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Re: アトラス2400バッテリー [2004/04/18 (Sun) 01:09:29]
[投稿者: ふぇら〜り伊藤]

販売量が多いようでよく見かけますし、性能としてはごく標準的だと思います>アトラス2400
自分は持ってないので間違ってたらごめんなさいですが、
ヨコモやパワーズのストレートパックのようにハンダ直付けではなくて
シャンテ接続だと思うので、そういう面ではやや劣るかもしれません。
ただ、ニッカド2400という時点で既に現在は一線級ではないモノなので、
シャンテか直ハンダかなんていうところでどうのこうのいう次元ではないと思います。
少なくともタミヤの2400ザップドなどとの差はないでしょう。

使用後の温度上昇ですが、これはRC用に使うなら当たり前の現象です。
そもそも1時間以上かけて放電するはずの電力を、
わずか5〜10分程度で放電してしまうのですから。
バッテリーの放電は化学反応としては発熱反応ですし、電池には内部抵抗もありますから
電気を流せば熱が出るのは当然です。それが短時間に凝縮されると放熱が追いつかず
大変なことになるわけです。
特に、温度が高い状態から走行をスタートする場合や、放熱が悪くなる夏場は要注意。

3300セルを使うJMRCAのレースでは、走行後に80度以上になってしまうことがあり、
走行前のセル温度管理と走行中の放熱対策が大きな課題になってきています。
ただ、2400の場合は、容量も3300より格段に少ないですし、
ニッカドということで熱にも強いので、ニッケル水素セルほど神経質に考える必要はないです。
どんな電池でも、温度が極端に上がると、内部の電解液の水分が飛んで容量が減ったり
電極が痛んだりということでロクなことがないという認識は必要です。
ただ一方で、負荷が低すぎてバッテリーが加熱しないような条件で使うのは
走りとしてはダラダラし過ぎて面白くないでしょうから、
適当なところでバランスを取っていただければ。
レース目的なら寿命は度外視で「チンチンでモケモケ(注)」になる手前まで追い込む
使い方になりますけどね。遊びならそんなムダなことしないでいいわけで。

(注)あまり温度が上がりすぎて、電池の化学反応速度が限界に達し、
   相対的にスロットルレスポンスが悪くなるのを「モケモケ」と表現することがあります