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こちらが今回発表された、EX-1マーズR。
従来比40%(理論値)という大幅な処理速度アップを果たし、限界まで信号遅れをなくした
製品です。フタバの3PJが3PJ Superに進化したようなものなんですが、処理速度のアップは、
クロックアップといったハードウェア的な改善ではなく、
あくまでもロジックの見直しで達成したものなんだそうです。
同じサーボを操作して、従来品との反応遅れの違いを来場者が比較できるデモが用意されていました。
映像での表現が難しい展示だったので、あえてビデオ撮影はしませんでしたが、確かに速くなっていて、
「ダイレクトな操作感の実現」という意味では、もうこれ以上の速度アップは無意味かな、と思いました。
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コンピュータプロポである限り、これからも処理速度の改善は続くでしょうが、これ以上スペックアップしても、体感的にはまるで意味ないでしょう。FETアンプにも言えることですが、まあ、ここは日本なので、いつまでたっても「従来比50%アップ(削減)」なんて宣伝が踊りつづけるのでしょう。50%削減が3回続いたら最初からみれば0.125倍、これ以上改良しても大して変わらんですよね・・・。マーケティング上、早晩「スペックアップ」が意味をなさなくなってくるわけで、開発テーマのパラダイム転換を強いられる開発者にしてみれば大変なチャレンジが待っているわけです。
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マーズR用のAdbandモジュール(参考出品)とホイールエクステンションユニット(ブラックバージョン)も出品されていました。
Adbandがあっちこっちに採用されたおかげで、AdbandモジュールのEX-1で「ラジ四駆」を走らせる(スロットルだけだけど)とか、27MHzのAM受信機にAdbandのクリスタル挿して、無理やり屋外で使うとか
(使えるのか〜?あと電波距離も問題かもね)っていう可能性が広がりました。トライすると面白いかも知れませんね!
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ところでマーズR、98年暮れに出荷された2000台限定で送信機のみのプレシオス(ホイールエクステンションなし仕様)と
ステアリングホイールが同じゴールドなので、まんまそっくりに見えてしまいます。
モデルメモリーも限定モデルと同じ「20台分」にグレードアップしたし。
でも、まあ、一応、限定シリアルはない量産モデルだし、optのホイールエクステンションも、ほら、
2000年暮れに出た1000台限定の「マーズ2000」ではゴールドのネジ止めでしたが、
こちらはブラックのネジと、一応差別化の配慮はしてくださっています。
こうなったら、秋にはぜひモデルメモリー40台で500台限定「マーズR2002」(勝手な仮称)とか、出してもらっちゃいましょう!(笑)オッス。
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マーズRの予価は、送受信機のみのセットで27MHzで32500円、40MHzで34000円。
定価はかなりお高いんですが、先述のとおり、ハードは従来と同じらしいので、ライバルの3PJと同様、
量産効果で実売価格が安くなることに期待!ってなとこでしょうか。
受信機も新しくなって、「KR-301F」となりました(予価1万円)。
チャンネル数も3chに拡大。送信期と同様、レスポンスが向上しています。
筐体はモールドでカーボン風の肌合いを表現しています。これは好き嫌いが分かれるところでしょうが、面白い。まあ自分はケース外しちゃうから関係なんですが(^^;
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最後に、EX-1マーズR用Adbandモジュール。特に確認はしませんでしたが、
従来のEX-1シリーズにも使えるでしょう。いや、メーカーが保証しなくったって無理やり使いますって・・・(汗)。
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