(posted on Jun 1, 2007)
タミヤRC製品・即買いカタログ
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M1025ハマー(2)





前後ダンパーはキット標準のとおりCVAIIミニですが、ダンパースプリングはキット標準の部品番号9805826 (TA03キット標準やM-04リヤ用バネ等と共通)に替えて、TG10-Mk.1標準の黒バネ(部品番号9805576、価格不明) を採用しました。キット標準よりもストロークを長く、バネも硬くする設定です。 黒バネのほうが見た目も落ち着くし、車高を稼ぎ、ロールを減らせるのでタイヤがフェンダーに干渉する心配もなくなります。 ただ、バネが硬いと、走行がギクシャクというか、ピョコピョコした動きになってリアルさには欠けてしまいますけどね。
バンパーも要注意です。実はキット同梱のE部品(部品番号0005577、750円)はTA01/02やバギー系とは共通ではありません。 基本形状はバギー用と同じなんですが、ステアするとタイヤがバンパーに当たってしまうので、その部分がエグれた形状に なっている専用品です。バギーやTA01/02用から流用する場合は、作例のようにタイヤが当たる部分をカッターで切ってやればOKですが、 忘れて走ろうとするとまったくステアが切れないことになってしまいます(苦笑)。

作例のバンパーはバギー用をカットしたものです(TA01用とはoptのアニマルガード取り付け穴の設定の有無が違います)
ところでハマーや軽装甲機動車で使われているタイヤ(部品番号9445529、4本組み1200円)は、クロスカントリー系シャシー (後にCC-01と命名)の「三菱パジェロ・メタルトップワイド」(Item58132) が作られた際に新たに設定された、ツーリングカー用としては最大径(88〜90mm)のマッドタイヤです。 ホイールリム幅はツーリングカーと共通ながら、ラリーブロックよりもさらに15mmくらい大径になっています。 トレッドパターンはCC-01「ジープ・ラングラー」等に 使われているグッドイヤー「ラングラー」の型(直径90mm)を流用していますが、ロゴを印刷してない「無印」タイプとして、 コストダウンと「裏表」を組み間違える可能性を排除している点が違います(ロゴ付きは片側しかロゴの印刷がない)。
ちなみにジープ・ラングラー用のグッドイヤー「ラングラー」ロゴ入りタイヤ(部品番号不明)は2本で840円(2組4本1680円)、パジェロなどの BFグッドリッチ「マッドテレーン」(部品番号9805481、直径88mm)は2本組みで790円(2組4本1580円)となっています。 随分、値段が違いますよね。取り寄せる際にビックリしました。ホイールはいずれも専用品があるわけですが、 オフセット0のナローホイールなら他のホイールでも互換します。もちろんオフセットを変えるという遊び方もあるでしょう。 タイヤはいずれも度々キット化されているので、カスタマーのストック切れは心配しなくていいと思います。
タイロッドはTA01/02用で対応します

マンタレイのフロントアップライトを流用しているTA01ではドライブシャフト長は39mmですが、 サスアーム変更でトレッドが増しているハマー系ではTA02〜03/FF01用の42mmシャフトが標準です。 これに対応するユニバ(マンタレイ系=TA04/05系共通のアクスル形状+42mmシャフト)は当時はありませんでした。 実は、後のTRF414用はそのものズバリのサイズなんですけど。 今なら組み立て式ユニバがあるので誰でも作れますね。リヤはドッグボーンのままで支障ないですが、フロントはドッグボーンだと 舵角が制限されるので、走らせて楽しむならフロントだけはユニバにしたほうがいいでしょう。

写真に見えるカップジョイントの赤いスポンジはドッグボーンのガタによる脱落防止用です。ご覧のとおり、42mmシャフトだと ちょっと長さ的には厳しいので。そういう意味ではやっぱりユニバ欲しいですね。


「タミヤ車」というと「ガタガタ」というイメージのある90年代半ば〜2000年代初頭からRCを始めたユーザーさんには 意外かも知れませんが、「トップフォース」(1991年)の頃までのバギーモデルは、押しなべてガタは少なかったのです。 ガタが意図して大きくなったのは1993年頃、FF01やM-01が出てきた頃からです。 TA01/02は樹脂部品が多かったので使い込むとガタが出やすかった点はありましたが、主要部分を FRP/アルミ化したWデッキシャシー仕様では、だいぶガタも減りました。特に差が出たのがステアリング回りで、 ステアリングワイパーにベアリングが入ったこともあり、ほとんどガタのないスムーズなステアリングを得られていました。 ピロボール回りも以後のツーリングカーよりサイズがひと回り大きい6mmピロボールを多用していましたし、 寸法もある程度追い込んだものになっていて、あまり各部のガタは気にならなかったです。




これは前のオーナーさんの問題なんですが、ビスがめり込むほどギヤボックスカバーを締め込んでいました(苦笑)。 これじゃ、カバーの変形で周りにスキ間が開いて砂塵がギヤボックスに入りまくり、逆効果です。 軸受けも圧迫して駆動抵抗になりますし。「悪い例」として示しておきます。後でギヤボックスごと新品に交換しました。 カバーの防塵は、継ぎ目にダンパーオイルやグリスを軽く塗布してからビス止めすればOKです。オイルやグリスが 砂塵をキャッチして、隙間を塞いでくれます。
ダンパーの固定は、ピロボール止めでも良かったのですが、一応、ハードな走行への対応、という名目で ハトメ+タッピングビスにしてあります。あんまり関係ないけど・・・。
というわけで簡単ですがM1025ハマーの紹介でした。
実はこのクルマを組んで写真撮影したのは今からもう1年半も前の05年11月だったんですが、 まだ機会がなくて走らせていません! 今年こそは・・・。

おっとその前にRCメカをグレードアップしてモーターをせめて13ターンくらいに強化しとかなければ(笑)






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