(posted on Oct 18, 2002)
(updated on Oct 24,2002)
タミヤRC製品・即買いカタログ
<モバイル版> <PC版>
powered by Amazon


2002プラモデル・ラジコンショー(その5)
(第42回全日本ホビーショー)
(2002年10月17日〜20日、千葉・幕張メッセ)


写真をクリックすると拡大します
最後に紹介するのは京商ブースです。入り口に一番近いところはご覧のとおり「ミニッツ・ワールド」で固められ、いやがおうにもミニッツ人気を伺わせます。これまでは、どちらかというと本家の日本より香港での盛り上がりが先行していましたが、そうこうしているうちに、この11月24日はいよいよ「第1回ミニッツカップ」が東京・お台場で開催されることとなり、日本でもいよいよミニッツブーム本格化の兆しが感じられます。え、もう既に十分ブームだって?甘い甘い!80年代末期のミニ四駆ブームを考えてみてください。百貨店屋上で1日に4万人動員、とかですよ。せめてあの1/100くらい動員するような人気にならなきゃ。京商さんガンバレ〜!
こちらは新製品のクライスラー・PTクルーザー。日本でも都会ではチラホラ実車を見かけますね。
こちらも新製品のコルベットC5R。タミヤ、HPI(マイクロRS4)と並べて飾りたいな。
さわやか「琢磨クン」のジョーダンEJ12も当然のように登場。最終戦・鈴鹿での大活躍も人気の追い風になりそう。
ちょうど裏側のブースには、ホワイトボディ(勝手に塗って!というヤツ)第2弾として360モデナが展示されていました。でも、フェラーリって、赤か黄色じゃなきゃ、やぱサマにならないと思うんですが・・・間違ってもファイヤーパターンとかはカンベンして欲しいよなぁ(笑)。そういう人のためにダッジ・スト○トスも出してあげたらどうでしょう?シャレで「〜らくウイング付き」とかにして・・・>京商様
さて、奥の方へ行くと、なにやらおなじみのミニッツコースとは違う・・・。そう、今回がデビューとなるクロカン系ミニッツシャシー「オーバーランド」のために新たに作られたコースなのです。
これがその新シャシー。ホビーショーに先立ち、RC雑誌で広告やスクープ記事が詳しく掲載されていましたから多くを語る必要はないでしょう。なかなか良く出来ています。バッテリー配置などのシャシー構成にミニッツのアイデンティティを残しているあたりも素晴らしいです。
技術的な説明はこちらのとおり。雑誌広告にもほぼ同等の情報が載っていましたね。
webや雑誌のようなテキスト媒体で残念なのは、実際の走りを見てもらえないこと。バックから急に前進に入れると、ご覧のとおりウイリーまでしちゃうんです。ぜひRCT-TVでとくとその走りっぷりをご覧ください。
オーバーランドのウリのひとつが、この登坂力。45度を登るそうです。まあ、実車からすれば「うっそ〜」という次元なんでしょうが、我々がサーキットで遊んでいる通常のレース用車両なら、坂さえ用意してあげれば垂直にでも行くような・・・。コースフェンスで「飛び上がって」ますもんねぇ?<爆>
デコボコのある下り坂の連続写真です。ホイールアーチとタイヤの位置関係をよーく見てください。大きなサスストロークで路面によくタイヤが追従しています。
迫力?というか軽快なジャンプも披露していました。ビデオで見ると分かりますが、あまりにチョコマカと飛ぶもんですから、ちょっとスケール感が違うんじゃないの? という意見も聞こえそうですが、まあ、そこはミニRCということで。しかしよく走ります。
ちょっとした小山もジャンプ台になってしまいます。こりゃ楽しいぞ!
さて次は、「K.R.M.S.」という技術(参考出品)。これもぜひ、RCT-TVでデモを体験してください。これまでにない素晴らしいシステムです。シンセサイザ大手のローランドと提携しています。
要するに、送信機のプロポ操作信号を走行中のRCカーとは別のユニットで同時に受信して、プロポの操作状況(アクセル開度や操作速度、ステアリング操作量)からRCカーの走行状況を「推測」し(ここがソフト開発上の重要ポイント)、状況に応じてシフトチェンジ音やタイヤのスキール音をオーディオ信号として出力し、スレテオ等に接続してリアルな音を「演出する」、という仕組みです。恐らくタミヤの戦車に触発されてのことなのでしょうが、送信機の電源を入れるとエンジンの始動音まで出してくれます。
プロポの操作量検知は実際に発信されている電波で行うため、RCカーには何も付加する必要がありません。また、電波が届けばよいのでKRMS用の受信ユニットはスピーカの近くに置けばよく、機材の設置も大変簡単です。
筆者は、「どうせ処理はソフトウェアなんだから、ゆくゆくはARCシステムに組み込んじゃえば?」と提案しておきました。ARCがあればそこにはPCがあり、100V電源があるわけだし、「受信」もしているわけですから、あとはスピーカを置くだけです。PCの処理速度がもっと上がり、KRMSソフトが同時に動かせる余裕ができれば、条件的には全く問題ないはずです。楽しみですね!
ちなみに、このシステム、現時点では発売時期など、まったく予定が立っていないそうです。操作状況の推測などにはまだまだ研究の余地がありますし、音的なチューニング(もっとカッコ良く!迫力で! という意味で)も改善の余地がありそうです。そういえば、現時点では音は1種類ですが、クルマの種類によって音も変わったほうがいいですよね!言い出したらキリがないのでやめときますが、裏を返せば、それだけ夢のあるシステムだ、ということでしょう。こういう「お遊び系」のアイテムは、もともと「ウケ狙い」なわけですから、あまり難しい事いわずに、荒削りでもさっさと市場に送り出してしまってから徐々に改良していったほうがいいと思います。使われてナンボ、ですからね。早期の商品化を期待してます!
こちらはタミヤ・テラクラッシャーの対抗馬、マッドフォース。迫力の走行シーンはRCT-TVでどうぞ!
まだまだあります。こちらは、オーバーランドの横でデモっていた、小型電動ボートです。正式名はチェックし損ねてしまいましたが、ミニッツというかパームランナーの「水モノ版」、ということでしょう。なかなか軽快に走ります。5月の静岡では脇でひっそりと展示していただけですが、ようやく製品に近いものが出てきた、ということでしょう。こちらもRCT-TVでご覧いただけます。これから寒くなり、水遊びどころじゃないですが、来年売れるかな〜? お風呂遊びできるのか聞きそびれちゃいました。送信機も防水なら、冬でも売れるかな? そんなに大きなフロがないって!?
ここからの3連写で、スクリューの生み出す力強い水流がお分かりいただけるでしょう。








最後に、空モノですが、近年静かなブームになってきているパークフライ系のモデルでブレイクしそうな商品があったのでご紹介しておきます。
その名も「スカイファイター1000」。業界初、赤外線を使った「空中戦システム」を搭載し、センサーに赤外線が命中するとアラームの吹鳴と同時に10秒間モーターが停止、滑空以外の身動きが取れなくなる(ラダー、エレベーターは動きます)、という仕組み。
タミヤ戦車のバトルシステムと酷似していますが、まあそれはいいじゃないかと。KRMSといい、タミヤ「タイガーI戦車」で示されたスケールRCの技術がそれだけ大変なインパクトを持って業界(京商だけ?)に受け止められ、それぞれのスタンスで消化されて、様々な新しいRCの楽しみ方の提案に結びついていると考えれば、業界にとっては大きな実りなのではないでしょうか。
とりあえず3機種がラインアップされるようです。
機体のクローズアップ。「バトルシステム」は機体下、ランディングギヤ後方に吊り下げられているリモコンみたいなヤツです。
スロットルレバー(左スティック)を下に押し下げると、信号が「発射」されます。デモ風景がRCT-TVでご覧いただけますのでそちらも参考にしてください。

RCレーサー必見の情報満載!RC Car Trendトップページはこちらからどうぞ