(posted on Oct 8, 2003)
(updated on June 10, 2004)



タミヤGP特設コース
横浜こどもの国(神奈川・横浜市青葉区)




ここ数年、6月のエンジン&フレッシュマンGPでおなじみとなった
会場ですが、2003年9月には総合グラウンドを借りてオフロードミーティングも開催され、
今後ますます関東のタミヤGP会場として注目度アップの兆しです。

ただし、もともと「こどもの国」ですから、あまり遅くまで会場を使えません。
公式な閉門時間は「4時半」ということになっています。
(タミヤGPには特別に配慮があるようですが、それでも守衛は遅れるといい顔しません)

ちょっとあまりにも閉門早いんじゃない? と思いますが、行けば分かります。
山の中なので4時を過ぎると暗くなってきます。照明がないので冬は道に迷うほどです。
そもそも、乳幼児メインの施設なので、「日が暮れる前に帰れ!」というわけです。
そんなわけで、レース終了後の撤収はぜひ皆さんで手伝ってあげましょう。



<RCT'sアドバイス>

 コースの特徴をメモしておきます。

 <オンロード>
03年6月15日のオンロードレース風景
 エンジン・フレッシュマンを開催する場所は「スケートリンク場」です。
 路面の素材はコンクリートですが、砂利の混入が少なく、セメントのイメージです。
 その割には、案外食います。また、屋根付きで夏でも路面温度が上がらないので、
 通常は最高速重視でナローのファイバーモールドAが良いようです。
 ギヤ比無制限の場合のみ、面圧重視でMナローAですね。
 ただし、クラスによっては、ギヤ比とタイヤが指定の場合もあるのでご注意。

 GPと混走の場合でも、オイルによるグリップ改善は期待しないほうがいいです。
 ただし、走行を重ねるほどにホコリが飛んでグリップは改善するはずなので注意。
 タイムが出るのは予選2回目です。ただ、だからといって1回目を手抜きすると痛いですヨ!

 夏場は氷を張ってないので、ホコリが溜まりまくっています。
 毎回、レース前にホウキで掃くのですが、ホコリはラインの外に溜まっているので
 もうお分かりですね・・・ラインを外すとコントロール不能になります。
 したがって、絶対にラインを外さないこと。コレが鉄則です。
 バネも柔らかめがお薦めです。TA-04なら前=04赤、後=04黄か、もっと柔らかいTA-03用を。


 <オフロード>
03年9月27日のオフロードレース風景
 「総合グラウンド」が開催場所になります。
 土質は「肥えた山の土」です。粘土っぽい感じで、細粒です。
 公園などの砂っぽい土とはかなりマシンの挙動が変わります。
 基本的に「運動場」ですからフラットで草もないのですが、
 細かい起伏があり、それが固く締まっています。
 路面をしなやかに捉える、柔らかいダンパーがグッドです。
 グリップも決して高くないので、ロール設定は多めに。
 石や草はないので、車高はオンロードのラリーより少し高めの10〜15mmくらいでOKです。
 ただし、ボディが路面に引っかかるとテキメンに影響します。
 筆者は「前転宙返り」をやっちまいました。ボディのマウント位置はできる限り上げておくこと。
 シャシー腹打ちはOKですが、「アゴ」の引っかかりはNGです。

 写真の路面は雨上がりでかなり締まっていました。乾燥するともっと土煙が立ってホコリっぽく
 なるでしょうし、地盤もかえってコチコチになるので、グリップはもっと下がるでしょう。
 一般にダート路面は雨上がりが一番グリップしますものね。
 そうなると、オンロード走行では考えられないような、かなり柔らかいダンパーが必要になります。
 ピストン3穴でオイルは200〜300番くらい、バネはTA-03用optの硬さで十分。
 その代わり、ストロークはたっぷりと。


これは02年6月のイベントの際の画像です。
入場料を払って正門をくぐると、目の前に多目的広場が。この手前を右側に曲がるとオフロードを開催するグラウンドへ。オンロードのイベントは、多目的広場の向こう側にあるスケートリンク場へ。
多目的広場を通り過ぎてスケートリンク場手前へきたところ
スケートリンク場入り口。夏は併設のプールで賑わいますが、春・秋はオフシーズンのため閑散としています。まさにレース会場にうってつけ
会場となるセミインドアのスケートリンク場。1/8GPカーも余裕で走れる広い敷地です
ちなみにこのスケートリンク場、冬(12〜2月)はご覧のとおりの賑わいになります。料金もリーズナブルなので、家族でスケート、お勧めです!
さて場所は変わってこちらは03年秋のオフロードミーティングでコースを設営した総合グラウンド。サッカーや野球もできる広さです。コースが設営された場所はテニスコートに使われているようです
写真では小石が目立ちますが、実際には路面上にほとんど小石はなく、雨上がりだったので締まった粘土質、という感じでした。足形はつかないけど踏むとへっこむ、みたいなグミっぽい感触で、グリップ的には一番難しそうな土質。保水性も高く、この日は1日中路面コンディション変わらず。乾くと思いっきり固くなり、土煙もたちそうで、それもそれで大変かもですが・・・。タイヤは新品に限りますね。特にバギー用のスパイク系は。
写真は後日掲載します。しばしお待ちを ところで前回の好評を受けて第2回目の開催となった04年4月のオフロードミーティングでは、前回とはうって変わって細かい砂塵の舞う乾燥グラベル路面になってしまいました。これがテニスコートの土の怖さかな、と思いました。特にラリークラスはタイヤがラリーブロックではなくワザとセミスリック指定でドリフトをあおってましたから、余計にコントロールが大変だったようです。そんななかでもキッチリとマシンを操ってラリークラス優勝を果たした佐久間選手、さすがに11年連続タミヤ世界戦代表という金字塔を打ち立てた腕前はダテじゃありませんでした。



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