RCTタイヤ研究室
[ RCTトップページ ] [ この記事へレスを付ける ] [ このBBSの記事一覧 ] [ BBS利用上の注意 ]

Re: 条件によります [2005/06/28 (Tue) 20:59:31]
[投稿者: ふぇら〜り伊藤] [URL: http://www.rc-ride.co.jp/jpn/docs/j_series.html]

>いままでは温度の高低によりタイヤを選び、埃の多少やグリップの高低により
>インナーを選ぶというような単純な決め方しかしておらず

それが普通だと思いますよ。私も普段はそうですよ。
上掲のライドのHPを拝見しました。現在はトップページに新作「Jシリーズ」の説明が
出ていて分かりやすかったです。見ると、インナーは2種類(ソフト・ハード)しか
ありません。そのうえで「基本的に夏場はソフト、冬場はハードを選ぶといいでしょう」と。

コレはですね、察するに、
F1のタイヤで各チームがソフトとハードを選択しているくらいの
「ピンポイントの違い」しかないインナーなんだと思いますよ。

タミヤや、昔の?ヨコモなんかもそうですが、「ソフト」というとホントに思いっきり
綿みたいにフニャフニャのインナーを売ってるわけですが、こういうのはぶっちゃけ、
よほど低温のコースとか、逆に超高温ですぐタイヤにブリスターが出てしまう路面で
なければ必要ありません。

通常なら、タミヤインナーの「ハード」と「ミディアム」くらいの硬度の幅の中に
4〜5種類くらい欲しい、というのがカツカツレースの要求になるはずです。
昨年のJMRCAエキスパートクラスで上位10名のうち8名が使ったという大人気の
「Atsushi Hara」インナーにしても、3種類しか硬度がないわけですが、
私は触って確かめたことはないですが、その硬度の幅はかなり狭いと思いますよ。

結局、タイヤが腰砕けしてステアリングの初期反応が悪くなるほど柔らかいインナーなんて設定しても誰も買わないし、
跳ねてグリップダウンするほどパッツンパッツンのインナーも同じ。
売れないインナーなんて、作るだけムダ。
そうすると、硬度の幅を狭めて、本当に必要な硬度だけをキメ細かく揃えたほうが
理にかなっている、ということなのではないでしょうか。

たぶん、ライドのインナーも、タミヤのミディアムインナーと前後するくらいの硬度で
「ちょっと硬い」「ちょっと柔らかい」程度の違いしかないんだと思いますよ。
タミヤのインナーは、スポンジ用硬度計で測ると10〜15度くらいずつの刻みになって
ますが、もっと細かく、5〜10度くらいの刻みになってるのじゃないかと。
どっちを使ってもそこそこ走るけど、あとは路面温度やタイヤチョイスとの兼ね合いで
調整してね、ということなんでしょう。