(posted on Oct 18, 2002)
タミヤRC製品・即買いカタログ
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2002プラモデル・ラジコンショー(その2)
(第42回全日本ホビーショー)
(2002年10月17日〜20日、千葉・幕張メッセ)


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既にアナウンスされているので承知の方も多いとは思いますが、いよいよF201用ハイグリップタイヤが発売されます。5月の静岡ホビーショーレポートでの予想的中! 価格は前後とも1400円。
オプションパーツセット28,500円・・・というのは小売店の仕入れ用アソートセットの話です。あくまでも個別パーツの価格表としてご覧ください
各optのポイント解説
op.552ハイスピードギヤ。最終減速比を5.88とし、ノーマル比21%のハイスピード化を実現したそうです。ピニオンは23Tになります。
op.553軽量カウンターシャフトセット。ノーマル比50%軽量化だって。
op.554軽量カウンターギヤ。これもノーマル比50%軽量化。剛性、精度の面でも改善しているそうです。
op.566 F201アルミダンパーシリンダー。精度・強度をアップ。見た目もかっちょいい〜!でも、欲を言えばブラックアルマイトかフッ素コーティング版を出して欲しい。
op.567 ローフリクションダンパーピストン(フロント)。テフロンピストンの採用でスムーズに作動。ピストン穴は1穴と3穴のみの設定。
op.568 ローフリクションダンパーピストン(リヤ)。テフロンピストンの採用でスムーズに作動。ピストン穴は1穴と3穴のみの設定。フロント用との違いはダンパーシャフト長のみのようです。
さて、いよいよ全国のタミヤGPファンお待ちかねの「RC3300HV」のお披露目です。 ただ、こういうのはショーでいくら見ても、意味ないんですよね・・・。やっぱりバッテリーは「放電してナンボ」ですものね! RCTでは発売後直ちにベンチテストレポートを予定していますので、どうぞお楽しみに!
「こんなのタミヤじゃない〜!」という声が多々聞かれた、「悪趣味」な外観。でも、中身が正真正銘のHVセルだと、一目見て分かるので悪くはないんじゃないかと(笑)。果たして、7.2Vレーシングパック(1200SC)から続いてきた、ロット表記は残るのか!? というのが個人的な心配事ではあります。残念ながら、展示品はひっくり返してみるのがはばかられたので未確認です。ちなみに、セルにはご丁寧にも1本ずつ「TAMIYA」のロゴシールが張られています。性能表示のラベルではありません。こんなところに無意味なコストかけないでよ・・・と言いたいところですが、タミヤGPでの不正防止の意味もあるのかな。
能書きはいいんですが、果たして本当に3300mAh放電できるのか!?
3000MHは2400くらいしか放電できませんでしたからね。
ここ数年、バッテリーセルの性能表示は過当競争の影響からほとんど不当表示に近いものがあるので(タミヤのせいじゃありませんので念のため)、もうそろそろ「健全化」を求めたいですね。まあ一般ユーザーの立場は、「とにかく従来品より性能アップしてくれてりゃあいい」ということでしょうから、表示性能の信憑性なんて、所詮どーでもいいんですが。
スーパーストック・タイプRRも今回がデビューです。まさに、タミヤ・リビルダブル23Tの「真打ち登場」ですかね。JMRCAスポーツクラスが2002年に8分レースになり、燃費重視でスタンドアップブラシが主流になったわけですが、来る2003年シーズンはバッテリーの容量1割アップで再びレイダウンブラシモーターにも活躍のチャンスが巡ってきた、というわけですね。もちろんタミヤGPはスプリントレースだから燃費無視でいいわけだし。
直感的にわかりやすい特性比較表が掲示されていました。タイプRRは、タイプTとタイプRのいいとこ取り・・・みたいな表示になっています。これはこれで間違いないとは思うんですが、先に発売していたタイプSとの違いはどうなんでしょうね? タイプSとタイプRRの違いが「ブラシの向き」だけなんだったとしたら、「モーター研究室・その18」で紹介した内容が繰り返されるだけだと予想されるのですが、もしかしたらマグネットも見直されているかも知れませんから、何とも言えません。まあダイノで回しちゃえばすぐ結論は出るのですが。
テラクラッシャートワイルドコマンドーの展示。
オプションパーツの展示もされていました( こんなのとかこんなの
キングタイガー後期型(ヘンシェル砲塔)。もっと鮮明な写真が見たい方はタミヤHPへどぞ。また、キングタイガーの商品説明はこちらに用意されていますので興味のある方は合わせてどぞ。特に、「エンジン音取材レポート」はぜひ読んで欲しいです。
QDシリーズの新作、トレイルマスター。
QDなんてあまり興味持つ人は少ないから、こんな拡大写真は珍しいのではないでしょうか。
そもそもQDというのは、ユーザーに対して、メカのことは忘れて、走らせること自体を大いに楽しんでもらいたいモデルでしょうから、それはそれで自然なんですが。でも、メインシャシーのフレームデザインをよーく見ると、まんまTXT-1じゃないの! と思わずニヤリとさせられました。こういう「お気楽系モデル」にも手を抜かない設計者のコダわりを感じると嬉しいですね。
モーターにはなんとヒートシンクが。これだけのサイズを280ないし360クラスのモーターで回すとなると、スピードを落としてもさすがに負荷が大変なのでしょう。
QDのCPRユニット自体は、特に新設計ではなく、従来どおりのようです。
業者招待日は、商談スペースに会場面積の1/4程度を割かれているため、 デモスペースが貧弱になってしまうのが残念。タミヤのブース中央では、ツーリングカーとキングタイガーなどをサワリ程度にデモしていました。
一般公開日にはかなり広いスペースで本格的なデモランが行われていたそうなので、見られず残念!できれば次回からは一般公開日のデモもチェックしたいと思います
RCブースの逆サイド、ブース正面左手の一番目立つ場所は、タミヤがいま一番力を入れている「ラジ四駆」のデモスペースになっていました。デモをしている3人が息をピッタリ合わせて横一列に走るのはなかなかの「技」と見受けました(笑)。「RCT-TV」のほうにもちょびっとだけデモ風景を紹介していますので見てね!
なお、ラジ四駆については、来る11月以降スポットCMを流すそうです。あまり急に加熱するとファンがついて行けなくなる心配がありますが、やってみると燃える楽しい商品でかつRCほど難しくもないし安いので、ゆくゆくはジャパンカップみたいなイベントをやるしにても、ボチボチと育てていって欲しいなあ〜と願ってます。
さてタミヤブースはこのくらいにして、次は入り口に近かったヨコモブースを紹介します。 まず目についたのが、このレーシングトラック。先の静岡ホビーショーでは、参考出品の「ソニックレーサー」にスケール相応のトラックボディが載っていて「ついにヨコモもか・・・(爆)」と感じていたのですが、まさかコレをMR-4のキットで出しちゃおう、ということになるとは思っても見ませんでした。予価16,800円だそうです。11月には出荷、と聞いていますよ。こういうマシンが谷田部で群れをなして8ターンの唸りをあげゴーッと走ってる姿を早く見たいよう〜!
こちらはMR-4BCスペシャル。予価35,000円
さて、ブースで一瞬、目を疑ったのがこのマシン。そう、タイヤウォーマーコントローラです。しかも、ウォーマーまで付属している完全セット! ヨコモやるぅ〜。絶対欲しいぞ!
使用例はこんな感じです。ピットでは外部の12Vを使い、使用温度に達した後は、コントローラーの筐体内に収めた7.2Vバッテリーから電源を取ってグリッドまで持っていき、直前まで保温、という2段構えの構成を想定しているそうです。12Vだとタイヤ温度は50度以上にできますが、7.2Vだと40度前後、というのが設定温度だそうです。設定温度低いのでは? と広坂パパさんに聞いたところ、「スタートで温度を上げ過ぎるとレース後半で熱ダレするので好ましくない」そうです。オープンレースではグリップ剤も使いますし、タミヤGPとは走行時間やタイヤの温度上昇が違います。それもそうだな、と理解。

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