(posted on Dec 8, 2006)



D-Drive "Park"
(神奈川県港北区新吉田町4576-2)





ダイレクトドライブ(DD)車にコダわる「D-Drive Sports」さんが運営する
「DD車専用」という異色のサーキットです。
いまや完全にマイナーカテゴリーの感があるDDシャシーですが、
RCカー模型の「原点」だけに、たくさん良い点も持っています。
その魅力を存分に堪能できる「場」を提供することにこのサーキットの価値があります。
DDフリークなら絶対行ってみるべし!

なお、Mシャシーは例外的にOKだそうです。ABCのDDシャシーもあるし・・・

サーキット案内はこちら紹介ビデオはこちら(MPEG-1)



<RCT'sアドバイス>

 ここでご紹介する写真は、2006年12月2日に訪問した際のフリー走行の模様です。

 路面は細粒アスファルト。グリップ剤の残油が路面に乗り、グリップは良好です。
 路面の平滑度もかなりのものです。車高は2mm程度まで落とせます。
 F103だとフロントタイヤが50mm程度まで落ちた状態でもちゃんと走れました。
 トゥエルブでもカーペット路面での車高設定のままで走れるはずです。
 モーターはF1だと主催レースでも使う540SH(というか、"FiveForty"です!)が主流です
 グリップ剤は油分が多いパラゴン白缶(FX-II)がポピュラーなようですが、
 ゴム質の少ないサクサク切れるスポンジなら、パラゴン黒缶のほうがいいでしょう。
 F1で走る限りは、23ターン仕様でも特にグリップ剤を塗る必要はないと思いました。
 (カツカツ走るならグリップ剤塗ったほうがベターかも知れませんが)
 「前後ともタミヤ・ブチルソフト」という、当たり障りない標準的セットでOKです。
 普段使いようのないタミヤのキット標準スポンジにグリップ剤塗って使うのもテですね。



D-Drive Parkは非常に分かりずらい場所にあるので、まずは「行き方」をご説明しておきます(クルマ利用のケース)。 案内図のとおりに「JOMO」が一番の目標になります。左折しかできないので東京方面から 来るのが基本です。川を越えるとすぐにJOMOですから気を付けましょう。行き過ぎると引き返すのに都合3kmくらい走るハメに・・・。

JOMOのすぐ脇にある道を入り、短いトンネル(写真中央)をくぐった先の三叉路の正面「斜め右」の坂を登った先が、このカメラの場所です(つまりトンネルを抜けて目的地に進んでくるクルマを迎える格好で撮ってる)。ここまで来ればあとは簡単。

トンネルを上がってきたクルマから見ると、このような光景が開けてきます。正面の建物は自動車修理(というかスポーツカーの改造っぽい)工場、 左側にお寺の入り口(結構、無造作)があります。

道幅は非常に狭く見えます。確かに狭いんですが、4トン以上のデカいトラックも入ってくるくらいですから、 3ナンバーでも問題ないです。
一番奥の建物と2番目の建物の間の道を入っていきます。

実は反対側の道からお寺をグルッと回りこんで来ることも可能です・・・というか、筆者は道に迷ったのでこっちから実際に来ちゃいました(苦笑)。 その場合はこのような光景になります。手前の建物の左横の道を入っていく格好です。


反対側の道から来ると、右手にはこのような風景があります。実はこの畑の向こうがD-Drive Parkの敷地です。 道路に面してないので、ウロウロするだけではたぶん絶対に分かりません(笑)。





写真左が上記の自動車修理工場です。裏側はすごいことになってます。まさに「丘の上」という感じです
手前は自動車工場の廃車?置き場。写真奥左手側がD-Driveさんに来た方のための駐車スペースです。 常時は10台程度のスペースですが、イベント時にはあれこれやって20台くらいは入りそうな・・・。
ピットスペースは見た目よりも広くて、20名あまりが座れる十分なキャパがあります。
ただし、丘の上の吹きっさらしなので真冬は風と寒さがツラいです。 基本的にDDは真冬のアウトドアではタイヤが食わないし・・・。春先は「花粉」、夏は「虫」が 結構大変とか・・・。そのへんは立地が似ている他のコースにも共通する話なので、しっかり対策しましょう。
サーキットショップ
トゥエルブやF103、ファイヤーフォース系などのパーツや ボディが豊富に在庫されています。普段ショップでまず見かけないようなモノが ゴロゴロあって、まさにDDフリークには涙モノの品揃えです!
ラップカウント用のAMBマイポンダーも扱っています。
ショップ入り口の左側にトイレ。広くて小奇麗でグッド
ピットスペースの奥にはラップカウンターとエアブロー、充電器(走行バッテリーなど用)、 タイヤセッター&タイヤサンダー(ヤスリ)など 「必需品」がズラリ。

特に、スポンジタイヤに欠かせないタイヤセッターが常備されているのは DDフリークにとって涙モノでしょう。新しくDD初めたような人だとDDシャシーのハブが付く タイヤセッターを入手すること自体が困難でしょうしね。極端な話、「スポンジタイヤ削るためだけ」 にここを訪れる、ってのもアリなんじゃないでしょうか・・・。

充電器も、「何であるの?」と思う方もいるかも知れませんが、筆者なんかも、ついウッカリ 忘れてきてしまうことがなかったこともないので、そんなときにサーキットにあると思うと、チョー助かりますよね。
ラップカウントはARCではなくてAMBです。トゥエルブなどではいまやAMBマイポンダー搭載が常識でしょうから このコースではコレが正解でしょう。・・・にしても、AMBって高いのに・・・おカネかけてますね〜!大したもんです。
実際のコースは、かなり狭い印象を受けます。写真で見ると、絶対的な「道幅」は十分にあるハズなんですが、 各コーナーのRがキツいのと、角ばっているので、「実際に使えるライン」が極めて狭いんです。 このため、インを閉めてしまうとかなり抜きにくいレイアウトのように感じます。ヘアピンの突っ込みで インに強引にネジ込むしかないような・・・「当て抜き」じゃあ、 定期レースではやっぱりバッドドライブペナルティ取られちゃいますかね〜!?
コース全体がほぼ正方形なので、操縦台から見て、「奥行き」方向に普通よりも距離があるのが 特徴です。しかも、コース右手から壁伝いに一番奥まで伸びている最も長いストレート(左写真では一番奥)が、2〜3%くらいの緩い勾配で 「下り坂」になっているので、その先の90度コーナー(左の写真だと一番奥の左コーナー)の見切りはチョット度胸が要ります。「男のコーナー」というほどでは ないですけど、サーボスピードが遅いとツラいですね。
このコースをバリバリ走るなら0.09sec以下のハイスピードサーボと ハイレスポンスプロポがぜひ欲しいところです。540パワーならそこまでカツる必要もないですが、23ターンのF1とか、 JMRCA仕様のトゥエルブで楽しく走ろうと思うなら、ステアリングレスポンス命でしょう。一歩間違えると「手アンダー」出して フェンスに刺さりますからー!
これがその「下り坂のストレート」です。「行って来い」で戻ってきたヘアピン(写真手前)までの区間は逆に「登り」になるので、 アンダーが出やすいのと減速が大きいことがあって、見切りが狂いがちです。慣れないと案外、 ここのヘアピンの進入はムズいです。
どうやらこのコースは、3ヶ所ある180度ヘアピンの攻略がタイムアップのキモになりそうですが、 この写真の右側に隠れているコの字型のシケインも、案外、タイムの差が出やすいポイントです。 ここではモロにサーボとプロポシステムの切り返しスピードが試されます。もちろん見切りの度胸とテクニックも、ですけど・・・。
このコースは、トゥエルブやるには最高の環境が整っています。何しろ各社パーツ在庫が豊富ですからね!
アソシ、カワダなら問題なくその場でパーツ確保できるようです。もちろんボディも豊富。4セルルールになって 一段と取り組みやすくなりましたし、カツカツしないならキット素組みでツイックスクリューを締め込んでおくくらいで 何の問題もなくバリバリ走ります。タイヤなんて、グリップ剤塗りゃあ何でも食っちゃうし(苦笑)。 ワタクシなんて、10年前にやってた時はキット標準タイヤだけで走ってましたヨ (前後バランスはフロントタイヤのグリップ剤塗る「幅」で調整)。
難しい話抜きでかなりレベルの高い走りを楽しめちゃうのは、トゥエルブならではの魅力です。 軽いのでタイヤも減らず、ボディも割れないので ランニングコストが非常に安くて、それでいて超スポーティ。いいですよ〜トゥエルブ! いっしょにD-Drive Parkで始めませんか!?



このページは、タミヤRCカー専門サイト「RC_Car_Trend」が提供しています タミヤ新製品入荷状況@Amazon
タミヤRC・OPパーツ一覧@Amazon
タミヤRC・SPパーツ一覧@Amazon