(posted on Dec 5, 2006)
タミヤRC製品・即買いカタログ
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TRF501X
(Item 49401、06年11月29日発送、定価7万9800円(税別))

1992年に試作された「TRF411X」や アメリカで100台限定販売された「TRF211X」以来、
実に14年ぶりの純レース用バギーモデルの登場です。
オフロードレースのスペシャリスト、前住諭選手を擁するタミヤが
満を持してオフロード世界選手権制覇を目指すための「必殺ウェポン」だけに、
ライバル車両をじっくり研究し、「いいとこ取り」をしながら、タミヤ風味にアレンジ。
06年9月に開催されたJMRCA電動オフ全日本選手権(兼・プレ世界戦)では
総合2&4位を獲得し、幸先の良いデビューを飾りました。
2007年に久々に日本で開催される電動オフロード世界戦に向け、
世界のタミヤフリークの夢を乗せたクルマが走り出します。

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06年5月の静岡ホビーショーで早々と「06年暮れの発売」を掲げながらプロトが発表される、という 異例の取り扱いを受けたモデルだけに、多くのバギーフリークが興味を示していたわけですが、
恐れ入ったのは79,800円ナリというプライス。 「TRF415MSXマークライナートエディション(Item49394、06年7月31日発送)」と並ぶ、タミヤの1/10RC史上最高価格です。 生産数量も、同日発売の 「ポルシェ934(Item49400)」に比べてだいぶ多いようなので、恐らく全世界向けに2500台くらい(ということは アフター向けも入れると4000〜5000台分くらい)生産しているのではないかと推察しています。うち国内販売は 1300〜1500台くらいではないでしょうか(あくまでRCT独自の推定です)。
一応、49xxx番台の「スポット生産品」ということにはなっていますが、07年の「主力戦闘機」なわけですし、 ポルシェ934の取り説を見ても、明らかに501Xと共通部品と思われるエキセントリックカム部品などに spパーツの番号が割り振られているので、年明け以降に順次、定番商品としてパーツ供給が始まることは 規定路線のようです。07年には、さらに改良を重ねて「X」を取り払った「TRF501(仮称)」が発表 されるのでしょう。たぶん世界戦前の5月に・・・。

筆者は海外のバギーモデルについてあまり知識がないので気が付きませんでしたが、 分かる人が見れば、TRF501Xというのは、そこかしこに「他社モデルのコピー」としか思えない 要素が散りばめられているそうです。センターモーター・リヤバッテリーの基本レイアウトしかり、 成型品の造形しかり。
それを聞いて、ハタと思い出したのは、 「TRF414X」が出たての頃の評価でした。「HPI・PRO2のデッドコピー」と言われたものです。 415なんて、最初からテックと手を組み、「テックのまんまです」と公表しちゃってましたし。 しかし、どこの世界だって、最初に入っていく時には、「その時点で最高のモノ」をなぞるところから 始めるのが常套手段。414Xも415も、進化するにつれてタミヤ独自の工夫が盛り込まれて「頂点」を極めたのはご存知のとおり。 501Xだって、当然、そうなるでしょう。
そんなことよりも、実は、外車バギーフリークにとっては、 「日本製の外車互換パーツが安く潤沢に供給される」ことが大きな恩恵なのだそうです。 例えばホイール。これまでのタミヤ製ホイールは、リムサイズが「世界標準」のPRO-LINE製タイヤに合わず、 径が合わなかったりサイドウォールが出っ張ってしまうのをムリムリで使わざるを得ませんでしたが、 501X用ではそのあたりが改められていると聞きます(どこまでホントかは未確認。 付属タイヤはハイデンシティのままのようですが・・・)。 ホイールハブも、一応六角ハブ式にはなっていますが、六角スペーサーを撤去してピン式にすれば、 ロッシなどとの互換が取れるそうです。逆に言うと、501X用の六角スペーサーを外車に付ければ、 タミヤホイールが履けると。
まぁ他にもいろいろな話が追って出てくるとは思いますが、差し当たり、RCTでは タミヤGPで走れないハイエンドのバギーまで手を出す余裕はないので(興味はあるんですけど)、 組み立て後のキットの内容については、既報の 「プラモデル・ラジコンショー2006」 および「タミヤフェア2006」の 写真とコメントを参照してください。後日、キットを入手するようなことがあればまた続きを書きたいですけど・・・。







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