスト氏は、よっぽど楽天の痛いところを掴んでいたのだろう、としか
思えないんですよね。
自分も出禁食らったことありますが、その事例では、投資先ベンチャー企業が
粉飾というか、不透明な資金の流用を行っていて、
言ってる事業計画とその実績、経理の内容が全然一致してないことを指摘したら
核心を突いてしまったのでしょう、怒られて出禁にされた、というものでした。
(本来なら投資詐欺として訴訟モノな内容でしたが、我が社の社長判断でウヤムヤ
に・・・)
出禁になるには、それなりの重大な理由が、必ずあるはずなのです。
今後、その点がクローズアップされてくると、面白くなりそうなんですが・・・。
(きっと闇情報サイトとかでしか出そうにないですね。雑誌「噂の真相」も休刊になっち
ゃったしー)


楽天のコメントで、会計知識が弱いとか、分析が浅いとか、よく言うぜ、って思います。
今はなくなってしまった某大手証券で8年間、外国株のアナリストやってた自分に言わせ
れば、
もともと部外者である証券アナリストが、監査法人みたいな財務分析ができるわけ
ないんです。そんな情報もらったら、インサイダー情報になっちゃうし。
それに、
セルサイドのアナリストの最大の使命は、「株価を当てること、目標に誘導すること」
なので、ぶっちゃけ、分析なんてどうだっていいんです。
設定した目標株価にヒットする回数が増えれば増えるほど、「神」に近づく。
そういうルールで働いている人たちなのですから。


言葉を変えると、
セルサイドアナリストのレポートで、真面目にマトモな手法で分析したレポート
書いたって、実は、つまんなくて読んでもらえないから、出す意味がないんです。
そういうのも「品揃え」としては必要なので、一応書きはしますけど。

お客さん(機関投資家のトレーダー)の所には山のように
社内外からのレポートが来るので、その中から手にとってもらうには
何かの「飛び道具」が必要になります。
何か目立つものが欲しい。
レポート表紙のデザインしかり、社名という「看板」しかり。
時には営業マンが手渡ししたり、アナリストが直接、説明に行ったりして
アピールする。女性ならば、女を使うこともあるかも知れない。
残念ながら、女性アナリストで「美人過ぎる」と形容されるような人には
お目にかかったコトないですが・・・みんな干物系で、超残念・・・。
(仕事が超ハードだから、生き残ったら、どうしたって干物になっちゃうよねー残念)

調査レポートが現場でお客さんの手に取られるプロセスは、
ホストクラブの店に掲示されてる写真に似た感覚ですね。
「僕を選んでー!」てな感じで各社のレポートがせめぎ合ってる。
こんな環境では、誰でも思いつくような「ネタ(分析の切り口)」では
アナリストとして勝負できるわけがないです。

そこで、時には突飛と思われるくらいのネタを提供しようと躍起になります。
アナリストはたいがい男で、イケメンは少なく(ププ)、
お客も男中心で、BL趣味の人は置いとくとエロNGなんで、
レポートの中身で勝負するしかない(笑)。
お笑いの世界に近いかな。
「お客にウケないと生き残れない」という意味で。
それを「稚拙な分析」と切り捨てるとしたら、お門違いもいいところだし、
そんな批判を気にする必要もない。
「お客が手数料をいくら落とすか」で社内評価される
セルサイドアナリストにとっては、
投資家からの評価(つまり、ウケ)こそが、最大に気になる点なのです。

間違っても、アナリストが気にする相手は、発行体(株を発行してる企業)じゃない。
だって発行体はファイナンスする時以外はお金落としてくれないもん。

財務分析について言うと、
どうせ分析に使えるのは、公表されている連結財務諸表と部門別情報しかないんだし。
細かい分析なんて、できるわけがない。これが現実。
アメリカだと、もう10年くらい前から、アナリストの個別会社訪問すら禁止になって
アナリストミーティングでの質疑応答と、公開されている財務諸表からしか分析できなく
なっている。
そのアナリストミーティングの模様ですら、ネットで公開されてガラス張り。
だから個人投資家とプロの情報格差は、基本的に、ない。
あるのは「分析の切り口」の差だけ。そこが「プロの技」というわけです。
日本ではそこまで徹底してないので、まだ「プロとアマの情報格差」はあるけれど、
将来的にはアメリカの姿に近づいて行くのでしょう。

だから、細かい会計知識は、あるに越したことはないけど、実際には不要。
大雑把なモデルによる超いい加減な財務分析しかできない。これが現実。
だって、アウトサイダーだし(笑)。
業績予想が当たっても株価にどう影響するかなんてあんまり関係ないから
(株価の決定には需給要因もあるので)、精密に予想しても意味ないし。
神のような緻密な分析ができたとしたら、勝手に妄想してねつ造したか、
インサイダー情報もらったか、のどっちか。普通は前者です。後者ならアウト。


・・・なので、楽天の言うことは、ハナからナンセンスなのです。
まぁプレスリリース書いた担当者も分かっちゃいるんでしょうけどね。
だったら社内で断固抵抗しろよ、と言いたい(それこそ、何の得にもならないか)。

結局のところ、いろんな人の思惑が入り乱れた結果として
「分かってないよ楽天」
という評価、決定。なわけですよね。
残念。

寄る年波orz
  2013/2/21 (木) 13:55:09 - - No.1361422089
久々の更新です。

今日の日経Tech-Onメールニュースで、こんな記事が紹介されていました。

タルキーニ投入、もしかして高齢化への備えか
http://techon.nikkeibp.co.jp/article/COLUMN/20130219/266571/?ref=ML
(閲覧には日経ID(無料)の登録が必要です)

何のことかと思ったら、今シーズンからホンダが
2013年のFIA世界ツーリングカー選手権(WTCC)に
ガブリエル・タルキーニを起用するのだそうな。
セアト時代のタルキーニの走りは以前にWTCCのDVDで見てましたが、
元F1の経験もあって、デイモン・ヒルより2つ若いなんて認識してなかった(笑)

それはそうと、
元文の趣旨は、高齢化社会に向けてモータースポーツも
ゴルフのようなシニアクラスを設けたら、
クルマ好きでモータースポーツ好きでカネもある年齢層(50〜60代)を
ガッツリ取り込めるんじゃないか?というマーケティング的発想の話
だったのですが、ふと自分も振り返るともう50歳が見えてきて、
そういえばこのところ髪の毛が切らなくても伸びなくなってきたなー
(=生えるのと抜けるのが均衡してるってコト)
とか、
3年くらい前から老眼入ってきたのが感じられるようになって、
さらに昨年くらいからはいよいよ手元15cm以内に焦点が
合わなくなってきたなー、とか
いろいろ肉体的な衰えを感じる世代になってきました。

自分としては、70歳でタミグラ最上位クラスに出て
Aメイン常連を張るのをRCライフのひとつの目標とする、と
RCTを始めたころから掲げているのですが(具体的に書くのは始めてかもですが)、
手はともかく、目が怪しい・・・(苦笑)
昨年くらいから、RCレースのビデオカメラを回していても
目が疲れて8分間開けていられないとか、あるので・・・。
まぁタミグラで8分レースはまずあり得ないですが・・・。

-----------------------------
ここ2年ほど、タミグラをお休みして、新しいキットも買ってないし、
なんだかんだ忙しいので旧モデルのコーナーを拡充する暇もなく、
サイト更新のお休みが続いています。
楽しみにしておられる方にはこの場を借りてお詫びいたします。
特にここ1年は、昨年10月にサーバを引っ越した以外
ほぼ完全ノーメンテなのに、
何だかんだ言って今でも月間30万ページビューとかあるようなので
(rct.jpサイトのみの数字なので、rct-tv.comサイトに置いている
 掲示板コンテンツ含めると、月100万pvは軽く超えてそうですね)
ありがたいと言いますか、お役に立てているようで嬉しく思っています。

またレース活動やらリサーチ活動を早く復帰できるよう頑張っておりますので
楽しみに待っててくださいね!

「原発」でもババを引くのかニッポン?
  2012/8/23 (木) 11:24:56 - - No.1345609494
このところ、めっちゃ社会派っぽいコラムになっちゃってますが。
もう一発。

昨年の3.11以来、世界的に「脱原発」の流れが鮮明化し、
ついに昨日(8/21)には日本でも、
古川国家戦略相が閣議後の記者会見で、原発ゼロの社会を目指すかどうかについて、
「私はそれを目指したい」「原発に依存しない社会をつくりたいと多くの国民が思って
おり、私も思いを共有している」と発言するに至っている。

脱原発…目指したい戦略相、簡単に言えぬ原発相(8/21/2012)
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20120821-OYT1T00744.htm

これはあくまでも個人的発言の位置づけではあるものの、
2030年時点の原子力発電比率について、
「0%」「15%」「20〜25%」の三つの選択肢から選ぶ作業を進めている
専門部会の座長の発言なのだから、一定の重みはあるわけだ。

もっとも、現実はそんな議論よりもはるかに先を行っている。

米GE イメルトCEO 原発“見切り”発言の衝撃度(8/7/2012)
http://www.nikkei.com/article/DGXNASDD0607I_W2A800C1000000/

既に1978年のスリーマイル島事故のあと原発の新規建設を34年間も凍結していたので
米国内の原発ビジネスは保守管理に特化して存続していた。
GEにとっては、契約を取れれば売り上げはドンと上がるけど、
あとあと大変なことになるのが目に見えてるから、
これから火種を撒くのはやめて、ゆっくりフェードアウトしていこう、
むしろ害のない再生エネルギーに注力したほうが
うまみも大きいしイメージアップにもなる、と判断したわけだ。
ごく自然な選択だと思う。

この動きを見ていて、ふと思ったのだが、
この「原発ゲーム」でババを引くのは、やっぱりまたまた日本なのかなぁ、と。
具体的には、日立と東芝だ。
日立は、提携先のGEが抜けたら、供給者責任などの「尻拭き」を単独で強いられるハメ
になる。
東芝も、社運を賭けて2006年にウエスチングハウスを買収しただけに、
簡単には撤退はできないだろう。
でも、新しい原発を1個作れば、そのリスクが全部のっかかってくる。
会社の屋台骨を揺るがすような新たなリスクをしょい込むくらいなら、
風力などの再生エネルギーに早めに切り替えていくべきだと個人的には思う。
実際、風力発電の発電コストは、風車の大型化で
まだ原子力まではいかなくても、水力並みには安くなるメドが立っている。
将来的には原子力並みになるのも視野に入ってきている。
ただ、実現までにはまだ5〜10年かかるので現時点では説得力が不十分、
というだけの話だ。

GEや日立、東芝が仮に原発から撤退したとしても、世界で原発を作るのは
フランスやロシアの企業もあるので、原発の新規着工がゼロになるわけではないの
だけれども、新しいリスクを作るのは、さすがにそろそろやめる潮時ではないだろう
か。
既に作ってしまったものを使い切るまでに、代替エネルギーの開発は十分間に合う。
肝心なのは、各国の為政者が本気になるかどうかだ。
原発にかけていた補助金を再生可能エネルギーの普及に回せば、あっという間に
日本中は風車と太陽電池でいっぱいになるだろう。
毎度毎度、国際社会で「ババを引く」のはいい加減やめにしようよ、
ニッポンの皆様。

--------------
8/23/2012追記

こんなことを書いていたら、なんとタイミングの良いことに、
この元記事を書いた8/22付けの日経朝刊の1面トップは
「風力発電の普及促進に国が3000億円投じて北海道〜東北〜関東の送電網を整備」
というものだった。
(風力促進へ送電網整備、官民で3000億円基金(2012/8/22 2:01))


昨日は都合により大雑把なことしか書けなかったので、
「既に作ってしまったものを使い切るまでに、代替エネルギーの開発は十分間に合う」
としか書けなかったが、具体的には、
原発30〜40基分(例えば)に相当する3000万キロワット(kW)程度の電力を
代替するのに、風力だけでこれを置換することは、時間さえあれば十分可能だ、
ということを言いたかった。
ドイツのように、フランスから電気を買ってまで急に原発をやめるのは
愚の骨頂と思うが、どっちみち既存の原発が古くなったらどうすんの?という問題は
あるのだから、その時までにゆっくりやっていけばいいのだ。
そうすれば2030年には「自動的に」原発比率は15%を切るだろう。
数字が独り歩きする点で、比率の議論はバカげていると思う。
目標値が欲しい気持ちはわかるが、
どうせ、なるようにしかならないのだから、議論しても意味がない。


さて、昨日の日経記事では、
既に米国で4000万kWを超える風力発電が稼働している、と報じられていた。
一方、日本の風力発電は、現時点で約230万kWに過ぎない。

この事実から導かれる結論は明快だ。
つまり、日本は経済規模が米国の約半分あるのだから、
米国並みに風力が普及していれば、現時点でも2000万kW(原発20個分)あっても
おかしくない。諸般の理由で普及が遅れているだけなのだ。
あとは、政治家や電気事業者の「やる気の問題」なのだ。
もちろん、それをプッシュするのは世論だが・・・。

実は、風力発電はここ10年でものすごい勢いで大型化が進んでいる。
10年前には1基の発電能力が1000kW程度に過ぎなかったのが、
現時点で7000kW級が欧州で実用化、
あと2年程度でこれが1万kW級になる。
10年前に原発1個分を風力でまかなうには1000個の風車が必要だったが、
今から作るなら100個で済むわけだ。
3〜400個並べれば、福島第一原発(原子炉4基)をそっくり置き換えられる。
もちろん、大型化すれば、発電量1kW当たりの建設コストは下がり、
発電コストも一段と引き下げることができる。
(IEA(国際エネルギー機関)などが出している各種の報告書によれば、
 最新鋭の風力発電の発電コストは、既に石油火力よりも安いとされている。
 これが、今後は限りなく原発の発電コスト近くまで下がっていくわけだ)

実は、この風力発電技術の発展に一役買っているのは
カーボンファイバーなどの素材技術や減速ギヤの製作技術、
発電用モーターやインバータ、風向制御など日本が得意とする技術群だったりする。
加えて、風力は機器製造〜建設時に排出されるCO2を稼働開始後
わずか3か月〜6か月で回収できてしまうことが分かっており、
温室ガス削減の観点からも最も評価が高い代替エネルギーなのだ。
しかも、日中しか発電しない太陽電池と違い、原発のように1日中発電するし、
1kW当たりのコストも少ない。
家庭向けには太陽電池もいいけれど、大規模な商業発電では、風力こそが本命なのだ。

もちろん、風車が大型化する(1万kW級の風車サイズは直径100メートルを超える)
ので設置場所を考えなければならない。
だから東北なのだ。それは前から言われていた。
いまや「復興」の名目も追加されたのだから、ガンガンやればいい。
原発停止を正当化する理由になるなら、なお良いではないか。
補助金などで原発にブラ下がって食っていた方々には仕事がなくなって申し訳ないが、
そういった方々にも、改めて風力で食えるような形を作り直してあげればいいのだ。
それこそが政治家や官僚の仕事だろう。

ところで、米国と違って、日本の電力会社やユーザーは
電圧変動に弱い、というか慣れてない
(これまでの電力品質の高さにあぐらをかきすぎて、
 ちょっとの電圧変動をすぐ問題視する脆弱さが日本の現状)
だから出力変動の大きい風力は大量導入しにくい、
といった事情があったことも確かだ。
しかし、それこそ昭和チックな時代遅れの認識だろう。
今はヘアドライヤーからPCの電源ユニットに至るまで80〜240V対応の時代だ。
(昔は100V電源が95V未満とか110V超になるなんて考慮されてなかったが)
電圧変動の大きい国への輸出が考慮されている末端機器レベルでは
電圧変動への対応はとっくに織り込み済みである。
これに、
もともとはCO2削減の観点から導入研究が進んでいた
スマートメーターを柱としたHEMS/BEMS(家庭/ビル向け電気マネージメントシステム)
の導入を本格化すればいいだけだ。
HEMS/BEMSの適切な運用により、停電リスクが減り、
CO2やエネルギー消費の大幅な削減にもつながることは
米国での実証研究でも明らかだ。

こんなの、日本でも早くやろうよ、というのが率直な意見だ。
繰り返すが、すべては「政治家のやる気の問題」なのだ。
いま、これら一連の問題に異を唱える政治家がいるとすれば、
小泉政権時代の郵政改革の時のように
何らかの利権に後押しされた「抵抗勢力」としか考えられない。

竹島を「第2のフォークランド」にしてはいけない
  2012/8/22 (水) 11:02:09 - - No.1344577756
今日8月10日は、日韓の歴史にとって新たな1ページを刻む日となりそうだ。
ロンドン五輪での男子サッカーの日韓3位決定戦(結果はこれから)が、
どーでもいいくらいに思えてしまう深刻な事態が水面下で進行していたらしい。

--------------------------------------------------
韓国大統領、きょう竹島入り 日本、強行なら大使召還
(産経新聞 8月10日(金)7時55分配信)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120810-00000084-san-pol

 韓国の李明博(イ・ミョンバク)大統領が10日午前に島根県・竹島(韓国名・独
島)に入る方向で準備を進めていることが分かった。複数の日韓関係筋が9日、明らか
にした。日本政府は、日本固有の領土で韓国が不法占拠している竹島に大統領が上陸す
れば日韓関係の悪化は避けられないとして、ソウルの日本大使館を通じて中止を申し入
れている。強行の場合、抗議の意思を示すため、10日にも武藤正敏駐韓大使を召還す
ることにしている。

 大統領の竹島入りには、日本からの解放記念日である15日を前に強硬姿勢を示すこ
とで、求心力を高める狙いがあるとみられる。

 日本政府関係者は「情報が入った段階から韓国側に事実確認し、竹島入りという事態
が生じないよう求めてきた。上陸が確認されれば正式に抗議する」と語った。

 李大統領は昨年9月、テレビ番組で「行きたければ年内でも訪問できる」と述べてい
た。今年4月以降、韓国の閣僚や与野党の国会議員が相次いで竹島を訪れた。

 これに対して、自民党国会議員が昨年8月に竹島北西の韓国・鬱陵島視察を目指した
が、韓国側は認めなかった。

 一方、政府は韓国が竹島上空を軍事訓練空域に指定していることを確認した。軍事訓
練空域は韓国軍が戦闘機の飛行訓練を目的に設定しているとみられる。外務省幹部によ
ると、日本側は指定を速やかに解除するよう求めているが、韓国は応じていない。

(以上、原文ママ)
--------------------------------------------------

李大統領については、同じ産経新聞で次のような解説もある。
筆者も同じような見方をしているので、併せて紹介する。

--------------------------------------------------
韓国大統領、10日に竹島訪問計画 愛国者でイメージアップ
(2012/08/10 02:21更新)
http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/world/korea/582827/

 韓国は12月に大統領選があり、来年2月には次期政権がスタートする。李大統領は
今や完全なレームダック(死に体)状態で現実の政治にはほとんど影響力がなくなって
いる。竹島訪問で日韓関係は最悪の状況になるが、任期中の対日外交放棄を覚悟で“愛
国パフォーマンス”に踏み切ったものとみられる。

 李大統領の史上初の竹島訪問は、大統領個人の“発想”とする見方が強い。李大統領
は昨年12月の京都での日韓首脳会談でも、慰安婦問題をめぐる日本非難の強硬発言で
会談の雰囲気をぶち壊しにしている。

 今回の反日行動は「慰安婦問題で意にかなわない日本の態度に業を煮やした結果」
(日韓関係筋の話)との見方があるが、韓国でも感情的、情緒的すぎる対日姿勢に首を
かしげる向きも多い。

 竹島訪問は世論の拍手喝采を狙った政治的なものだが「人気取り」という意図が見え
見えだけに、国内での効果を疑問視する声が出そうだ。日ごろ李政権非難に血眼の野党
陣営からの皮肉、批判は確実だし、対日関係の“常識”を逸脱した行動には保守派から
の批判も予想される。
--------------------------------------------------

ここで問題なのは、
最近の李大統領の「暴走」が、
単なる有権者へのリップサービスにとどまらず、
「実力行使」を伴ってきていることにある。

具体的には、上記の記事にあるとおり
「竹島への(外交ルートで承認を得ていない)訪問」
(つまり、国家元首が他国へ不法侵入するわけだ)
および
「竹島上空の軍事訓練地域指定」
である。

これで竹島に軍隊の駐留でも始めようものなら、
これはもう完全に侵略行為である。

産経新聞は、韓国国内でのしらけムードも報じてはいるが、
筆者は、その点は、ある意味どうでもいいと思っている。
1982年に起きた「フォークランド紛争」の直前の
アルゼンチンとイギリスの置かれた政治的状況に非常に似ている、と
感じているからだ。

(詳しい経緯はWikipediaをご参照あれ。平成生まれの世代には
「フォークランド」のフの字も知らない人も多いと思うが、
ミサイル一発で巡洋艦が沈んだ事実にリアルタイムで触れた世代には、
地球の真裏で起こった衝撃的な記憶が、今も生々しく残っているのですよ)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%95%E3%82%A9%E3%83%BC%E3%82%AF%E3%83%A9%E3%
83%B3%E3%83%89%E7%B4%9B%E4%BA%89


重要なポイントは、具体的な軍事行動を決定・指示するのが
国民ではなく、為政者だ、ということ。
職業軍隊は、大統領が「撃て」と言えば、引き金を引いてしまうのだ。
それが文民統制。それが大統領制。

ご存知のとおり、「恨みと嫉妬の文化」が根強い韓国では、
いちど権力を失った「元」国家元首には、十中八九、
暗殺か、投獄か、亡命か、といった過酷な運命が待っている。
残念なことだが。
韓国の歴史をちょっとひも解けば、誰でもすぐ知ることだ。

つまり、李大統領は、
自分が再選されなかった場合の「お仕置き」を歴史から学んでいる。
命が惜しければ、どんなに失笑を買おうとも、
場合によっては、国民を戦争に巻き込んででも、
(有史以来、権力基盤固めに戦争を起こすのは為政者の鉄板テンプレ方法論)
文字通り「死ぬ気で」人気取りしようというわけだ。
これは今回の三位決定戦のサッカー韓国チームにも通じるものがある。

サッカーでは負けてもいいが
(だからこそ勝たないといけないと思うのが本音だが)、
こと国家主権に関わる内容で、絶対に日本は負けてはいけない。

だからといって、残り任期4か月で「破れかぶれ」の李大統領に
日本が付き合うのも、バカバカしい。
てか、付き合いきれない。
極論だが、ここは無視して放置するのが得策だ。

そういう意味では、
ここは韓国の動きついてはもう完全に無視してしまって、
日本が先手を打って、竹島に自衛隊の特殊部隊をいますぐ派遣するのが
結果として最もコストパフォーマンスの良い対応だと考える。
そして、ノコノコと侵入してきた李大統領を拉致する(笑)。
外交ルートで成田から強制送還し、
日本領への不法侵入であることを強烈に示す。
弾は一発も打つ必要ないので、戦争行為にはならない。
そもそも国内で支持されてない大統領の蛮勇なので、外交問題にもなり得ない。
これほどの「斜め上を行く」外交戦略を展開するチャンスが
他にあるだろうか?


ともかく、韓国が軍隊を駐留させてからでは遅すぎる。
フォークランドと同じように、多大な犠牲を払うことになる。
犠牲を回避するとしたら、韓国の侵略を許すわけなので、
竹島は本当に韓国のものになってしまう。
そして、中国も尖閣諸島を取りに来るだろう。
もうそうなったら後は諸外国にナメられてズルズルだ。
200海里で海洋資源取られまくり。シーレーンで海賊にやられまくり。
ついでに北方領土も完全陥落・・・
そんなレイプされまくりな国に堕ちていいのか日本?

イギリス(て言うかサッチャー首相)がフォークランドで行ったように、
ここは日本が本気を示して「竹島はオレの島!」と主張しなければならない。

---------------
8/22/2012訂正

既に竹島には韓国の部隊が駐留している事実を知らずに書いてしまいました。
が、内容を書き換えるまでもないので、ここにその事実関係のみお詫びして訂正しま
す。

現在、韓国の次期大統領選が進んでいるわけですが、
改めてニュース報道で韓国での「竹島教育(独島は韓国領、という)」の浸透ぶりや
「独島詣で」で潤うウルルン島(ベースキャンプとして機能)の様子を見ると、
野党の候補者も竹島問題では一歩も引かない姿勢であることにも合点がいきます。
なので、これはもう過去50年もの間、「日本らしい優しさ」で封印してしてきた
「国際司法裁判所への提訴」で決着つけるしかないかなぁ、と自分も思います。
ちょうど今日あたりに、韓国に正式に共同提訴を提案するはずですが、
拒否するのは目に見えているので、
その後についてくるもの(国内でこれまで教育してきた内容と
事実関係との自己矛盾が一気に噴き出して、国民が大混乱する)
とて〜も楽しみです。
まさかの共同提訴合意があったとしても、それはそれで望ましいことですし。

ついでに、10月に大部分の枠が終了するスワップ協定も延長打ち切って
ウォンを奈落の底に沈めてしまいましょう。
悪いけど、自分たちのやっていることがどんなに矛盾に満ちていて、
どんだけ他国の善意を踏みにじってきているのか、一度キッチリ
認識しなおしたほうがいいと思うのです。
そして、「わずか20年間のうちに2度もIMFの「信託統治」を受ける」という屈辱を
味わうといい。
ある意味、何百年もドイツに蹂躙され続けて「ドイツアレルギー」が染みついてる
くせに、財政破綻して打つ手がないギリシャ(でもIMFの「信託統治」実績はない)
よりもタチが悪いと思います。


ところで。
そうこう言ってるうちに、案の定、
竹島に触発された中国人が悪ノリで尖閣に上陸してしまいました。
ここでも日本はその格段の「優しさ」を発揮して
穏便に強制送還で終わらせたわけですが、
次に来るときは、当然、捕まえて刑事裁判してもらないとですね。
それで中国に滞在する日本人に危害があったら、「中国サイテー」なわけですが
十分あり得るから怖いです。
自分には何もできることがないのが残念ですが、
中国や韓国に滞在せざるを得ない邦人の皆様、
くれぐれも警備は厳重に・・・。

「ネット実名制」というまやかし
  2012/8/10 (金) 15:07:40 - - No.1344412933
匿名性をその最大の特徴としてきたネット社会に、
実名制による比較的まっとうなコミュニティを構築し、
ついでにソイツでまんまとひと財産稼いだ、という意味で
Facebookがもたらしたインパクトは大きなものがあった。
その影響で、このところ、にわかに「ネット実名制」にまつわる議論がホットだ。

つい先日も、このような記事を目にした。

 Googleへの提言―通称名による透明性と匿名による言論の自由を両立させる方法はあ

 http://jp.techcrunch.com/archives/20110905pseudonyms-transparency-free-
expression/?ncid=jpYNewsTC


ライバル企業が、新手の新興勢力の成長要素をパクろうとすること自体は、よくある話
だが、
GoogleがFacebookをパクって「ネット実名制」を導入しようという企てについて、
「何かちょっと違う」と感じているのは、私だけではないはずだ。
その理由をズバリ言ってしまうと、
Googleがパクろうとしているものが、実はまったく新しくないからだろう。
単に堂々巡りしている議論の蒸し返しに過ぎない。


筆者に言わせれば、既にエンディングは見えている。茶番も甚だしい。

人は、「嘘」をつく生き物である。

これがすべて。
リアル/バーチャルという「場所」の問題は、本質的な問題ではない。
人が嘘をつく限り、実名制には実効性がないのだ。
こんなアナログな問題に深入りしたくなかったから、
ネット社会はハナから匿名が基本だったのだ。


ネットで無条件に信じていい情報など、はっきり言ってない。
eメールの着信とか、URLが存在するかしないかといった基本的なことでさえ、
次の瞬間に嘘(=無効)になる可能性や、見せかけのエラーメッセージなどがあり得る
のだ。
基本的に、すべてを疑ってかかる必要があるのが、ネット社会の究極の心構えである。
(とは言いつつ、日常的には8割くらいの情報は信用してるわけですけどね)
でも、それで何ら支障ないように、初めから設計・運用されてきたシステムなのだ。
そんな環境で、名前だけ実名、と言って、何の意味があるのか。


結局、
ネット社会に実名制を導入しても、悪意的な詐称はなくならないから、
実名制それ自体は、本質的に、信用の担保にはなり得ない。
多少、現状よりマトモになるかも知れないが、
そのために増加するユーザー負担を考えれば、割に合わない。
認証機関などを設けても、本質的な解決にはならない。

「ネット実名制」は、理想ではなく、単なるまやかしである。

「オスプレイ事件」にみる日本人の能天気な防衛意識
  2012/7/20 (金) 15:30:51 - - No.1342765851
米軍基地へのMV-22オスプレイ垂直離着陸機の導入を巡る一連の騒動は、
実機の日本への陸揚げが7月23日に迫るなか、
拡大の一途でまったく収束する気配が見られない。
まったく、見るだけ聞くだけでも嫌気が差してしまう。

曰く、
「オスプレイは事故が多い」(これは統計事実を見ていないか、誤認している)
http://www.asahi.com/politics/update/0720/TKY201207190736.html
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120701-00000071-san-pol

以下http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120701-00000071-san-pol
より抜粋
-------------
普天間飛行場への配備通告目前にはモロッコと米フロリダ州でも事故を起こした。た
だ、モロッコで墜落したのはMV22だが、フロリダ州の事故は空軍仕様のCV22。
両機の機体は9割方は同じだが、運用はMV22が人員・物資輸送、CV22は特殊作
戦という大きな違いがある。フロリダ州での事故後にまとめた10万飛行時間あたりの
事故件数を示す「事故率」はCV22で13・47。一方、MV22は1・93にとど
まり、海兵隊所属のヘリを含む航空機の平均事故率2・45より低い。

 陸上自衛隊の元ヘリパイロットで防大教授の山口昇氏は「事故率はバスタブ曲線を描
く」と話す。配備当初は事故が多発するが、その後低下し、老朽化して再び多発するU
字となるというもの。要するにMV22の事故率は今後低下する見通しだが、逆に普天
間飛行場に配備中のCH46には老朽化による事故が多発しかねない危険もあるのだ。
------------

よく考えて欲しい。
米運だって、沖縄問題は十分理解しているし、日米関係の悪化だって避けたい。
あくまでも環太平洋方面での作戦展開の便宜上だけど。
また、米軍にとって最も大切なのはその兵隊である。
落ちたら一番痛いのは米軍自身であることを、忘れていないだろうか。
オスプレイはまだ海兵隊で130機あまりしか配備されていない新鋭機。
熟練パイロットは少なく、養成を考えると、万一墜落した際の損失は膨大だ。

あえて事故が多いものを、物議を醸してまで持ち込んで来るのはナンセンスだが、
軍隊というものは、通常、そのようなナンセンスに最もくみしない組織だ。
国民や兵隊の命がかかっているのだから。

つまり、オスプレイが日本に来るのは
「事故率がむしろ低い(これからの運用でますます低くなる)から」であって、
「事故が多くてもイイから使い勝手の良い機材を持ち込みたい」とか
「沖縄をモルモットにして最新兵器の運用テストをやりたい」とかいった
姑息な日本人政治家がいかにも考え付きそうな理由ではない。
少なくとも、沖縄は米国本土とは比べ物にならないくらい
米軍兵士にとっては「極東の最前線」なわけで、
最前線の兵士ほど「死にたくない」と思っているのが普通だから、
(「死んで英霊」精神が染み込んでいる大多数の日本人には分からんだろうが)
生きて本国に帰ろうと思っている限り、
使用する仕事道具の安全性には、ことさら気を遣うものなのです。

沖縄の基地周辺には民家がたくさんある。
52年前の米軍機墜落事故の再現はゴメンだ、という住民感情は当然だ。
だけど、おかしくないか?
代替機材の導入を拒否した結果、老朽化したヘリが墜落するのはいいのか?
このままじゃ危ないからオスプレイ歓迎!とかいった話はないのか?
なぜ、そういう議論が地元で出てこないのか?
(当面メドが立たない基地返還のことしか考えずに思考停止しているから、だろうが)
あるいは、オスプレイ賛成なのに、今言うといじめられるから声を出せないでいるの
か?
それもそれで困ったもんだ、情けない…。
いまどき「長いものには巻かれろ」なんて腑抜けた精神でどうする!?

2階建て大型機のエアバスA380は試験飛行で墜落したはずだが、
だからといって、乗り入れ反対を唱えた空港周辺住民の話なんて、聞かないぞ。
民間のヘリコプターだって、田んぼや山だけでなく、民家にもよく落ちてるじゃない
か。

民間の航空機ではすんなり通る話が、
どうして軍用機だとNGなのか? まったくナンセンス。
そもそも、ヘリは飛行機より事故率が高い。
オスプレイの事故率がヘリと固定翼機を足して2で割ったような値になるのはある意味
当然だ。
とすると、ヘリよりは確実に安全じゃないか、という話にならないといけない。

そもそも、何だって、飛べば、落ちるんだ。
オスプレイだけに目くじら立てるのは、間違っている。
単に目新しいことしようとした海兵隊に難癖つけて米国をゆすろうとしてる風にしか見
えない。
これでは米軍もますます日本を守ろうなんて気が失せてしまう。
反対派は、日本の安保を無視して反対ばかり言っているが、
それじゃあ昔の社会党と同じだ。無責任極まりない。
オスプレイ陸揚げに反対するなら、
せめて竹島にでも行って、他国の不法占拠者(侵略者と言ってもいい)を実力排除して
からにして欲しい。

経済力、技術力が低下し、「国力」に直結する人口も減少・高齢化に傾き、
国土的にも、
尖閣諸島の領有が脅かされ、北方領土の解決もままならず、竹島をベースにどんな軍事
行動が準備されるかも分からない現状にあって、
日米安保の弱体化を良しとするする風潮に安易に乗ってしまう人々は
いったい、この国の安全(経済的権益を含めて)を
何に頼ろうというのか?

もう、対案なき反対や、無策な議論に乗せられるのは、やめようよ。

RCTゴーマニズム宣言
  2012/7/18 (水) 17:31:33 - - No.1342600293
Google、“Pandaアップデート”日本語でも実施、低品質サイトの順位引き下げ
(Internet Watch 2012/7/18 14:42)
http://internet.watch.impress.co.jp/docs/news/20120718_547423.html?ref=rss

以下はGoogleのオフィシャルコメント

Google 検索が、高品質なサイトをよりよく評価するようになりました
http://googlewebmastercentral-ja.blogspot.jp/2012/07/google.html
(以下本文)
----------
2012年7月18日水曜日 | 11:43

Google はこれまで 良質なサイトをユーザーに届けること に力を注いできました。その
一環として、2011 年には、通称"Panda アップデート"と呼ばれる アルゴリズムの変更
を 英語 や その他多くの言語 において実施しています。この"Panda アップデート"は
これまで日本語や韓国語など一部の言語では実施されていませんでしたが、本日
Google は、日本語、韓国語でも実施したことをお知らせします。

このアルゴリズムの変更では、低品質なサイトの掲載順位を下げ、同時に、良質なサイ
トの掲載順位をより適切に評価します。例えば、ユーザーにとってあまり価値のないサ
イト、利便性の低いサイト、他のサイトからのコピーで構成されているようなサイトの
掲載順位は下がります。一方、独自の研究や報告、分析など、ユーザーにとって重要な
情報を提供しているサイトの掲載順位はより適切に評価されるようになります。この変
更は、日本語、韓国語ともに約 4% の検索結果に影響する見込みです。

このアルゴリズムの変更が多くの検索ユーザーにとって有益なものとなれば幸いです。

Posted by サーチクオリティチーム
---------

Gogleのアルゴリズムアップデートは、SEO対策のテクニックをウリにしている多くのウ
ェブサイト制作請負会社にとって死活問題となり得るため、かなり以前から何度も話題
となり、世情に疎い筆者も注目していた。

発表を受けて、新アルゴリズムの影響はどんなもんかな?と念のためググってみた。
果たせるかな、
Googleで「RCT」と検索した結果は、これまでどおり
www.rct.jpをトップに表示した。

ついでにYahoo! Japanでも「RCT」で検索してみた。
やっぱり、www.rct.jpがトップで出てきた。

日本の2大検索サイトが、RC Car Trendを1位で表示してくれる事実。
ありがたやありがたや。


Googleについては、アドワーズ広告主が優先的に上位に表示されている疑惑もあるが、
当然ながら?RCTはそういう疑惑とも無関係。
何度も無料キャンペーンのお誘いを受けながら、
単に面倒だし今は特に売り込みたいものもないので
アドワーズ広告は利用したことがない。


SEO(Search Engine Optimization)という言葉がネット社会で認知されたのはいつ頃か
らだろう?
Wikipediaの記述では、
「日本では、2002年後半から検索エンジン最適化業者が台頭し始めた。 2007年以降、競
争の激しい分野では、特に中小・個人サイトは検索エンジン最適化なくしての上位表示
は非常に難しくなっている」
だそうだ。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%A4%9C%E7%B4%A2%E3%82%A8%E3%83%B3%E3%82%B8%E3%
83%B3%E6%9C%80%E9%81%A9%E5%8C%96

実際、最近、仕事で複数の企業・団体のウェブサイトのメンテナンスを手掛けたが、
いずれも、webページのヘッダーにはペタペタと余計な?キーワードやらメタタグが埋め
込まれていた。検索エンジンのボット(bot:検索エンジンの元ネタ情報をかき集めてく
る自動巡回プログラム)に重要度をアピールするためだ。ただ、そのキーワードがあま
りに無配慮で役に立っていなかった。形だけのSEO。本質に目が向いてないお粗末な仕
事。「どう考えてもこんな長ったらしいキーワードで検索するヤツいねーだろ!?」と
いうことで、ついで仕事で改善してあげたのはここだけの話。

言うまでもなく、RCTにはそんな姑息な技法は基本的に使われていない。コンテンツの内
容そのものが「キーワードだらけ」だから、メタタグなんて要らないのだ。


RCTは、Googleが誕生した時には既に日本を代表するRCファンサイトの一角だった。当
然、Google日本語版ができてからずっと1位表示だ。特に何をしたわけではないけれど
も、どんな小手先のSEO対策も、複数サーバに分散された、リアルに数百ページに及ぶだ
ろう膨大なオリジナルテキスト/映像コンテンツと、無数の掲示板コンテンツには遠く
及ばない、ということなのだろうと思う。

もちろん、「RCT」という略称の有力企業やグループがないことも大きいのだろうが(一
時期、イエローキャブの巨乳グループが売り出した頃にはちょっと危機感を持ったけど
事なきを得たし)、こちらが「rct.jp/rct.ne.jp」というドメインを押えている限り、
たぶん今後も脅かされることはないのだろう、とタカをくくっている(笑)。

・・・というわけで、今回はちょっと珍しく
小林よしのり風に


 ゴーマンかまして よかですか?


「最強のSEOは、真摯に作り上げた良質なコンテンツをコツコツ積み上げていくことに尽
きる」
by ふぇら〜り伊藤


もっとも、ここ2,3年は、諸般の事情で新規コンテンツの追加が滞っていることも事
実。
まぁこのへんも、できる限り早い時期に以前の状況に戻れるよう、尽力中です。
ひょっとしてひょっとすると、2012年の暮れ頃までには、RCTを取り巻くいろんな状況が
一変するかもしれないことを予告しておきます。
現時点では、まだ確率30%くらいですけど・・・。

アサヒビールの変調
  2012/7/4 (水) 00:44:53 - - No.1341330293
・・・って、今さらだけれども、
それにしても、
今年、新発売された「アサヒ ドライブラック」を飲んでみたところ
こりゃダメだ、と思った。
アサヒには、従来から「黒生」もあるので、ドライブラックは差異化のために
わざと黒ビールらしさを消して、「黒いけど普通に飲めるビール」
を目指したのかも知れないけれど、
スーパードライのファンに訴求しそうな「イースト臭さ」すら放棄して、
クセのないビールにしたって、それじゃ
「その他リキュール類」の「なんちゃって発泡酒」と変わらないじゃん。
なぜ素直に「スーパードライ+黒ビール」のテイストを作らなかったのか?
良く分からん。

もうひとつ。
西友で気がついたのだけれど、
スーパードライ/ドライブラックの350ml缶の価格が、異様にディスカウントされてる。
他社製品が195円前後なのだけれど、
スーパードライ/ドライブラックだけ179円。
サントリーのプレミアムモルツが205円とかになってるから、その対抗上、
190円台じゃダメなんだろうけど、
酒税分含めて170円台までディスカウント
(ってことは、酒税抜いた卸値は100円切ってるんじゃないか?)
ってのは、いくら販売量コミットメントとか取ってたとしても、
かなりムリムリなんじゃなかろうか。。。
まぁ消費者目線では単純にありがたいんだけど。
ビール市場の長期低落傾向とサントリーの攻勢に焦っている感がありありと伝わってく
る。

ビールネタついでに。
今年出てきた新作含め、ノンアルコールビールの飲み比べを先日実施しました。
自分的には、
レーベンブロイのノンアルコール(輸入)がベスト、という番付は不変。
国産で一番いいのは、今年もやっぱりオールフリー(サントリー)。
かつて「これって別カテゴリーの飲み物じゃん」と思ったキリンの「フリー」は
改良されてかなりマトモになってきたような気がするけど、やっぱり
混ぜ物の味がまだまだあるので×。
サッポロのプレミアムフリーも昨年より良くなった気がする・・・ので3位。
鳴り物入りで登場したアサヒは期待外れ。キリンやサッポロとまるで違いがない。

醸造技術者じゃないから良く分からないのだけれど、
麦汁の糖分を適当に抜いて、ホップ絡めただけじゃあ、
「ビールっぽいノンアルコール飲料」にはならないのだろうか?
(麦汁を単に詰めたら甘過ぎてダメダメ、ってのは分かるけど)
なぜ、キリン、アサヒ、サッポロのノンアルコール飲料には
糖分やその他の余計な成分が添加されているのか?
加工食品って、なかなか興味深い。

全108件(返信記事を除く) | ページ間移動→[ 1 2 4 5 6 7 8 9 10 11 ]


最大999件保持 | 管理者宛てEメール | ?ヘルプ


MiniBBS-EX 1.30