(posted on May17,2002)
(updated on May22,2002)
タミヤRC製品・即買いカタログ
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第41回静岡ホビーショー(その4)
(2002年5月16日〜19日、ツインメッセ静岡)


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TBエボ2用アルミレーシングステアセット
(op.511、2500円、6月26日発送)。
5mmボールナットはアルミ、ベアリング圧入済みと価格相応の内容。
タミヤGP、特にこれからシーズンインを迎える世界戦予選大会では、 イコールコンディション化を推進するために今年から上位クラスにも「指定ギヤ比」の採用が 全面的に始まります。この一連のギヤは、そのために用意されたもの。 ハードタイプということで、ピニオンはいいんですがスパーはどうなんでしょうね? どっちみち石噛んで1パックでダメになるリスクあるんなら、高くて高性能もいいけど、 一方で安い素材で「スパー10枚セット」みたいなのも欲しいなあ〜。
ともあれ、レースがギヤ比固定だと、最初からパーツ選択に悩まなくて済むので精神的にも経済的にもありがたいです。
さあ皆さん、迷わずスパー100枚ずつ注文しましょ!
さてここからは、近年まいどおなじみになった「ブルーコレクション」特集です。
まずは、メンテナンススタンド。よくあるタイプですが、そこにはしっかり「TAMIYA」の文字が・・・。
5mmボールナットのブルーアルマイト仕様。
TRFダンパー用アルミリテーナー。
TA-04以降のツーリングカーは、ハイスピード化、ハイグリップ化に伴って一段とバネレートが上がっているので、軟質プラ製のリテーナーではダンパーがきっちり仕事をできなくなってきていることも確か。
このリテーナーは、効果的なチューンアップパーツになりそうです。どうせなら定番化して欲しいですが、生産数量の都合で限定扱いにせざるを得ないのでしょう。 バカスカ売れたら、また再販されるでしょうからみんなで買おう〜!(なんだかさっきから購買アオってますネ)
ピニオンホルダー(ブルー)。
あってもなくてもいいようなモノ、といってしまえばそれっきりですが、 こういうのをキッチリ整理整頓するのが一流への道、ってもんで。
レース中の迅速・確実なピニオン交換にはあったほうがいいアイテムでしょう。
ハイトゲージ。ありそうでない「取っ手」がありがたい一品です。
今年年初に実施した「ザ・タミヤRC Car's」誌の年間購読キャンペーン景品として配布したのと同じ型のホイールレンチが登場。これ、私ももらいましたが、てっきりムクだと思っていたら、軸の部分は中ぐりしてあって中空なんです。 素材もアルミなので非常に軽いです。
3mmナット用のレンチは昨年秋のホビーショー限定で出されたものと同じで、追加販売という感じでしょう。
スーパーストック・タイプSの展示。
リビルダブルタイプの23Tです。ブラシはスタンドアップタイプ。
エンドベルの放熱プレートの色はシルバー。エンドベルの成型色がブラックなのでなかなかカッコいいです。
リビルダブルなので、ローターに「TAMIYA」「23T」の刻印が入っていますが、ブラシ、カン、軸受けなど、その他の主要な構成パーツは従来のタイプTと共通のようです。
ところで、展示には、 「タミヤGP使用可能」と明記されていました。・・・てことは、この秋にはいよいよコミュレーズも出さなきゃあですね(笑)・・・期待してます(爆)。ちょっと無理かなあ。。。
今回、入り口からまっすぐ進んだタミヤブース正面を占領していた展示の目玉が「ラジ四駆」(TM)。
「ミニ四駆にスピードコントロールのRCメカを付けたもの」と考えてください。
要するに、現代版スロットレーシングです。 「線」や「電極」がないので、スロットカーより取り扱いやメンテは大幅にラクになっています。
この商品の最大の利点は、「ミニ四駆」という、模型店なら一度はコースを設けたことがあるほど日本全国に普及した商品を土台にして、コースやパーツといった残された資産を再活用できる点にあります。「プレステ」と「プレステ2」みたいな関係ですね。
また、写真のように、同じコース上にわざと数台を縦列に同時走行させ、「追い抜き生き残りレース」という趣向も楽しめます。後から追いつき、前車をコーナーで弾き飛ばしたら勝ち、というわけです。 単純に別々のコースを並んで走らせてタイムを競うより、「駆け引き」があるほうが見ている側にも面白かったです。ミニ四駆で同じコトをやっても、1周ごとに詰まるラップタイムを見ながら「タイミングを読む」だけしかないわけですが、「人間が操縦する」ということになると、「考えてたけど、やってもうまくいかなかった」とか、そいういう不確実性が入ってくる。だから面白い、ということでしょう。これ、ホビーRCをやり切れない小学生とかがハマりそう〜。子供をプラモデルに呼び戻す起爆剤になるか?

このほか、「ジャンプ台」という趣向もあります。ひとつのコースを立体的に走らせることができるのも、スピードを能動的に制御できるRCならではの楽しみ方ですね。
シャシーはRCメカ(といってもマッチ箱くらいの大きさ)を組み込むために新設計ですが、 構成パーツの多くはミニ四駆と共通になっていて、手持ちのグレードアップパーツが使えます。
基本的にミニ四駆のボディも付けられるようですが、ラジ四駆は当面スケールボディのみでの展開で、最初に出てくるのはインプレッサとエボ7とプジョー206です。「未来的なボディはミニ四駆で、スケールボディはラジ四駆で」というふうに切り分けることで、大人まで含めた新しいユーザーを開拓していく狙いもあるようです。

それと、RCメカですが、あとで紹介するKOの「Adband」システムを使っているのも目新しいところです。 既存のホビーRCの周波数とカブらないので、混信の心配がないというアイデアもの。昨年のARCシステム以来、 「カー用RCメカ専業」という、見た目にも実際にも弱小な立場のKOが、斬新な切り口でどんどんタミヤに食い込んできているわけですが、 業界の将来を占ううえではなかなか興味深い動きだと思います。がんばれKO!
さて、タミヤブースはこのくらいにして、他社のブースにも目を向けてみましょう。 今回のホビーショーは、全体的に盛況だったようですが、RCモデルの新製品の傾向としては、 電飾やディテールにコダわったモデルが昨年来グッと増えたことでしょう。
こちらに掲げたのもそうしたモデルのひとつ、
アオシマの「デコトラ」シリーズ。
映画「トラック野郎」は公開後25年近く経つはず(笑)。
今でもこうしたトラックはたまに見ますけれど、一世を風靡したかつてのようなブームはありません。 今じゃ模型のほうが逆に盛り上がってるんじゃないでしょうか。ま、「ゲームオタク世代」が30〜40代となり、模型業界もここ数年レトロブームが盛り上がってる、といったことが背景にあるのでしょう。

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