(posted on Mar 30, 2005)
(updated on Apr 4, 2005)
タミヤRC製品・即買いカタログ
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スーパーファイターG
チューニングTips





ステンレスサスシャフトを利用してサスアームをEリング留めすると、メンテナンスは非常に楽になるんですが、 リヤのロワアームに関しては、サスアームの端とバスタブシャシーのすき間が非常にタイトなものですから、 素組みで取り付けようとするとギヤボックス取り付けのネジが斜めにしか入らず、無理して組んでも、 バスタブ側壁にサスシャフトが圧迫されて、サスアームが動かなくなってしまいます(経験済み)。
これを避けるために、サスシャフトの出っ張りがバスタブに擦れる部分をリューターないしドリル等で 皿加工しておきます。要はサスシャフトの先端がバスタブに突っ張らなければいいのです。
実は、同じような話がフロントのアッパーアームにも当てはまります。
フロントアッパーアームのサスシャフト後端とボールアジャスターのすき間が非常にタイトで、 Eリング式のステンレスサスシャフトに交換すると、ボールアジャスターに引っかかってしまいます。 このため、この部分だけはさすがにノーマルの鉄ネジ式に戻しました。

ネジの回転向きの都合上、左側サスアームは特にサスの作動でネジが緩みやすいので、 ネジロック剤を塗布して組みつけています。樹脂製パーツにネジロック剤って溶けないか、ですって? そんなの気にしてネジ緩んじゃうほうがバカらしいので「どちらを優先するか」ですね。 他のタミヤキットでもそうですが、「樹脂パーツはネジ緩めたら使い捨て」と割り切ったほうが無難です。 「ネジの緩め時が交換時」といいますか、そもそも、余程のことがなければサスアームなんてバラしませんから。
シャシー底面に、砂利抜き用の穴を開けてみました。
バッテリー部と両サイドの後端に小石がラクに通る穴を開けるだけですが、シャシー内部は ダブルデッキのマシン並みに砂利が溜まらなくなります。後日、実走でも効果を確認できましたのでお薦めします。
BBSのバギー分会やラリー分会でもかねてから説いているように、レース目的の砂利対策は 「入り」よりも「出」を重視したほうがいい、というのが筆者の持論です。
完璧な防塵を目指すと、クルマはとてつもなく重くなってしまいます。
痛むパーツは交換すればいいと割り切り、「クルマの中に砂利を溜め込まないこと」に着目すれば 非常に軽く、シンプルに仕上がります。本当に砂利が入ると困るのはギヤボックスだけです。 ここはキット標準でバッチリ防塵されてるわけですから何の心配も要りません。 ギヤボックスの継ぎ目にシリコンオイルをちょっと塗って「目止め」しておく程度で十分です。
キットには最初から、キット標準の17Tピニオンギヤに加えて19Tピニオン用 のモーター取り付け穴が開いています。キット取り説にも、19Tピニオン使用によるチューンアップが紹介されています。 ただ、実際に走ってみると、19Tピニオンはキット折込チラシに「企画中」と予告されているオンロード用タイヤ向けに ギヤ比設定されているのでしょうか、オフロード用タイヤとの組み合わせではギヤ比が高すぎてまるで走りにキレが ありません。オフロード走行するなら17Tのままがベストです。また、ギヤ比が不適切になるのでモーターは23ターンくらいまでで やめておくのが無難です。間違っても10ターンとか8ターンとか使わないように! ヨコモのプロストック13Tあたりがお薦めです。ただしアンプもグレードアップしてくださいね。

なお「RMピニオン19T」(部品番号: 3515007、220円)はカスタマーサービスからの取り寄せです。 ツーリングカー用の06モジュールより歯が大きい(たぶん08モジュール)ので、現在一般に出回っているピニオンは 使えません。
ギヤボックスには軸受けとして5×45mmシャフトが使われています。 コレを軽量化すると重心の調整や軽量化にいいよなぁ〜、ということで各種のoptシャフトの長さをみたところ、なんと 現行のoptパーツには45mmシャフトがない! のです。昔のFF-01用とかTA-01/02用では確かあった んですけど(まだ未確認)・・・。

アルミで良ければ、ボーイズ四駆レーサー用のop.320「RCボーイズ四駆軽量ギヤーシャフトセット」(250円)に 45mmシャフトがちょうど2本入っているので、コレが使えます!250円は安い!! ただしタミヤでももう売り切れてしまい、流通ルートの在庫しかないそうです。急げ!! このほかの選択肢としては、M-03やTL-01用の40mmカーボンシャフトも使えます。5mm短くて大丈夫なの?と心配しましたが、 ギヤボックスのシャフト支持部が深く設計されているので、シャフトが5mm短くてもぜんぜん平気!
キット標準の六角ハブは、タイヤ交換の際に外れやすくパーツが紛失すると面倒なので、アルミ製ハブに変更。 写真は以前に売られていたOリング式のものですが、現行optのクランプ式ハブでももちろんOKです。 4mm厚と6mm厚があり、さらに最近はEvo4/415用に5mm厚が出ましたが、通常(というかタミヤキットの標準)は6mmタイプです。写真も6mm品です。

ただしクランプ式の場合、入門者の方はよくクランプの2mmネジをネジ切ってしまうようなので注意してください。 アレはホイールがかぶさっている限り、ネジが緩んで脱落することはあり得ない構造ですから、 締め付けは「ユルユル」でOKなんです。決してギチギチに締め込まないように!
タイヤなんですが、キット標準のタイヤは実は現在spパーツとしてはほとんど店に出回っていません。 むしろ、optのスパイヤースパイクタイヤ(写真左)のほうが入手しやすいはず。

実はごらんの通り、スパイヤースパイクのほうがタイヤ径が若干大きく、直線スピードが稼げます。ピンの数がノーマルより多いうえに尖っているので、グリップも良いはずです。 キット発売から2週間半後の05年4月2日に横浜こどもの国で開催されたタミヤオフロードミーティングでは、 「使用OK」が明記されていました。今後もそうだと思いますのでお勧めです。
タミヤのバギー用タイヤのサイドウォールには「タイヤ内径〜外径〜幅〜高さ」の順でmm単位のサイズが 記されています。同じリヤ用タイヤなのに、意外にサイズがバラバラなことに気が付きます。

でも、この程度のサイズの違いなら、同じホイールで大丈夫! しょせん、タイヤは「ゴム」なんで、 伸ばせば帳尻が合っちゃうんですよね。ちょっと強引なんですが、コレが現実です。 ホイールが小さすぎて、タイヤが「ガバガバ」な場合はどうしようもありませんが、たいていの場合は 意外にタイヤを無理やりハメても付いちゃうもんです。
まぁ、ツーリングカーでも、ナロータイヤをMナローのホイールにハメ込んじゃったりする人がたまにいます・・・アレよりははるかに問題ないです。
レースとなると、トランスポンダーのステーが必須になりますよね。

搭載位置に悩むところですが、なるべく低く、かつ、重心位置をフロント寄りに改善したい、ということと ボデイに穴を開けたくない、ということで、あんまり選択の余地はなく、この位置に決定。
ポリカボディの切れ端を取っておいてこういう場合に使います。 ボディマウントの穴あけ用のリーマーや適当な太さのドリルを使って取り付け用の穴を開けておきます。
両面テープで貼り付けています。

ボディに段差があるので、貼り付けたあとに手で折り曲げてボディの段差になじませています。

また、ポンダーのガタつき防止に、サードパーティーからボディマウントのガタ取り用として売られているスポンジを貼り付けています。 まぁこのへんは好みと手間ヒマの問題です。
さて、レース前に何とかほんのちょっと実走できました。全体的には非常に高いレベルでのまとまりを感じたのですが、唯一、やはりと言うか、問題を感じたのは舵角不足です。通常ならサーボセーバーを大きくすればいいのですが、 このキットでは、サーボの上にストレスメンバー(剛性部品)を兼ねるカバーがあり、これをヘタに加工するのは面倒なうえにシャシー剛性の低下を招きます。できれば触りたくない。 で、どちらかといえば比較的面倒でないアップライト加工のほうを選択。アップライトのリブを削いで、2.8mmの穴をドリルで開けます。5mmピロボールをねじ込めば完了です。サーボの動作角がほぼ1/2〜2/3に減らせますから、その分、 ステアリング動作速度のスピードアップも期待できます(トルクの面では不利に)。安いサーボでステアリングを速くしたいという向きにも有効です。ただしプロポ側の舵角調整機能が必須です。
この加工の際にちょっと留意したい点は、タイロッドがアッパーアームにギリギリ触りそうになるくらいまで寄ってしまう点。 特に右側は、軽く擦ってしまうくらいになるので神経質な方だと気になるかも。ステアリング操作には支障ありません。 各自、ピロボールをねじ込む位置で調整してください。
さて、一応組みあがると「いつもの習性」で軽量化をあれこれと考え始めます。こどもの国の路面は運動用のグラウンドで 堅く締まった土の上に砂が積もっている状態なので、スパイクの食い込みが悪く、車重はむしろ重いほうが安定して走れるんですが、 ウエイト積むのは簡単だけど軽くするのは現場では難しいですからね。基本は軽量化です。

というわけで、とりあえずボディのエキゾーストとバッテリーホルダーを撤去。これだけでなんと32gもあるんです! うへぇ〜。
バッテリーホルダーはシャシー剛性に影響するかな・・・と思ったのですがさほどではありません。バスタブシャシー本体で 十分な剛性があります。バッテリーの飛び出し防止には、写真のように簡単にグラステープで止めておけば十分です。 このままでは多少ガタガタしますが、特に神経質でない方ならこのままで問題ないでしょう。カツカツレースじゃないんですからね!


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