![]() M-04M・RCTチューン'07 前ページまででご紹介したRCTチューン'07プロト仕様をベースに、 07年7月21日に浅草・ROX3で開催された第16回タミヤ全日本・東京大会に 出走した際の状態を「RCTチューン'07」仕様としてご紹介します。 また、M-04Lに変更した場合の注意点についても併せて解説します。 ![]() ![]() Mシャシー「ウケ系ボディ」といえばコレ! ノースクラフト「コミカルレーサー」シリーズ |
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M-02でイイ思いを沢山させてもらったので、ROX3での「本命」は当初からM-04だと思っていましたが、
筆者がミニスポーツに再び出走できるようになった'06年は、何の因果か?
M-03Mスイフトのワンメイク。
出端をくじかれた格好でしたが、これをいい機会と前向きに考え、'06年はじっくりM-03シャシーと向き合ってみました。
そして'07年シーズン。いよいよ「真打ち」M-04Mの登場です。長年培ってきた
ノウハウをすべて注ぎ込み、07年シーズンのタミヤ全日本向けに組んだのが当作例です。 実際のレースでは、残念ながら筆者のウデの問題で運転ミス連発。 思わず操縦台で「何やってんだオレ!(スマソ皆様)」と悪態をつくほどの失態を重ね、 予選14位に沈んでAメイン進出を逃してしまいました。あらら。決勝(Bメイン)でもクラッシュと 大事な局面でのミス(マーカーに乗るとか)に苦しみましたが、 終わってみれば0.847秒差まで詰めての2位フィニッシュ。惜しいなぁ〜あと1周あったら・・・。 なんかここ2年ほどこのパターン多いです(笑)。 (レースの模様はRCT-TVでお楽しみください!) 今回ほど自分のヘタレ加減にウンザリしたのも久しぶりでしたが、クルマ的には 極めていいタイムを出せる仕上がりを改めて確認できたので、自信を持ってご紹介します。 あとは運転手の問題、ってことでヨロシクです。 |
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さて今回は、前ページまでの「'07プロト」とボディ/シャシーが同じですから、いつもの基本構図の画像は割愛して、
いきなり「中身」の紹介に移ります。「'07プロト」からの変更点は次のとおりです。 (TRF56mm→CVA-Sミニ52.5mm) (実にトトホな理由で・・・後述) |
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07年7月以降のタミグラで大きく変わったのは、ライトチューンの導入です。これは特に、
従来スポーツチューンや540が指定だったクラスのマシンセッティングに大きく影響しています。 回転数が抑えられているのでトップスピードに関しては「多少速くなったかな?」という程度で、さほど違和感はないんですが、 加速がまるで違います。トルクをあえて落としたかつての 「Mチューン」モーターとは逆で、 ライトチューンの強烈なトルク特性はM-04系にこそマッチします。 ブレーキの効きも強くなり、2駆やワンウェイ入り四駆車の場合はオーバーステア傾向になりますので、この対応もポイント。 単にモーターを載せ換えただけでは、前後のグリップバランスが崩れてベストな走りはできませんので注意しましょう。 |
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モーターのブレーキングパワーが増えたことへの対応としては、1)減速時の急激なアクセルワークを避ける、スロットルブレーキをキャンセルするためアクセルを少し残すような操縦を心がける、2)ショッキーダイオードを強化してフライホイール効果を稼ぐ、3)フロントグリップを少し落として前後のグリップバランスを調整する、といったことになります。1)は純粋にドラテクの話、2)は1)をメカニカルなセッティングで補助する話です。 3)は別次元の話に思えますが、実はこれも1)をどの程度実践できるかに影響されます。昔のF1青山GPのコースといい、ROXといい、 ヘアピンが多く狭くて直線の短いコースでは、昔から「巻くクルマを巻かないように走らせる」というのが 「最速の定石」です。そうすると、静的には「ピクピク」つまりグリップバランス的には弱オーバーのクルマを、 どれだけ動的に安定させて走れるか?・・・ということがタイム差に出るわけです。実はコレは実車のGT選手権やフォーミュラでも同じだそうです。 旋回時間が長いと遅い、でもピクピクのクルマじゃあアクセル踏めない、という矛盾をどうするか? |
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