posted on Nov 19, 2006
(updated on Dec 14, 2006)


ワールドチャンピオン決定戦2006速報!

<PART-5>





GTクラスの海外選手2名が、車検でマーキングされたピニオンギヤを使っておらず、 ストレートスピードが異様に速いのをチェックされて車検落ち、土曜日にタイム剥奪となっていました。 日曜日の朝、開場を待っている間の選手同士の雑談でこの話題が出ていました。

「確信犯」ではなくただの連絡不徹底なのだろう、と善意に解釈したいところですが、真相は不明です。 ともあれ、車検を2重3重にやってる「ワーチャン」でもこんなコトもたまにはあるんだなー、と。
車検済みギヤ以外の使用が発覚してノータイムとなったのは筆者の知る限りこれが初めてです。 例年、圧倒的に多いのは「車重」での失格ですが、今年はここまで失格者は出ていません。

なお、「後日談」として聞いた話としては、公式練習での日本人選手のあまりの速さに驚いた海外選手の間で、 「ギヤ比は自由らしい」との誤った噂が流れ、一部の選手がそれを鵜呑みにしてしまったようです。 それが本当なら、ある意味かわいそうな話ですが・・・。
GTでの車検違反とは別の話として、海外(特に欧州?)では 「N1」といえば「ノーマル」を連想するそうで、レギュがどうあれ、出走車両がopt付けてるのは 「反則」というイメージらしいです。というわけで、日本選手のN1マシンを見て、「なんであんなにoptテンコ盛りなんだ?」と 詰め寄った海外選手もいたそうです。コトの良し悪しはさておき、こうした認識のギャップは国際イベントならではですね。 そういえばアメリカの大会(TCS)の独自ルールでは「ギボシコネクターを必ずモーターに付けること」というのがあったりします。 例年、アメリカ選手の成績が総じて振わないのは、そういうレギュの違いに 気付かないまま、ワーチャンでもギボシ付けてハンデを背負って戦っている人が案外多いのかもですね。来年、思い出したら、 実際どうなのかチェックしてみたいと思います。
Buggy King: Q4までの予選最終結果
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Swift Challenge: Q4までの予選最終結果
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World Challenge: Q4までの予選最終結果
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N1: Q4までの予選最終結果
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GT: Q4までの予選最終結果
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今回は、例年以上に車重に関する注意喚起がなされていたので、車重不足でのタイム抹消は 土曜日にはまったく出なかったのですが、日曜日の第4ヒートでついに「1494g」が出てしまいました。あらら〜。
当然、タイムは抹消です。残念!

詳しいことは分かりませんが、何かのパーツを外したか、タイヤのセットアップを大きく変えて、車重への影響を 忘れてしまったのでしょう。




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