RCTタイヤ研究室
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Re: グリップ力の増強 [2005/08/29 (Mon) 14:56:01]
[投稿者: しのぶ]

僕の通うサーキットでも半年くらい前から流行しています。

お弁当を温めたりするための電子レンジがサーキットにあるのですが、タイヤを入れるのが禁止になってしまったほどです。一度電子レンジで暖めるとタイヤに含まれる油分に影響が出て変質するようで、効果が長く続きますので、わざわざサーキットに行ってからやる意味はないようですよ。家でやれば十分です。

氷水に入れる技は初めて聞きましたが、タイヤの表面をストッキングのような細やかな布で処理するのは有効ですね。タイヤセッターで表面を削ったあと、ついでに布を当てて処理すると効果絶大です。タイヤの外側をこれで処理してしまうとハイサイドしやすくなるので、タイヤの一番外側は処理せず、内側から2/3くらいまででやめておくのが良いようです。

GTジャパン用のタイヤでは、ホイールの空気抜きの穴から水を入れて、インナースポンジにたっぷり吸わせてから電子レンジで暖めると、タイヤの内側から多く熱が入って、より効果が出ます。(インナーメッシュの入っているタイヤでこれをやると、タイヤのバランスが崩れることがあるのでおすすめしません。)

欠点はタイヤの磨耗が大きくなることでしょうか。一度電子レンジで暖めたタイヤは、グリップするかわりに、ものすごく減るようになります。GTジャパンの指定タイヤは、わずか3パックほどでダメになってしまうほどです。しかし、これをやるとやらないとでは勝負にならないほどの差が出てしまいます。事実、僕が通っているサーキットで行われたタミヤチャレンジでは、タイヤを電子レンジとストッキングで処理した人たちは他を圧倒するコーナーリングスピードで全員Aメインでした。もちろん表彰台も独占です。RCTで紹介されたことにより、静岡での決定戦ではみんなこの手法を試すでしょうね。これまでにないハイレベルの戦いに、いまからわくわくしています。