(posted on May17,2002)
(updated on May20,2002)
タミヤRC製品・即買いカタログ
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第41回静岡ホビーショー(その2)
(2002年5月16日〜19日、ツインメッセ静岡)


写真をクリックすると拡大します
TL-01LA(ロングサスアーム仕様)のキット&フルセットと後述する XB(エキスパートビルド=工場組み完のRTRセット)の両方で展開される ビームス・インテグラです。これはTLのほうのブース写真です。
横から見ると、結構丸っこくてTA-04SSにも乗りそうな気がしますが、TLですからしっかりノーマルのホイールベースです。前後のオーバーハングが短かくコンパクトでいかにも「走りそう」ですが、残念ながらリヤウイングが横から見ると「なくなってしまうくらい」薄っぺらいので、「レース向き」とは言えませんね。でも、このウイング、ウイングの「薄さ」が実にスケール感たっぷり。ここ数年、タミヤGPでもダウンフォース優先でどんどんリヤウイングが巨大化してきているので、こういうウイングのボディで540レース、ってのも楽しいと思います。(9/4/02追加)キットの取説では、optの軽量ウイングセットの使用もOKとなっています。タミヤGPでは軽量ウイングとの組み合わせでバリバリ走れますね!空力も良さそうなのでこれからの人気ボディのひとつになりそうです。
ロングサスおよびアップライトなど関連パーツは、 外見上は既存のホップアップオプションそのままのようです。でもスタビは省略されており、別売りのopt設定となります。

さて、そのビームスインテグラですが、もうひとつ別のブースにも同じ皮をかぶったシャシーが。
発売が決まっている「TL-01LAベースのフルセット」かと思いましたが、カン違い。
そう、これが今回発表の新シャシー、「TT-01」です。
XB専用としてパーツ点数の削減に力点を置き開発したそうです。シャフトドライブの採用と、 スライド金型を使い、前後バルクヘッドとシャシーパーツの大部分を一体成型した結果、 TL-01よりも部品数が減ったそうです。・・・と言いますか、ハッキリ言ってメインバスタブと前後のバルクのフタ、 サスアーム、アップライト、シャフト、ギヤ(前後のリングギヤ&ベベルセット、スパーとピニオン)、バッテリー押さえ、 フリクションタイプのダンパー&ショックタワー、ボディマウント、ホイール、と数えたら すぐ上がっちゃうくらいの部品数です。
「今回は参考出品で発売時期は未定」とのことですが、恐らく秋口には出てきそうです。 (9/4/02追加)8月27日に発売されましたね
願わくば、これをぜひキットで出して欲しいですね。だっていかにも走りそうなんですもん! 入門用として大ヒットしたF-2モデルの再来だ!!・・・と勝手に盛り上がっております、ハイ。
TT-01のフロントセクション。ボールコネクト式のサスアーム、TBライクなバルクヘッド、ステアリングワイパーのレイアウトなどが読み取れます。「部品点数削減」とは言っても、 さすがにダンパーマウントとボディマウント取り付け部を兼ねるショックタワーまで一体成型、というわけにはいかなかったようで、既存のモデルと基本的には変わらない作りになっています。バンパーの取り付け方もそうですね。
センターシャフトはTB系のDカットタイプから、ドッグボーンタイプに改められています。
このモデル最大の特徴であり、将来性を大いに感じさせてくれるのがこのアップライト回り。 ついにボールコネクト採用。めでたい!
ボールコネクトは、タミヤ初の四駆バギー「ホットショット」以来、何度か採用されたことはありますが、 TA-01以降のツーリングカー用シャシーとしては初めてです。なんでXBで?もったいない、と思うのは私だけでしょうか?
もちろん、TT-01では、ボールコネクトの利点を生かしたアライメント調整などの機能は全く用意されていません。ボール自体も樹脂だし、抜け止めのワッシャーもプラ製で、ガタガタです。しかし、アライメントなんてサスアーム交換でなんとでもなる話。現状でも、表裏ひっくり返すと多少変更できそうです。ボールエンドのガタもホップアップのパーツを出して解決すればいい。今後はoptも用意されるなんて話もあるようですから、ぜひともバカスカ売れて、optも出て、キット発売もやって欲しいですね!TLより安くて良く走るとしたら文句なし!究極の入門用シャシーになること請け合いです。
リヤ回りのショット。フルカバーされたギヤ回りが特徴です。デフもスパーもは従来品と互換性はないそうです。残念(なんで〜?)。 リヤのアップライトは従来のツーリングと同様の形状でボールコネクトではありません。リヤバンパーは「取っ手」にもなる形状で便利そうです。
なお、写真では色味の都合で分かりにくいですが、モーターはジョンソン製の安価な540タイプが使われています。ターン数は従来と変わらない(27T)ようですが、見た目にもメッキが安っぽいですし、巻き線のカシメ部分の仕様も違います。コスト優先で選択されたようです。
写真がボケてしまいましたが、ドッグボーンにも注目です。なんと樹脂製の極太を採用!ピンまで太いです。見た感じではピン部分にも十分な剛性があり、モーターをパワーアップしても十分イケそうな感じがしました。樹脂の種類は聞きませんでしたが、見た感じでは結晶性が高かったので、F10*系のスパーに使われているような66ナイロン系、でなければポリカかな、と思いました(違ってたらごめんなさい)。
ピンボケ写真(トホホ)ですが、ついでに載せておきます。
もうひとつの注目点が、この新しいCPRユニット。
モールドを見ると「CPR-01」と新しい筐体を使っています。容量は従来品の5割アップだそうですが、製造コストは大幅に下がっているのでしょう。このモデルが今後XB用プロポの標準品になっていくのでしょう。
右上の端子は、ヒューズ(自動車用、たぶん20A)の取り付け端子かと思ったら、モーター端子です。ギボシの形状が従来品とは違いますのでそのまま使うわけにはいきません。
TT-01の展示ブース全景はこんな感じ
TT-01の裏(入り口から見ると正面方向)に展示されていた
テラクラッシャー。
日本でもこうした「でかいの」モデルが
今後徐々に定着してしていくのかなあ・・・。
エンジンカーでありながらバック走行が可能なこと、組み立て済みであること、一部のスペアパーツも同梱されている点などをウリにしています。
デモランもしていましたが、確かに、前進からブレーキ、バックへの切り替えのスムーズなことといったら、 それはそれは「電動RCもビックリ」もので、これは掛け値ナシにスゴいことだと思います。
(後ほどRCT-TVにアップしますのでぜひ見てください)
パワフルでスピード感溢れる走りはエンジンカーならでは。電動では到底無理なスピードでガンガン走っていました。とても自重5kgはあろうかというビッグモデルとは思えません。 エンジンノイズもタミヤならではの「静かさ」で、 広い土地を自由に走れる田舎ではさぞかし楽しいかな・・・と思いました。
素直に「欲しい」と感じましたね。

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