posted on Dec 9, 2007
(updated on Jan 29, 20086)


タミグラマスター&

チャレンジカップFINAL 2007(2)





例によって、レイアウト図には現れないマーカー類がコース上に多数出現。 レーシングラインはかなり窮屈、かつクネクネと曲がりくねったイヤらしい難コース! しかもラインを外すと、カーペットの繊維を拾ってまったくグリップしなくなる「アリ地獄」が待っています。 この路面状況への対応が参加選手に共通する課題となりました。

「繊維を拾ってグリップを失う」というのは、 同じ「500円タイヤ」を指定されたワーチャン2007の耐久レースでも見られた現象で、その点をいち早く見抜いていた TRFサトシ選手は早い段階からバッチリ対応して快走していました。
「ほんの数日前に急遽決まった」そうですが、タミヤフェアに続いて今年はタミチャレFINALにも 「ぽるしぇ」さんと仲間達のブースが登場。コンデレ受賞作品の数々でイベントに華を添えていました
そこに急遽飛び入り参加! したのが、RCMで活躍中の「サトちゃん」が製作した 「マスダンパーつきM-03」。FF車加速時に荷重をフロントに寄せてトラクションを良くしたい、 というアイデアを具体化した行動力には脱帽!
残念ながら、実際には動作の位相が「逆」になってしまっていて、加速時に荷重がリヤタイヤに向かって逃げてしまい、 余計に加速が悪くなるという「失敗作」です。でも、着想は悪くないです(実は自分もマスダンパーの使い方はボンヤリ考えていました)。 レイアウトを工夫して、時間制御のためのバネやオイル、さらに重量や重心位置の問題を加味して洗練すれば、 結構な武器になりそうなんですけどね・・・>マスダンパー
バンド管理の新しい方法として、練習走行への出走待機の段階でバンド別のブースに 待機していてもらう、というやり方を採用。コレなら、どのバンドが埋まっているか ひと目で分かるし、バンドカードと違って「間違い」はないですものね。 本人がクリスタル挿し間違えてない限りは・・・。
今回、参加者全員が悩んだのが「タイヤ対策」。指定のsp.1049ミディアムナロー レーシングスリックタイヤについて、初期ロット品の入手をめぐるそれはそれは涙ぐましいほどの苦労話をあちこちで伺いました。ある人はショップ展示品のタイヤだけ売ってもらったとか、またある人はタイヤのためだけに古いキットを丸ごと買っちゃったとか。そういえばサ○シ選手もロットNo.3(そんなの社内しかわからないって)を使ったとかドウとか。
いやはや(苦笑)。

・・・にしても、結局のところは「いかにラインをキープして繊維を拾わないか」に尽きたようです。レース後半は どっちみみんなタイヤがこんな状態になるので、いかにこの「チョリンチョリン」になったときにチャンと走れるか、で差がついたようです。ライン外すと、見てて誰でもわかるくらいにクルマの動きが激変してましたから・・・。
ミニ四駆大会もこんな感じで盛り上がってました
夜は懇親会で大盛り上がり! 自分はスタート10分遅れで到着(滝博士と偶然同じエレベーターに。ラッキー) したところ、もう〜すっかり立食の食べ物は消え去っていました(苦笑)。 まぁ立食パーティーなんでそんなもんなんで イイんですが

ゲーム大会では「サトシまたはキヨをチャレンジカップに呼ぶ権利」など「豪華賞品」の争奪戦で みんなアツくなっていましたよ〜。ビンゴゲームではRCW誌のみつぞの氏(本来はモデラーであってラジは初心者)が 今回の賞品で唯一のプラモ「1/32ゼロ戦」を引き当てる「デキすぎたハプニング」も。
楽しい「忘年会」の夜もあっという間に更けて、いよいよ「本番」のスタートです。

インドアということで、気温・室温は安定していますが、朝イチは低めで22度程度、午後には23〜4度くらいまで上昇、という感じでした。今年のワーチャンより4〜5度高い感じ。湿度は低め。
床暖房は緩いようで、路面温度は室温よりちょっと低い感じ
今大会も大活躍のサトシ選手。特に、タミチャレ決勝でクルマが壊れて一時後退してからの怒涛の走りは アナウンスでは無視されちゃってましたけどド肝を抜きました。ぜひDVDで見て欲しい!
昨年、電飾R34の走りが目に付いてたまたま紹介させていただいたT選手のブースを表敬訪問したところ、 今年はさらに数段パンチアップしたマシンが。なんとオープンカーです!
リカちゃんではなくジェニーを乗っけているところがミソ。コックピットセットが懐かしい〜
気合バリバリのイデタチで華麗なフラッグさばきを披露していたのは、 もとタミヤ社員さんで昔のTVレース等で実際に旗を振っていらした方だそうです (すみませんお名前を聞きそびれました・・・)。 タミグラを愛する気持ちは同じ、ということで、今も時々、静岡のイベントにはお越しになることが あるようです。そういいえばワーチャンでも見たことあるような・・・。
今年の開会式で表彰された上位5名のタミグラマスターに授与されたセッティングボード。イイなぁ〜。

関東のタミグラで何度も優勝し、269Pという圧倒的ポイント数で3年連続のタミグラポイント1位獲得を決めた古家(こいえ)選手。個人的には渋谷トップサーキットに通ってた学生時代からもう10年以上の知り合いですが、まさかこんな偉業を成し遂げるまで成長するなんて・・・。感無量です。タミヤからは「タミグラ師匠」の称号と今後のタミグラマスター戦への永久出場権が特別に授与されたそうです。こちらもなかなか粋な計らいですね。
RCSports誌でもおなじみ「Mレンジャー・イエロー」タケさんは実際にレース中にコレを使ってらっしゃいました。 そうそう、使ってナンボだもんね! イイぞその心意気!!

公式練習から予選まで快調に進んでいたタケさんでしたが、あろうことか決勝では タイヤウォーマー着脱時か何かの弾みらしいんですが、リヤホイールが割れる?トラブルに遭遇して スタート直後に戦線から脱落(走り出してダメなのが分かったと)。そういうこともあるのか〜。う〜ん残念!




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