(posted on Feb 4, 2003)
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TA-03RR Evolution(仮称)


ベーシックなバスタブバージョン"TA-03RR"
RCTシャシー研究室「TA-03分会」もよろしく!

バスタブ仕様のリヤ2駆ツーリングシャシー"TA-03RR"に続いて、 「エボリューション」モデル、「03RR-Evolution(あくまで勝手な命名です)」を ご紹介します。

基本構成は、使う機会がなくて腐りかけていたテック(だったと思う)製のカーボンシャシーセットに、 TA-03Rの前後バルクヘッドを組み付けただけです。超カンタン。リヤのみ駆動ですから、もちろん、 駆動ベルト関係とフロントの駆動系は一切取りはずしてあります。

このシャシーフレーム、もともとバラの6セル対応なんですが、グラステープの貼り方次第で 6セルストレートパックでも4セルでもいかようにも搭載可能です。
今回は、カーボンによる「超軽量シャシー」を生かすため、あり余って処分に困ってる23Tストックに4セルを組み合わせ、モーターパワーをあえて殺して、まったりと540風に楽しめるマシンを目指してみました。

ただ、4セルだとわずか1350g程度のマシンに23Tモーターですから、立ち上がりトルクは細いですけど最高速は結構伸びます。イザとなれば6セルパックを搭載して「かっ飛び」仕様にもカンタンに変更できます。モーター積み替えよりはるかにラクチンです。4セル→6セルで気になる重量配分の変化ですが、これがちょうどいい具合にパワーの増加見合いでリヤ荷重が増える感じで、特に問題はありません。リヤ駆動特有の軽いプッシュアンダーを感じながら、神経質なテールスライドもなく、ちゃんと曲がります。
ただし、今回はタイヤがスーパースリックと同じコンパウンドの「スーパーラジアル」という、 いささか年代モノのタイヤで、いまどきのタイヤよりかなりグリップは低いです。 インナーベルトも入っていません。幅も超広いです(特にリヤ)。

「作例」ですから、タイヤに関して特殊なことはしていません。前後ともノーマルの(一番柔らかい)インナースポンジを 入れています。Mナロータイヤでも「前後同じインナー」でイケるはずです。 今回は、あえてグリップの低いタイヤで様子を見たわけですが、特に問題なかったので、もっとタイヤグリップを上げてやれば結構過激な走りができるかも知れません。ただ、このあたりのテストは、既にシェイクダウンの段階で冬に突入しつつあったため、路面温度が2駆シャシーを受け入れてくれる春先まで一時中断しています。暖かくなってきたらもっと走り込みたいですね。
サーボは、ツーリングカーにローハイトサーボ(もともとは飛行機用のエルロンサーボ)の先鞭(せんべん)をつけた、OVAのS-001サーボ(JRのOEM)を使いまわし。このサーボ、もともと飛行機用なので横幅が若干、車用より大きく、通常のタミヤシャシーには取り付け穴が合わず、サーボステーを使って載せるにはシャシー穴の加工が必要になります。テープ止めや接着ならいいんですけど。この社外品シャシーも、片側だけサーボステー+両面テープ止めです。今はフタバS9550があるので、このサーボはもう「過去」のモノになってしまいましたね。
ボディマウントがエラく高いですが、ボディに「お遊び」ということで フォードF150ライトニングを使っていたため。ただし、リヤトラクション対策として汎用optの「軽量リヤウイングセット」を追加しています。アンテナも、カーボンシャシー対策としてマウントに立てましたが、キャビン内に収めて外には出さないよう、折り曲げています。ちょっとカッコ悪いですね(笑)
RCメカ&パワーソース回り。
バッテリーは、以前、アメリカで4セル・ストック1/12をやったときのUS仕様のサンヨー2000RCの使いまわし。 アンプは、KO・VFS-2000を使用。あ、そういえばこのアンプ、このあとEvoIIIに載せ換えてしまいましたネ! 春になったら別のアンプを調達せねば・・・(笑)。
リヤバルクヘッド。
スタビは前後とも好みでつけていません。そもそもTA-03のスタビはガタあり過ぎ& 作動に問題ありなので、個人的には好きではありません。 カーボンのスタビホルダーが付いたままなのは「見なかった」ことにしてください(爆)。特に意味はないです。外すとやり場に困るので面倒くさがっただけ。
というわけで、ごくカンタンですがこれでご紹介を終わります。

TA-03系のダブルデッキシャシーをお持ちの方なら、バッテリー搭載位置を変えるだけで まったく問題なく、リヤ2駆の軽快な走りが楽しめます。春になったら試してみてはいかが?


このページは、タミヤRCカー専門サイト「RC_Car_Trend」が提供しています