ふぇら〜り伊藤コラム

当コラムは、RCT代表であるふぇら〜り伊藤によるざっくばらんな随筆です。
「賛否両論が起きて当然」「ぜんぜんRCと関係なさそうに見える」話題をあえて積極的に取り上げます。
お気に召さない方は、お願いですから読まないでください。気分を害されるのは本意ではありません。
お読みくださった方が、RCだけでは得られない何かを、このコラムから見い出してくだされば本望です。
なお、当コラムに関するご意見はこちらよりお願いします。
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ルービックキューブ
  2006/6/7 (水) 23:12:28 -   - No.1149688338
(添付1) 1149688338.1.01
「村上ファンド事件」については専門的な話ですし、過去2年あまりの複雑な
事実関係が背景にあるので、いつになく超長い話になってしまいました。すみません。

話は変わって、
1980年にツクダオリジナルから発売されて社会現象にまでなった大ヒットパズル
「ルービックキューブ」が昨年2005年1月に「パルボックス」というところから
リバイバル発売されています。カラーシールなどの仕様がツクダオリジナルのものとは
違うし、ジョイントの動作感も異なるそうなのですが、
一応、考案者からの正規ライセンス品ということで大々的に売られていると。

ヤフオクで「ルービックキューブ」と検索すると意外にザクザク出てきました。
NTTドコモをはじめ、結構、いろんな企業のプレミアムグッズや商品としても
出ているんですね〜。知らなかった。
たぶん、一般の書店・玩具ルートだけじゃ数がさばけないので、製造元がOEM受注で量を
稼いでいるんでしょうね。

私がこの「復刻版」を目にしたのは今年の初め頃だったんですが、
ちょうど子供と一緒だったので、サンプルを触らせて反応をみたところ、
多少興味はあったようなんですが、案の定、攻略法が分からないのですぐドン詰まって
放棄してました。
こういう時、ブーム当時にヤリ込んで攻略法を覚えてたら「お父さんすご〜い!」って
なるんだろうけど・・・。まぁいいや(笑)

そう、私自身は、ブーム当時、キューブには興味がなかったんです。
友達の家に遊びにいった際にちょっとやっても「ダメだコリャ」てな感じでした。

ただ、親の立場からすると、
数学的なパズルですから、小学生くらいの年齢で一時期ハマるのは
「頭の訓練」としてはいいことなんですよね。しかも都合の良いことに、
最近マイナーチェンジされたらしく、現行モデルには「攻略本」もセットされてます。

攻略本を読んだらウチの子でもヤル気になるかな、ということで俄然買う気になり、安
いところを探したところ、

定価 2079円(税込)←書店はこの価格
カウマート 1980円(税込)+送料
トイザらス 1699円(税込)+送料(3000円以上なら送料無料)
Amazon.co.jp 1699円(税込)単品で1500円以上なので送料は無料

・・・ということだったので、実質的にはAmazon.co.jpが一番安そうです。
このほか、ヤフオクでは同じ商品が980円という破格で出ていたのですが、
送料で最低でも700円かかるので、実質1680円以上になってしまいます。
落札までの日数などを考えるとどうだかな、という感じです。
楽天も同様で、いろいろ出ていましたが、送料を考えると軒並み1800〜2000円という
感じでした。

かくいう私は早速アマゾンに注文を入れました。
子供が攻略本を駆使してどの程度キューブを攻略できるのか、今から楽しみです。
え、私はやらないのかって? いや〜子供が飽きてからでいいですわ・・・。
飽きずにヤリ込んでるようなら別バージョンをヤフオクで買えば安いし・・・。

ともあれ、「最初の一歩」はやはり攻略本付きの正規バージョンがいいと思います。
皆さんもお子さんの「脳力アップ」におひとつどうですか?
もし良かったらこちらのリンクをご利用くださいね。
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/
redirect?link_code=as2&path=ASIN/B0007LBEE8&tag=rct-22&camp=247&creative=1211

村上世彰と2人のマイケル
  2006/6/7 (水) 22:05:33 - - No.1149528155
「2006年6月5日」は日本の証券界の歴史に残る1日になるでしょう。

4000億円の預かり資産を擁し、東京スタイル、ニッポン放送、そして阪神電鉄の株
買い占めで名を馳せた、通称「村上ファンド」代表の村上世彰容疑者が、この日、
ニッポン放送株を巡るライブドア社との間でのインサイダー取引の容疑を認め、
ファンドの代表を降り、夕方には逮捕されました。
また、5日11時に開かれた謝罪会見に先立って、
阪神電鉄に友好的TOBをかけていた阪急HDに対しTOBに応じる旨を通告、
預かり資産の2/3が現金化される状況を整え、事実上「ファンド解散」と言っても
過言ではない状況となりました。
村上容疑者は会見で、ファンド運営継続の意向を表明しています。
スタッフも事業継続能力を持ってはいるでしょうが、村上容疑者の手腕にカネを
出している投資家が大半でしょうから、実際には預かり資産が一定額を下回った時点で
7つあるファンドが個別に順次解散、スタッフも順次離散して
2〜3年後には自然消滅、というのが自然な流れでしょう。
ホリエモン逮捕に続く今回の事件は、「ひとつの時代の終焉」を
国内外の市場参加者に強く印象付けたと思います。

村上容疑者の容疑自体は、「インサイダー取引」と言われればドキっとしますが
内容的には、私から見れば「そんなのアリかよ〜」と思うようなものでした。
他の仕事仲間の意見も同様で、本音ベースでは村上容疑者に同情的な見方が多いです。
「ルール違反」を肯定する人はもちろん1人もいるわけないんですが、
「ホントにコレってルール違反なのか?」という点に大きな疑問符がつく逮捕劇
だからです。もちろん、検察側は裁判に耐え得る確証を持っているんでしょうけど。

http://tez.com/blog/archives/000325.htmlにあるとおり、TOB(株式の公開買い付け)
では、証取法第167条で

 (1) 公開買付等関係者や公開買付等関係者から重要事実の伝達を受けた者は、
 (2) 公開買付等事実を知って、
 (3) その公開買付等事実が公表される前に、
 (4) 株式等の特定株券等の売買(開始前は買い、中止前は売り)をしてはならない

となっており、これに違反した場合、3年以下の懲役もしくは300万円以下の罰金が
課されることになっています。
 #当時のTOBルールでは「市場外で発行済み株式の1/3超を取得しようとする場合」
 #に限ってTOB制度の利用が義務付けられていましたが、
 #ライブドア〜村上ファンドのニッポン放送株大量取得事件を契機に
 #「市場外で」→「市場内外で」への強化がちょうど立法化の審議中だった
 #「金融商品取引法(投資サービス法)」のなかに盛り込まれ、
 #村上容疑者逮捕から2日後の6/7に参議院で可決成立しています。
また、このTOBルールに関連して、
上場企業の株を5%以上買い集める行為も「TOBに準じる行為」とされています。

今回の話がややこしいのは、ライブドアが、
04年11月という、まだTOBの発表もしてないしニッポン放送株もまったく買ってない
段階において、
巨額の資金調達交渉といった「(準TOB行為の)準備に着手していた」ことについて、
これを村上容疑者が認識したうえでニッポン放送を買い進めて
不当利益を得たのではないか? という点を検察が容疑としているからです。

もともと村上容疑者は、ファンドが保有するニッポン放送株の高値売却を狙って
フジテレビ買収を視野に入れた放送業界再編のシナリオをライブドア側に
プッシュしていたわけだし、その狙いはライブドア側だって分かっていたはずです。
 (株を安く買って高く売るのがファンドの仕事、というのは世間の常識)
しかも、こうしたことは何もライブドアだけにやってたわけではなく、もともとは
2003年の秋には楽天に持ち込まれ、三木谷社長経由でフジテレビ(日枝会長)に
買い取りの申し入れがあったとされています(東洋経済06年2月4日号p.37)。
そのときは日枝会長が難色を示したため実現しなかったそうですが、結局、05年1月に
フジテレビはライブドアに先がけてニッポン放送のTOBを発表することになります。

通常、何億円にもなるような大きな株取引が事前に何の取り決めもなく偶然に起きる
なんてあり得ません。売り手と買い手の「事前交渉」は常識です。特に、TOBと
いった大掛かりなことになると、事前に大口の株主の意向を打診して「根回し」を
しておくのは基本中の基本。その際、根回しを受けた株主がその情報をもとに
株を買い上げたらインサイダー取引になるからダメよ、というのは、
感覚的にも理解しやすい話なんで、違反する人はいないと思うんですが、
このケースでは、もともと売りを仕掛けていたのが村上ファンド側で、それに
フジテレビとライブドアが乗ってきた格好だったので、話が一筋縄でいかないのです。

案の上、村上容疑者はTOB発表に先立って、フジテレビとライブドアを天秤にかけて
売却交渉をしていたとか。
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20060607i106.htm?from=main1
私は、希望者を天秤にかけて呼び値を吊り上げるといった交渉自体は
オークションや日常的な商行為でもありふれた常識的な「ビジネス」だし、
 (欧米ならもっとエグイのがいっぱいある)
単に規模がデカいからというだけの理由でこの交渉だけが特別に非難を受けるとしたら
それはおかしいと思うんですが、
問題は、これがインサイダー規制との絡みを考慮するべき交渉事であり、
TOBが話題に出た後にも株の買い増しを進めてしまった点にあるのでしょう。

ただですね、TOBの話が出た後に買い進めた株数って、全体に占める割合としては
たかが知れてるはずです。なので、「TOB情報を利用して暴利を得た」と言われても、
TOBの話が出た後で取得したニッポン放送株の売却益が、売却益全体の何%を構成
してますか? と厳密に考えたら、実は取るに足らない程度の比率だったりして、
「TOB情報を利用して利益を得た」という検察の議論は苦しいんじゃないかと思います。
だから、それが理由でダメ出しされるのって、どうだかな?
ちょっとコジ付けがましくない?・・・と思うわけです。

ともあれ、村上ファンドは、単に保有株を高値で売り抜けるだけのつもりだったら、
売却交渉の過程でライブドアないしフジテレビからTOBの話が出た時点で
株の買い増しを差し控えておくべきだったのです。
そうでないと、結局は売却先がどっちに転んでも、
TOBに関するインサイダー規制に引っかかる事が目に見えていたわけですから。
ただし、あくまでも「証取法167条を知っていたら」ですが。
日本ではTOBなんて非常に稀なので、案外、
TOB時のインサイダー規制のことを「知らなかった」というのはあるかも、なので。

 #ちなみに、かくいう私も
 #TOB時のインサイダー規制の構成要件なんて今まで知りませんでした。
 #非常に専門的な規制なので、金融関係者の多くが、恐らく、これまでほとんど
 #認識してなかったと思います>証取法167条
 #幸い、今回の事件を契機に、「知らなかった」は今後なくなりそうですけどね。

そうではなくて、村上ファンドが、これまでのグリーンメーラー的なファンド運営の
あり方から一歩脱皮して、DDIポケット(現ウィルコム)を買収したカーライルのような
経営にどっぷり入り込んで長期投資を目指すファンドに衣替えするつもりで
経営支配を目的としていたのだったら、TOBの話を聞こうが何されようが、
お構いなしに買い進めば良かったわけですが、それなら
なぜ先行してTOBかけなかったの? という話になってしまいます。

その行動から判断される限り、村上ファンドに経営支配の意図はなかったわけで、
ならばTOBの情報を得た後に株を買い進み、TOB発表後に約500万株の保有株をすべて
売り抜けた行為は、実質的にTOB情報を利用して利益を得たかどうかはともかく、
形式的には、インサイダー取引と認定されても仕方ないでしょう。
日本の司法は厳密主義なので、どうしても表面上の形式に捉われがちですし。

                 * * *

「村上会見」で、もうひとつ気になったのが「TOB情報の心証」の問題です。
つまり、「言ってるけどホントにやるんかいな〜(多分ムリ〜)」という程度の
情報しか得ていない段階で証取法167条の適用を受けるのか? という議論です。

逮捕翌日の6/6付け日経新聞でも、このあたりの議論について触れられています。
「5%以上の株買い集め」についてのインサイダー規制違反の判断は
「情報源」や「実現性」がポイントになるけれども、主観的な要素を重視すると
法の抜け穴になる(これってレースのレギュレーション解釈とまったく同じ話)ので、
どうサジ加減するかは慎重な判断を要する、と。
ちなみに過去の最高裁判例では、役員会などで組織的に決定されていなくても、
「社長の方針決定段階で重要事実の決定に当たる」という事例があるそうですが、
「なら何でも社長から話を聞いたら明らかなカマかけ話でも重要事実なのかよー」
という反論がすぐに飛びだしてきそうです。だいたい、私の個人的経験からしても
「社長の非公式な発言」なんて、全然アテにならんですもんね。
社内で検討したらすぐコケちゃう、とか、往々にしてありますし。
いちいち重要事実扱いして逮捕者出してたら、世の中、おかしくなっちゃいますよ。

だって、この解釈がまかり通るなら、世の中の「たら・れば」のカマかけ話まで
全部、インサイダー規制の対象になっちゃう、ってことですからね。
あくまで「5%ルール」に絡む大量保有の案件に限られる話とはいえ、
「日常的」ともいえる5%ルール届出の頻度を見れば、対象者はゴマンといますよね。
話をしてる時点では、それが実現するかどうかなんて分からない取引まで対象にして、
後出しジャンケンよろしく、TOBの発表があった段階で
「ハイあんたインサイダー取引ね〜タイーホ!」なんてヤラれちゃったら
それこそ、あらゆる情報が集まる大手ファンドのファンドマネージャーなんて
何にも投資できなくなっちゃうでしょうに。
まぁそれでも普通は、「TOBしよっかな〜」なんてことを上場企業の社長が
フラっとどこかのファンドマネージャーに口走る、なんてことはあり得ないから
「事件」にはならないんでしょうけど・・・。

そもそも、このインサイダー取引疑惑のネタって、
ライブドアが05年2月8日に市場外取引でニッポン放送株を大量取得する前後から
さんざん新聞で書かれていたことですし、
(村上ファンドとライブドアが裏で手を結んでニッポン放送株を買い漁っていると)
その時点では何らお咎めナシだったのが、今さら立件されたことについては、
まぁライブドアの捜査で都合のいい証拠メールが発掘できたこともあるんでしょうが、
単に「見せしめ」として重箱の隅をつつかれただけ、という気持ちが
村上容疑者の中にも強くあるはずです。

                  * * *

「見せしめ」といえば、モータースポーツファンの脳裏にすぐ浮かぶホットな話題は、
つい先週末のモナコGPでのマイケル(ミハエル)・シューマッハの予選タイム剥奪事件
でしょう。予選終了間際にラスカスで「故意にマシンを停止させた」と認定された
結果ですが、マイケルの態度は今回の村上容疑者と非常に似ていました。
「クロ裁定したがってるお上と議論しても自分が損するだけだから、
 納得はしてないけど決定は容認する」と。
面白くない、と思う人もいるかも知れませんが、いずれも、余計な争いで
周囲に迷惑をかけたり事を大きくしたくない、という意識が強かったのでしょう。

ともあれ、村上容疑者は既に資産の大半を海外に移しちゃってるわけですし、
容疑がかかっている証取法違反にしたって、最大でも懲役3年ですから、
残る人生、存分に悠々と暮らしていけるわけです。
金融界からは身を引くと宣言したわけですが、「ビジネスの世界」から身を引く、とは
言っていません。恐らく、彼の頭の中には、あるアメリカの大先輩のイメージが
しっかり投影されているのではないかと思います。
80年代にジャンク債市場を創り上げ、映画「ウォール街」のモデルにもなった
伝説の人物、マイケル・ミルケン氏の「リベンジ物語」のイメージが、です。

彼が絶頂期の80年代にジャンク債市場
(信用度の低い企業が高金利の社債を発行して主にM&Aの資金を調達した市場)
で操っていた資金の額は実に2000億ドル(22兆円)。
今の貨幣価値に換算すれば50兆円くらいになるかも知れません。
彼からすれば、村上ファンドの4000億円なんて子供みたいなものです。
それでガタガタ言ってる日本の金融・実業界のなんとちっぽけなことか・・・。

そんな「金融界のマイケル」も、SECからインサイダー取引の摘発を受けたのは
ジャンク債市場がまさに絶頂を極めていた時期でした。
そもそも、ジャンク債を発行する企業の動機自体が、「M&Aのための資金調達」という
インサイダー情報の塊みたいなもんでしたから、これがインサイダー取引の温床に
ならないほうがおかしかったわけで。案の定、「市場のドン」が捕まっちゃったと。
彼の場合は、金融界から追放されるとともに1991年から2年余りの懲役を受けています。
その間に、規制の大幅な強化などもあってジャンク債市場は急激にしぼみました。

先日、ちょうど、仕事絡みで5月18日付けのForbes.comの記事を読み、
「金融界のマイケル」の近況を知ったばかりだったのは奇遇でした。
それによると、彼は93年頃にムショを出た後、12億ドル(約1300億円)の罰金を
抱え、破産寸前のところからの再スタートだったのですが、
この間に経験した前立腺がん克服の知識や人脈を生かして
FastCuresというベンチャー企業を興したばかりでなく、教育にも関心を持ち
Knowledge Universeという持ち株会社を興して、広く教育関連事業への投資を始めた
そうです。傘下には、e-ラーニングシステムのK-12社やCardean University社、
知育玩具メーカーなどを擁しているとか。傘下企業から株式上場したところも出ている
そうで、創業者利益で過去の借金もあっという間に解消したのではと思います。

実はアメリカでは、証取法違反を犯して金融界から追放処分を受けた人が実業界で
リベンジする例が結構あります。マイケルの例もそうなんですが、手前ミソの例では
自分の会社が投資しているアメリカの医薬品ベンチャーの社長もそうです。
この人は、90年代前半まで4000人規模の中堅地場証券を経営していたのですが、
その時に出演したTV番組で、某銘柄のカラ売りを推奨したのを相場操縦と認定されて、
会社をたたむハメになりました。その経緯は今でもSECのサイト上に記録が
残っていて、ネット上で検索するとしっかり出てきます。

彼の場合は罰金で済みましたし、5年間の猶予期間を経過したら証券界への復帰も
可能、という取り扱いでしたけれども、
規則違反で追放歴のある人物が金融界に復権する、というのは実際にはかなり困難で、
その結果、「実業界で大儲けを見せつけてリベンジしてやる〜」というのが
メジャーなようです。実際、この社長も会社が昨年株式公開にこぎつけて、今や
持ち株は何十億円もの評価額になっています。しかも、近日中にさらにもう1社の
株式公開をさせようと目論んでいますから、ますます焼け太り? しそうです・・・。

そういうアメリカ人経営者の「七転び八起き」の姿を見ていると、
村上容疑者も、きっと後年、今とは異なる形で
また世の中を賑わしてくれるんじゃないかと大いに期待してしまいます。
何といっても、彼にはカネがありますからね・・・。

少年時代から株をやっていたとはいえ、もとは通産官僚上がりの人物が
1999年からファンド業務に携わった程度で「プロ中のプロ」と言い切ってしまうという
その底の浅さ加減については、同業者としてどうだかな〜とは思いますが、
彼の「突破力」に関しては日本人としては頭抜けたものがあるので、ぜひとも
これに懲りずにまた何かやらかして欲しいものです。
できたらラジコン関連でもおひとつ何かやってくれたら・・・(笑)

おかげさまで8周年
  2006/5/31 (水) 13:24:54 - - No.1149049494
(添付1) 1149049494.1.jpg
さてこのたび、RCTは創立8周年を迎えました。
この間の皆様のサポートにこの場をお借りして改めてお礼申し上げます。

RCというのは多くの人にとってはあくまで「ホビー」であり、
生活や仕事の後に「余裕があったらやる」というものですから、
コンスタントに関わりを持ち続けることの難しさを
年を重ねるごとに痛感していますが、これからも、たくさんの新しい
出会いを繰り返しながら、「細く長く」RCを楽しむユーザーが
1人でも多くなっていくことを願いながら、RCTの運営を続けていきたいと
思っています。どうぞよろしくお願いします。

新生銀行の「ごーてんご!」定期預金
  2006/5/30 (火) 03:08:45 - - No.1148926125
ATM料金無料、ネット振込無料(月5回まで)を打ち出すなど、
「素直に嬉しいけど業界的にはかなり革命的なサービス」で口座数を伸ばしている
新生銀行。ワタクシも遅ればせながら先週、近くのサテライト店で口座を開設。
キャッシュカードをその場で発行してくれるのも驚きでしたが、キャッシュカードの
カラーバリエーションが32種類だったかな?メチャ豊富なのも驚きでした。
しかし、ナゼかソリッドカラーばかりで「金」「銀」はナシ、
また「純白」もなくてちょっとガッカリなんですけど・・・。
ちなみに、「黒」が人気なんですが「傷が目立ちますよ〜」と言われてワタクシは
不承不承、オフホワイトを選びました・・・。

ワタクシの職場の近所にあるサテライト店は、約1年前にオープンしましたが、いまでも
1日平均15件ほどの新規口座開設があるそうな。
「なんだ15件かいな」と思った人は甘い。たった2〜3名でのオペレーションで
毎日毎日、15件の新規開拓をやれ!と言われても、フツーの営業店なら、まずムリ!
1ヶ月22営業日で考えれば毎月330件、1年では4000件にものぼる口座がたった1つの
ミニ店舗から積みあがってくる、というのは、ちょっと驚きです。
すごいぞ新生銀行。

その新生銀行がいま売り出し中なのが、この商品。
http://www.shinseibank.com/powerflex/pys/index.html
ボビー・バレンタイン監督が「ごーてんご(5.5)!」と絶叫する、
かなり印象的な、でも何が何だか分かんないCMをご覧になった方も多いはず。

たぶん金利のことなんだろうけど・・・しかし円金利で5.5%なんて
5年モノ定期が0.3%なんて言ってる今のご時世で、あり得ないよなー、
と思いつつ、念のため上記ページをチェックして、カラクリが分かりました。
とはいえ、オプションや先物を絡めた「仕組み債」について理解のない一般の方だと、
よくよく考えないと理解できないと思いますので、解説しておきましょう。

             * * *

この商品「パワー円定期セット」は、3ヶ月という超短期の定期預金と
原則5年間、解約できない定期預金がセットになった商品です。
「セットで買ってね」というのがミソになっています。
そして、5年定期は原則として中途解約できず、販売時の落ち度や本人が死ぬといった
「やむを得ない事由」があった場合に限り、中途解約に応じるけど元本割れする
リスクがありますよ、という但し書きがあります。
但し書きは例によって字が小さく、そこまで気付く人がどれだけいるか疑問ですが。

ところで、この2つの定期預金には金利設定に大きな違いがあり、
「5.5%」というのは3ヶ月定期のほうだけです。
5年定期は1.5%です。
5年定期の1.5%というのも結構なレートですが、5年もの国債利回りが1.36%なので
リスクを取ってどこかの円建て社債をぶつければ十分に利ザヤは抜ける水準です。
もともと「長銀」ですから、資金をまとめて0.1%とかの薄い利ザヤを抜くのは
お手のものでしょう。ひょっとすると全部国債での運用かも知れませんよ。

さて3ヶ月定期は「3ヶ月で満期」ですから、満期が来ると、年利0.3%以下の
「フツーの定期」に切り替わってしまいます。実はココがミソなんです。

普通、お客さんというのは「最初の話」にはものすごく注目するんですが、
「その後どーなる」という話には意外に疎いものなんですよね。
騙してるわけじゃないし、「5.5%」という「利率」にもウソはないんですけど、
運用期間を「3ヶ月」に限定することで、見かけ上のインパクトを強めているだけで、
実際には3ヶ月しか運用しませんから、年間ベースに引き戻した「利回り」換算では
5.5%の1/4、つまり1.375%にしかなりません。
そしてその後は運用期間にもよりますが5年ものスーパー定期でも0.3%未満の金利に
なってしまいます。

つまり、銀行側から見れば、預かった預金を全部、
最初から最終利回り1.5%以上の債券で運用するツモリであれば、
ALM(負債・資産管理)的には損をしない、というカラクリなわけです。
「5.5%」に目を惹かれて預金したお客が、全員とは言わなくてもある程度、
そのままズルズルと0.3%程度の定期預金に預けてくれれば、
そこでもう一方の5年もの定期の利息分も埋めて利ザヤが抜けるのでいいわけです。

要するに「5.5%」は、預金集めのための「撒き餌」です。
長短金利の差に「利率」と「利回り」という金利表現のトリックを使って、
実にスマートに、何の変哲もない国債を売り付ける手法なわけです。
もしかしたら国債じゃなくってもっと利回りの高い円建て社債なんかも組み入れて
運用利回りを1.8%くらい確保しているのかもですね。そうしたら銀行側としては
さらに運用成績が上がるわけですものね。好景気でデフォルト率が下がっていることも
社債投資には追い風になっていますし。

つまり、最低預金額100万円の「パワー円預金セット」に預けるくらいなら、最初から
トヨタとか松下とかいった国際優良企業の転換社債とか買ったほうがいいわけです。
クーポンで2%くらい抜けるだろうし、株が上がれば株に転換して売れば
キャピタルゲイン取りのチャンスも狙えるわけですからね。
(株が上がらなければ債券のまま放置して素直に金利と元本を受け取れば良い)

でも、「パワー定期」は、株と違って、別に預金者が損するわけじゃないし、
毎月配当型投信みたいに、いつかは元本がなくなるタコ配(タコ足配当)のカラクリ
がある商品でもないし、
こういうマトモそうな商品が人気化するのは悪くないですよね。
ネット証券が3000円とか4000円とかのキャッシュバックで新規口座を勧誘している
ことを考えれば、この商品で顧客開拓費用として3000円くらいロスったとしても
構わないわけですしね。たぶん銀行は損しないと思いますけど。

何にしてもイマドキの銀行は手数料は高いし(3万円以上ATM振込手数料750円は健在)、
金利はボッタクリのように低いし、行員のレベル落ちて気の利いた応対ないし、
というのがこのところあまりにも目に余るので、せめて商品企画だけでも、
ちょっと「ファンタジスタ」が活躍してくれないと、どーしようもないですよね。
どだい株なんてやったこともない銀行マンが投信売るとかしたって、事故のモト
なんだから、やっぱお客に喜ばれる「金利商品」を愚直に追求することですよね。
(新生銀行のパワー円定期がバカな預金者にウケてもイマイチ喜べないけどー)

がんばれよ〜日本の銀行!

「グーグル脳」ってどうよ?
  2006/5/18 (木) 15:09:07 - - No.1147931128
久々のカキコです。

ちょっと遅い話題ですが、
巷で「グーグル脳」という新語が話題になったらしいですね。
広まったキッカケはココ→ http://dic.yahoo.co.jp/tribute/2006/05/13/1.html

短いのでリンク先にアクセスするまでもなく全文を掲載しておきます。
-----------------------------------------
グーグル脳 (2006年5月13日)
グーグルはパソコン利用者のほとんどが使っている検索エンジン。他にもいくつかの検
索エンジンがあるが、ヒット数の多さや検索内容の確かさで、ネットユーザーの間で圧
倒的な支持を得ている。「グーグル脳」とは、学生がこのグーグルを利用して論文など
の文書を作成する傾向を指している。学生たちはゼミに提出する論文作成やテスト代わ
りのレポートを作成する際などに、グーグルで情報を検索し、これはと思われるものを
見付けると、コピー機能を使って、それを自分の文書にペーストして(これを「コピ
ペ」という)、タイトルを付けるだけで提出してしまうのだという。つまり、自分の頭
で考えるのではなく、全てをグーグルに任せきりという状態なのである。東京大学助教
授の北田暁大が、これと同じことが、ビジネスマンの企画書づくりなどでも行われてい
るのではないかと危惧する内容のコラムを『読売新聞』紙上で発表し、注目を集めた。
----------------------------------------

私は不勉強なので北田助教授のことは知りませんでしたが、
「北田暁大」とググったら、ゾロゾロ出てきした。
要するに本をいっぱい書いて売り出し中の若手社会学者、という方のようです。
それはそれで結構なんですが、
私が共感できないのは、「グーグル脳」という表現に込められた
メッセージの内容です。

 「ググッてコピペすれば良しとする感覚」→「自分でモノを考えない態度」

という図式を示したいのでしょうが、本当にこの図式は正しいのか?
学者にあるまじき短絡的な発想ではないかと。
あるいは、単に注目を浴びたくて狙った発言なのか?

マスメディアの尻軽コメンテーターなら、こういう話題に対してすぐに
「インターネットで何でも情報が手に入る時代だから」と言いそうですよね。
しかし本当にそうなのでしょうか?

「検索」というのは立派なスキルです。自分の狙った情報にヒットさせるために
情報を絞り込み、取捨選択するのは、創造的な発想力がなければできません。
だからこそ、検索スキルによる新たな「情報力格差」が生じたりするわけでしょう?
そうした観点がズッポリ抜けているのは、どうしたことでしょうか。

私も調査マンのはしくれとして、日常的に検索エンジンを愛用して、ありとあらゆる
検索をかけながら日々の仕事をこなしていますが、その経験からすれば、

 「ネット上にマトモな情報なんてないからググった程度でロクなモノは書けない」

というのが率直な見解です。
むしろ、一番知りたい、肝心な部分についてはあまりネット上では調べがつかない、
というのが実情ではないでしょうか。
求める情報の深さにもよるんですが、私の場合はいつもそうです。

当たり前です。
そもそも、論文やレポートというのは、「オリジナリティ」や「新しい発想」が
求められるわけで、
ネット上で検索して似たようなものが出てきた時点で、既に
「あんたのアイデアはボツ」と宣告されたようなものです。出てこなくて当然。
また、シンクタンクや調査会社、報道機関といったところでは、
「情報」こそが「メシの種」なわけですから、
そういうところが「情報のキモ」を無料でネット上にバラまくわけがない。
だから、カネが取れるほど価値のある情報は、基本的に
いくらググッたって、出てくるわけがないのです。

それに、たとえ調べて何か出てきたとしても、その情報を「検証・吟味」して、
「新しい価値を創造する思考のプロセス」がなければ、
質の高いレポートなんて、作れるわけがありません。
そんなもん、見る人が見たら5秒で分かっちゃいます。

つまり、「グーグル脳」の人種ってのは、「頭を使う作業内容」が
自分の創造性をもっと発揮できる部分にシフトしているだけなのです。
「自分が労力を費やす意味のない部分は省こう」というだけのことなわけで、
決して批判されるような人種ではないハズなのです。
むしろ、「デキるヤツ」として評価されるんじゃないでしょうか、一般には。

「コピペで足れり」というレポート書いて、「それでいい」と受け入れてしまうような
ことが実際にあるとすれば(かなりあるでしょうね現場では)、
課題を出している先生とその「課題の出し方」こそが問題なのです。
学生はただ「ゲームのルール」に従っているだけではないかと。
ルールを変えれば学生だって行動を変えるでしょうに。
ただし、大学レベルで取り組まないと安易な先生の授業に学生が流れちゃうでしょう
けどね・・・。

そもそも、コピペなんてのは、出所を明らかにしてなければ「盗用」以外の何者でも
ないんですから、
それで論文なり、レポートなりを書いちゃって、それを受け入れるほうも
受け入れちゃうっていう感覚が、そもそも私には理解しがたいんですが・・・。

過去には、多くの大学で
「講義ノート書き移したレポート出せば単位もらえる」みたいな
チャランポランなことが往々にあったわけですけど、「ネット」というツールが
普及し、「チャランポランな作業」の機械化・合理化が進んだわけで、
当然に、教育する側も、衿を正して「ネット時代の作法」に対応する必要が
あるはずです。
それを、「グーグル脳」という言葉で学生の態度に責任転嫁するのは、
教育者の風上にも置けない態度ではないかと感じました。
単に時代遅れ人種の遠吠えではないかと。
それを、ワタクシより5つも若い、気鋭の学者が説いているところに、何とも
滑稽さと矛盾を覚えます。
アンタはググってないのか? と聞きたいですよね。絶対やってるくせに。

ビジネスマンの心配なんか、言わなきゃいいのに、かえってドツボな発言ですよね。
「企画書」なんていうのはあくまで道具であって、
仕事ができる・できないなんてのは、その人の人間性や人脈も含めた、
トータルなものです。
「資料をちゃんと揃える」のは商売のスタートラインなわけで、そこに至るまでに
要してたエネルギーが半分とかで済むなら、そのほうがいいに決まってるじゃんか。
事務作業にムダなエネルギーを使って成果が上がらないのは誰も評価できませんぜ、
って。

「グーグル脳大歓迎!節約した時間は、家族サービスなり、人と会ったり、
思索にふけったり、勉強する時間に充てようよ」というのが
ビジネスマンの正しいあり方だと思うのは私だけでしょうか?

社会的に迷惑な行動につながりやすい「ゲーム脳」の人種とは大違いで、
「グーグル脳」は「誉め言葉」になるべきなのです。
今の風潮ではどうも批判的な語感ですよね・・・。
誰かヒーローを祭りあげてイメージアップしないとですね・・・。

RCヘリ死亡事故報道を考える
  2005/10/25 (火) 02:22:30 - - No.1130174550
昨日05年10月24日の1大ニュースは「ラジコンヘリが幼児を殺害」という、
RCファンなら誰であろうと、何とも痛ましく、情けない事件でした。
私が第一報を知ったのは、電車の中で読んだiモードの「R25式モバイル」ニュース
でしたが、夜のTVニュースでも、その取り上げ方は尋常ではなく、
テレビ朝日「報道ステーション」ではトップニュースとして取り上げていましたし
恐らく他のTVでもかなり時間を割いて取り上げたのではないでしょうか。

「報道ステーション」で現場の様子が放映されましたが、周囲に民家が隣接する
ガソリンスタンドの上、という、どう考えても非常識なシチュエーションで
40クラスだか60クラスだか知りませんが、結構な排気量のエンジンRCヘリを飛ばした
と。
あげく、フライト開始直後にノーコンになって、運悪く5歳のお孫さんに
ヘリが当たってしまったと。

お孫さんは痛ましくも失血死でお亡くなりになってしまったそうです。
事故を起こしたお爺さんはショックで話もできないそうです。
「孫を喜ばせてやりたかったのがアダになった」「まさか死ぬなんて」
というのがお爺さんの偽らざる気持ちでしょう。お孫さんのご冥福を心からお祈りしま
す。

しかし一方で、先にも書いたとおり、齢50を過ぎたいい大人が、
エンジンRCヘリの凶暴性について全然認識がなかったフシがあるのは、どうにも理解が
できません。
RCヘリの危険性ばかりでなく、
「火気厳禁」であるはずのガソリンスタンドの上でエンジンを回すことの危険性、
わずか2m程度の道を隔てて民家が周囲を囲んでいる場所でRCヘリを飛ばすことの危険性
などなど、
非常識のうえに非常識を重ねていた状況は、放映された現場映像をひと目見れば明らか
でした。
仮にお孫さんに危害がなかったとしても、
周囲の民家に墜落したり、ガソリンに引火したりといったことは十分にあり得たので
す。

TVニュースでは、事故に悲しむ当事者に配慮したのか、そこまでの問題提起はしていま
せんでしたが、
さすがに、老舗ショップ店長のコメントとして
「安全な場所で飛ばすよう指導しているが、最近は指導が行き届かないケースも」と
いったことを紹介していました。

ホビーショーの実演などでも思うのですが、
基本的に、空モノRCの回転部分というのは非常に危険なものです。
ヘリのローターや飛行機のプロペラなんて最たるものです。

ゴム動力のオモチャの飛行機ですら、プロペラに目が当たれば失明するし、
指に当たれば痛いし手を切ることもあり得るくらいなんですから、
RCヘリのローターがマトモに人体に触れたら、それこそ刀のようにスパーッと切れちゃ
うのは、火を見るより明らかです。
私は実例は知りませんが、RC飛行機のプロペラに当たって指を落としてしまった人
とかも、きっといらっしゃると思います。

RCカーだって、例えばGPカーのフライホイールとか、回転中のギヤやタイヤとか、
それなりに危ない箇所はあります。ただ、普通は手を出さないし、ギヤがカバーされて
いるモデルも多いので、にわかに問題になることはないと思います。
そもそも、私達がメインとする電動RCカーで人身事故が起こるケースは、
モデファイド仕様でストレートエンドで正面衝突とかでない限り、まずあり得ないです
ものね。

しかし、だからと言って「他人事」では済まされないとは思います。
世間は「ラジコン」を十把一からげに捉えています。クルマだろうが空モノだろうが関
係なく、
今回の事件を理由に、RC愛好家=非常識なマニア、としか考えない人は確実に増えてし
まったでしょう。
その現実から目をそむけてはいけません。

今回の事故の直接の原因は「ノーコン」のようですが、それ以外にも、
事故が起きて当然、と言える要素にこと欠かなかった点を、
私達は「他山の石」としてしっかり学ぶ必要があると思います。
と同時に、こんな情けなく、マイナスイメージにしかならないことで
RCホビーがお茶の間の話題になることを猛省し、常識的なユーザーの力で
マナーやモラルの向上をもっともっと推進していかなければならない、と思います。

このような痛ましくもお粗末な事件が二度と起こらないことを、
1人のRC愛好家として痛切に願います。

「世帯平均貯蓄額1400万円」の大ウソ
  2005/9/7 (水) 11:52:40 - - No.1126061560
新聞を賑わす家計調査のひとつに、
金融広報中央委員会「家計の金融資産に関する世論調査」というのがあります。
この最新版(04年度調査)によると、個人の金融資産保有額は

 「平均1398万円」

なのだそうです。

これは、どう見てもおかしい。生活実感とかけ離れすぎている。

RCのセッティングでもそうですが、直感的に「おかしい」と感じる時は、どこかに
「理屈と現実の乖離」が潜んでいるものです。RCの場合は、往々にして、
根拠としている理論に不備(=反証(forcifiability)の存在)があって、
現実に即した「理論の再構築」(この一連のプロセスを「科学(science)」といいます)
が必要なのに、
その努力をないがしろにしたまま「原理主義」に突っ走った場合にありがちな現象なわ
けですが、
この家計調査の場合は、もっと単純な「統計上のカラクリ」、もっと言えば
「作為的な計算方法により歪められた数字」によるものなのだそうです。

詳細は
http://nikkeibp.jp/style/biz/associe/trick/050901_average/
で紹介されているのでぜひご覧になってください。

要するに、統計上の最大規模の集団である「貯蓄ゼロ」の世帯を「排除」して
計算しているから、こんなに数字がハネ上がってしまう、というわけです。

実生活において最大集団である「貯蓄ゼロの人」を無視して、いいわけないじゃんか!
金融広報中央委員会はバカか? それとも、ワザとやっているのか?
こんな歪んだ統計を出したって、意味ないじゃん。・・・おっと待てよ、
確かに、金融機関にとっては「貯蓄ゼロの人」は「いないのと同じ」。
そういう目的の統計なのかー!? そんな無礼な話があっていいのかー!?

公的な組織が集計発表する「統計」というのは、数字が一人歩きしてしまうだけに
作成にも内容の検討にも慎重を要するべきなんです。政府発表の経済指標と同様、
新聞やシンクタンクが大きく取り上げて論評すべきだと思うのですが、
あまりに実感とかけ離れすぎてシラケちゃってる人が多いんでしょうね。やれやれ。

軽くヤバい
  2005/8/25 (木) 13:34:34 -   - No.1124943715
(添付1) 1124943715.1.jpg
台風11号'05が関東、というか首都圏に大接近中!
ひる1時過ぎの時点で、ワタクシのオフィスがある東京駅前の周辺では
まだ風はないけど天気雨の夕立のような、明るいなかでのどしゃ降りが始まってます。
工藤静香でなくても、夕方には「マジでヤバい」という状況になりそうなヨカーン。
今日は地下鉄が冠水する前に早く帰りましょ〜。

先行して暴風圏内にさらされている中部・東海地方の皆様のご無事を祈ります。

(天気図出所:気象庁HP台風11号情報http://www.jma.go.jp/jp/typh/0511.html

「勇者王ガオガイガーFINAL」
  2005/5/17 (火) 23:39:58 - - No.1116340798
最近、全然世相に疎いもので、アニメなんぞから時代の流れを読んでみようかと
ちょっと気になる深夜アニメをチェックしてるんですが、
ちょうど5週間前の月曜日の深夜だったんですかね、何となく深夜にTVをつけてたら
テレ東で「創聖のアクエリオン」なる謎なアニメ新番組をやっていて
キツネにつままれたような気になっていたら、その後に出てきたのが、コレ。

いや〜参りました。
熱い、熱すぎる! いまどき、こんな熱いアニメがあっていいのか!?
しかも、カッコいい! 大人っぽい! 意外にありそうで、ない!
 (そういえば、他のサンライズの勇者シリーズの中でも設定が最も大人っぽい)
この腑抜けた時代にカツを入れるためにも、こんな番組は貴重だ!!
とは言っても、この映像を自然に見られる少年少女って、いるんだろうか?
少なくともウチの子はダメだろうな〜。ちょっと展開が速すぎるよ(苦笑)

あまりにストーリー展開が急だし(そもそも4話目で主人公やられちゃうし)、
最初から「FINAL」とか言ってるし
何だかヘンだな〜、と思ってたら、実はコレ、既にDVDで売られているOVAを
まんまTV番組として放送してるだけでした。
実はTVの予告編もOVAのまんまです。どうりで何だかTV番組としては不自然だなぁ
と思ったわけです。
さらに言うと、この番組、もともとはTVシリーズとして1997年から1年間も続いた
結構な人気番組だったようですね。アニメマニアの方からは「今さら遅すぎ」と
言われてしまいそうですが、まぁいいじゃないですか「再発見」ってことで。
今から「冬ソナ」にハマる人だっているんですから・・・。

というわけで、久々に面白くアニメを見ています。
気になる人はhttp://www.yusha.net/とかテレ東のサイトもチェックしてください。
勇気を失ったすべての人々にお奨めです!

「おばこ娘」知ってますか?
  2004/11/10 (水) 20:58:57 - - No.1100087942
(添付1) 1100087942.1.gif
いま、秋田が萌えている〜!?

仕事で秋田・おばこ農協関係をググってたら、
肝心の農協のサイトはぜんぜんヒットしないのに、こんなのに出くわしちゃいました。
http://www2m.biglobe.ne.jp/%7Ekashiwa/obakomusume.html

いや〜、ワタクシの想像を絶する精力を「こんなモン」に注いでいる管理人さんに脱帽!
調べもしっかりしてて格調あるレポートです。
しかし・・・「ここまでラジコンに精力を注いでるアンタこそ変じゃん」と言い返されようと、
この管理人さんには、敬意を表して、思いっきり
「こんなモンにここまで執着するアンタは超ヘン!」と言ってやりたいです(爆)。
おかげでとても参考になりました! 大感謝です。
皆さんも明日のブームに備えていまから「予習」しとくとちょっと自慢できるかもよ(笑)。

(写真提供:JA秋田おばこ農協)

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