![]() (プラモデル・ラジコンショー2006)(9) ![]() ![]() |
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KOブースの今回の目玉「エスプリ3ユニバース」 定価48,300円(27MHz)、49,375円(40MHz)とスティックタイプのハイエンド送受信機セットとしては「そんなもんかな」 という価格設定になってます。実売は3万〜3.5万円くらいでしょうか・・・。 実際に触らせてもらえましたが、スプリングの柔らかさといい、設計陣がコダわったという エスプリII譲りの薄い筐体といい、非常にいい〜感じでした。個人的には、トリムのしっとりした感触が 一番気に入りました。中央よりやや下側に重心が寄っているので、立て気味にホールドする方にはいいんですが、 寝かせてホールドしたい方にはちょっとツラいです。そういう向きはバッテリーをリポにしちゃえば良さげです。 |
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実は筆者、フタバ3VCの出たての頃、昔親しんだスティックに戻ってみようかと3VCを 使ってみたことがあったのですが、どうにもあのゴツいのがダメで速攻でお蔵行きに。 それ以来、エスプリを狙っていたのですが、今回ヘリオス+αの性能&機能を身に付けた、ということで 俄然魅力が・・・(笑)。市場ではサンワ・エグゼスPlusとのガチンコ勝負になりそうで、しばらくは スティックプロポ市場の動向が熱くなりそう・・・。マイナー市場なので声高にどうこう、ということはないでしょうけど。 |
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今回は「特別サービス」で、普段はカタログ写真などで目にすることのない「裏側」にも注目。
KOコダわりの「指フック」が見て取れます。 モジュールは確認し損ねましたが、 ヘリオス最上位モデルと共通のRF-502FHが付いて来るではないかと思います。 「ヘリオス+RF-502FH相当のレスポンス」がウリですから。 |
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さて最後にフタバブースを紹介。 一般公開日だったので北澤ひでろ〜選手もブースにお出まししてユーザーへ売り込み。 |
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今回の「ひでろ〜的イチ押し」はこちら! 「MC850C」という新アンプで、フタバにしては珍しく!? 今年12月には発売されるとのこと。 (フタバ製品は発表から1年以上遅れて発売とかいうケースもザラなのに!) KO・VFS-1のFET数12個に対し、14個のFETを配列、さらにFET自体の性能をカスタム注文で業界最高に レベルアップして業界トップの低ON抵抗を達成。さらにアッパーケースをアルミ化して冷却性能もアップ。5分間連続で80Aに耐え (てか実際やるにはバッテリー容量が1万mAhとか必要ですけど)、5ターンモーターまで対応。 100Hz〜10KHzまでの幅で周波数設定ができるそうですが、MC800Cと同様、 負荷に応じて周波数を動的に変化させるマップを内部に持ち、 ユーザーの悩みを軽減する配慮も。サイズはMC800CやKO・VFS-1と同レベル。 |
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ひでろ〜選手曰く、「かなりいい〜ですヨ! 1/12全日本にもコレで出ます!!」とのこと。 必殺兵器を携えて、果たしてトゥエルブ全日本でひでろ〜優勝は見られるのか〜!? そうそう、定価は24,800円(税抜き)です。実売1万6000〜8000円かな・・・。 VFSコンペ2といい勝負ですね。 |
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無線LAN等に使われている2.4GHz帯のISMバンドを活用した3PK用の送受信機モジュール(PK-FSM2.4G)と、
同じシステムを下位モデルの筐体に
組み込んだモデルが本邦初登場(参考出品)。ぶっちゃけ、
「送受信機本体をPCと見なした専用無線LANシステム」と考えたらいいでしょう。
イマドキの送受信機にはもともとマイコンが内蔵されてるわけだし。 携帯電話のCDMA方式や無線LANで広く普及しているスペクトラム拡散技術と周波数ホッピング制御によって、 複数の周波数を同時に使い、しかも常に動的に切り替えながら 通信を行なうため、従来のような「バンド数」という概念はなくなります。周波数が短いため、送受信機アンテナも 非常に短くなって、ツーリングカーなどではボディ外にアンテナが突き出すこともなくなります。 |
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周波数が上がるってコトは、
制御の間隔も一段と短くなる余地が出てくるってことですよね・・・。将来的には「超ウルトラハイレスポンス」が実現する
プラットフォームにもなり得るわけで、まさに「次世代プロポ」が進むべき方向性ではないかと。 既に海外では販売されているので、様子を見ながら国内にも投入、ってコトなのでしょう。 バンド数や混信を気にせず、双方向通信も実現する夢のRCシステムですから、早いとこ日本でも 大っぴらに使えるようになって欲しいぞ!(「無線LANです」との解釈で現状でも国内で問題なく使えるはずですが・・・) |
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遂にサーボにも「ブラシレス化」の流れが。 サーボモーターにブラシレスモーターを採用したサーボが参考出品されていました。ヘリ用が「BS251」、 GPカー用が「BS351」、電動カー用が「BS451」の名称です。具体的なスペックは明らかにされていませんが、 更なるハイパワー・ハイスピード化が狙いですから、圧倒的な性能が期待されます。そうするとますます 熱の問題と、電動カーの場合はBEC容量も心配なんですけど・・・(笑)。 放熱に関しては、ボトムケースをアルミ製として対応。「ダブルアルマイト」と称して シルバーの上にブラックの2重のアルマイト処理を施しています。確かに、樹脂製ケースと しっくり一体化した質感はグーでした。価格は「従来製品とほぼ同水準」だそうです。 一段とバカ高くはならないようなのでひと安心! |
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というわけで今回のレポートはここまで! 今回、筆者は02年以来4年ぶりのプラモデル・ラジコンショー取材でしたが、やはり行ってみると、 いろいろと得るものがありますね。今回は都合で訪れたのが日曜日の午後だったこともあり、 家族連れでの来場が多かったように思いました。各社のデモにも多くの子供達が群がっていました。 模型をホビーとして世間で広く認知してもらうためにも、将来のユーザーにつながる若年層を掘り起こすためにも、 もっともっと家族連れが多くなるといいなぁ、と改めて思いました。 |