(posted on Oct 18, 2002)
(updated on Oct 25, 2002)
タミヤRC製品・即買いカタログ
<モバイル版> <PC版>
powered by Amazon


2002プラモデル・ラジコンショー(その3)
(第42回全日本ホビーショー)
(2002年10月17日〜20日、千葉・幕張メッセ)


写真をクリックすると拡大します
一部エンスーの間で期待度の高かった、ヨコモ版ミニシャシーがついに参考出品にこぎ着けました。バンザ〜イ! 一般公開日には4セルパック仕様でデモ走行も行ったようです。ボディはとりあえずコミカルレーサーとタミヤ・ワゴンRを載せていました。
まだまだ「参考出品」のレベルなので、具体的な発売時期等は反応を見ながら・・・ということなのでしょうが、昨年の4セルDDツーリングに比べれば、こっちのほうがよほど購入希望者は多いのではないかと思います。HPIがRS4-Miniをやめてしまったので、4駆のMサイズシャシーがなくなってしまいましたからね。ちゃんと走るマシンを作れば、かなり売れると思うのは私だけではないでしょう。もともとレースカテゴリーじゃないから、やみくもに加熱する心配もないですし。でも、軽さとコンパクトさを生かして、ハイエンドツーリングを追い回すのは十分可能なので、それはそれで面白そうですよね。
タミヤでもTBエボ3改め「M03エボ」とか作らないかな〜(笑)。上下シャシーとシャフトとサスアームだけの変更でできるんだし・・・。「レースがあるから加熱し、先鋭化してユーザーがついて来れなくなる」というテーゼを逆手にとって、「レースカテゴリーじゃないから息長く売れる」というのもアリなんじゃないかなあ、と思いますがどうでしょう?
今回のヨコモは、なんだかものすごく従来のレース路線から方向転換して「お気楽カジュアルRC」の提案が目に付きます。この貼り完タイヤもそう。「Kスリック」「P3ラジアル」「グランプリM5ラジアル」「TR301ラジアル」の4種類を参考出品していました。実際に発売するかどうかは全然見通し立ってないようです。ヨコモのことだから、発売するにしても海外に組み立てを委託するんではなく、マサミたんがせっせと社内で組むんじゃないかしら・・・なんて余計な心配までしたりして<爆>。そしたら「マサミマッチド組み完」とか言って何でもないタイヤでも売れちゃったりするかも。でも、「組み完=ダメタイヤ」という誤ったイメージを持たれないためにも、高性能タイヤを組み完でリリースして欲しいなあ。
サンヨーがこの10月にいよいよ3300HVを出荷したため、ヨコモでもピークマッチドの新製品「プラス17(予価7,980円)」「プラス18(予価11,000円)」を発表。プラス17の価格はノンマッチドのタミヤ3300HV(ザッピング処理のみ)より620円も安い!仕切り価格の関係で実売価格はほとんど変わらないと予想されますが、「マッチド」の言葉に誘われてついついヨコモを買いたくなりそう・・・(笑)。果たして実力はいかに!?
長らく待たされているGMの新アンプ「SX9パープル」はショー直前に「発売延期」との知らせがありましたが、11月24日に無事主要ショップに入荷したそうです。ショーでは、レースに使用済み?の試作品がワイヤーカットされて展示されていました。
ここ数年、円安なので海外アンプは商売的には大苦戦ですが、欲しがる人は必ずいるでしょう。リリースが待ち遠しいですね!
先のJMRCA全日本を制したストラトス・タイプDボディもいよいよリリースです。こんなにノーズが丸っこくなると、ほとんどアウディTTみたいなんスけど・・・(汗)。
さて、ここらでちょっとひと息いれて、プロポメーカーのブースを見てみましょう。まずKOですが、製品的には電動アンプVFS-2000のマイナーチェンジ版「リミテッド」が目新しいくらいでした。本当はVFSハイパーブースターの面白いデモがあったのですが、行ったときには壊れていて取材不可。だめじゃん。結局、一番目についたのは、プロポとはまるで関係ない、この展示。KOが募集した「おもしろRC」の募集で優秀賞を取ったワンベルト四駆Mシャシー「TM-ONE」です。もちろん自作車ですよ!
このマシンを製作したのはとこや3(さん)のハンドルネームで知られている方。RCTでも今年春にトップページでご紹介した「どろんこサーキット」の発起人でもあります。バギーやったりミニやったり(しかも自作)と、なかなか多彩なRCの楽しみ方をしておられます。ウラヤマシイ。かくいう筆者もロータス79を4独サス+アンダーボディ、サイドスカートまで完全スケール化したRCをいつか作ってやる〜、と20年前から構想しているのですが・・・いつのことやら(爆)。
このマシンに載っているボディがまた泣かせる! ホンダZ。実車は「究極の軽」ということで「Z」のネーミングが与えられたわけですが、このマシンもある意味、「究極」のミニなわけで、なかなかいい具合にキャラがかぶっていますよね。考えすぎか?いやいやきっと作者もその辺を考えて選んでいるはずですヨ〜!
かなり込み入った構造なので、あまりクローズアップできなかったのですが、これはフロントセクション。アンプのスイッチは別途あるので、こちらに写っているスイッチは恐らく電飾用のものと思われます
ここがシャシー中央付近
シャシー後端。TA-03用のスタビをうまく利用しています。取り回しも秀逸。
あまりにも美しいリヤバルクヘッド周辺。バルクのアルミパーツは特注品にしても、とてもじゃありませんが出来合いパーツの寄せ集めで作った自作マシンとは思えません。美し過ぎ〜!
最後に笑えたのがコレ。「異次元に曲がる」・・・走り屋のコダわりか(うそうそ)。素直に読めば「異次元のコーナリング性能」ということなんでしょうが、後でグルグル考えてると「ん?異次元に向かって曲がってくのか〜?」と読む人もいるかな、なんてアホなこと考えたりしてしまいました・・・。言葉って奥が深い。
閑話休題。さて次はJRブースです。いつものR−1ですが、今回は「リミテッド」としてステアリングホイールをゴールドにした限定バージョンを展示していました。
今回はじめて気が付きましたが、R-1では、内臓ストップウォッチの機能が割と充実しているようですね。ベストラップ、平均ラップを自動表示してくれるのはなかなかいいんじゃないでしょうか。ハカルンジャーを持ち運ぶのも、電池切れしたりして面倒なことありますものね。
さて次に、何か面白いもんないかな〜と思って紛れ込んだのがバンダイのブース。 しかし、一番目についたのはやっぱりこのハロ。写真がボケててごめんなさい。 いや〜しかし、先日テレビを流してたらいきなり「アムロレイと言います」という声が聞こえてきて、見たら新入りOL風の女性が・・・というCMを見たときは思わず「出たよ〜」と笑ってしまいましたね。今回のショーでもそのCMを入り口で流していましたね。見ました?
10月に発売するのはとりあえず緑のハロなんですが、今後すぐにほかの色が追加され、クリスマス商戦に備えるようです。価格はたしか3,980円ですよね。ガンダム世代のウケ狙いグッズとしては、安いのか、高いのか・・・はて? 何かもうひとひねり欲しいような気もしますが、ヒネリがない単純さがハロじゃん、という説もあり・・・。
こちらはシリーズ展開されるソフトぬいぐるみタイプのハロ。
子供向け? の安いハロ。その名も「ミニハロ」。ロゴもなんとなく「ミニモニ。」を意識してるっぽい。なら「。」まで付けりゃ良かったのに・・・(笑)。
バンダイブースのちょうど裏手には、ハセガワのブースが。なにやらシコシコ磨いている。業界初の水性液体磨き剤「コーティングポリマー」「セラミックコンパウンド」(各1200円)および「スーパーポリッシングクロス」(1000円)の実演コーナーでした。確かにコレは簡単だし、水で流せるのでコンパウンドのカスが残らないというのはコンパウンドとしてはすごい進化です。そういえば最近、筆者はもっぱら裏塗りのポリカボディばっかりで、プラモデルを作ってないですが、ミニッツレーサーのように表塗りボディにはかなり使えるアイテムと見ましたのでご紹介しておきます。
さて次に訪れたのは、RC World誌(竢o版社)のブース。雑誌で取り上げられた面白マシンの数々が展示されていました
ちなみに、ここに展示されているマシンの半分以上は、AORcというネットコミュニティーのメンバーの方々の手になるものです。電飾やマイコン制御によるギミックの数々、そしてTB-01ベースのMシャシーやショートシャシー(TA-03RSと同等)といった自作シャシーの制作、さらには「合宿」の開催など、レースだけじゃないいろんなRCの楽しみ方を追求している姿が、RCW編集部の琴線に触れたようです。
残念ながら写真は載せられませんが、このほかにも実はクラブ・エンスーさんの手になる新型ツーリングシャシーが展示されていました。このカーボンシャシーの3次元加工はもの凄く高度です!わざわざ不必要な難しい加工をしているところから、「モノ作り自体を楽しむ」姿勢が透けて見える逸品です。RCW12月号に掲載されるそうなのでぜひお見逃しなく!
今回の展示物でいちばんの「大物」がコレ。マイコン制御で可動する荷台カバーを装備した大型トラック。 「はたらくクルマ」RCの製作でおなじみの「万吉ファクトリー」さんの手になるものです。さすが!
中にはマイクロRS4(これまた電飾が・・・)が2台、余裕で入ります
これはただ今発売中のRCW11月号にて掲載の「世界最小ラジコンカー」。ギネスブック申請中だとか。詳しくはRCW11月号を読んでね!
ここに写っているFD-3S(RX-7)はリトラクタブルライトがマイコン制御で開閉・点滅するギミックを備えています。作動の様子はRCT-TVでオンエア中!ぜひご覧ください。カッチョええよ〜!!

RCレーサー必見の情報満載!RC Car Trendトップページはこちらからどうぞ