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. <RCT Tips>プロポ操作で変わるアンダー/オーバー ふぇら〜り伊藤 12/10水21:54[820]選択


上の選択記事
. <RCT Tips>プロポ操作で変わるアンダー/オーバー返信  
最近、ダンパーセッティングに絡んで「曲がらない」とか「巻くんです」という話が多いので
以前、TB板で話題になった話を思い出しました。
http://2.pro.tok2.com/~rctv/cgi-bin/bbs/tb/raib_2.cgi?md=tv&pn=293&ln=201

いままで相談を受けたケースの大半は、ダンパーセッティングの修正で解決するケースがほとんどでしたが、
実は、キット標準で組んでも、全然マトモに走れない人がいます。
そういう方々への指南がこのTipsの目的です。

キット標準セットで上手く走れない場合、
もちろん、キット指定のとおり組めているか、デフとか、ダンパーとか見直す必要はありますが、
クルマだけ見ていてもダメかも知れません。
「人間」の問題かもしれないからです。

これには2通りあります。

(1)ハイパワーモーター搭載車で、スロットル操作が雑なケース。
(2)グリップのさほど高くない路面で、ステアリング操作が雑なケース。

(1)は、急激なスロットルオフでリヤタイヤがハーフロック気味になっているところにステアリングをかますと
てきめんにオーバーステアが出る、というケースです。

通常、強力なモーターを積んで、タイヤのグリップ限界を超えるハイスピード走行を行う場合、
普通にグリップ走行しようとしてもオーバースピードでアウトに膨れるだけですから、
マシンセッティングとしては、実車同様に弱オーバーステア気味(注1)の味付けとし、
スロットル操作(必要に応じてアクセルを抜く)でイン側に向くように運転します。
「コーナリング中にアクセルを完全に閉じない」というのがミソです。
これを間違って、「コーナーではスロットルを閉じて曲がるもんだ」と考えてしまうと、
不可能ではありませんがとても運転の難しい神経質なマシンセットになってしまいます。
(実は私自身、コレで数年悩みました)

  (注1)あくまでも「弱オーバー」です! アンダーと間違ってるわけじゃありません。
    実車レースの写真を見てください。
    大昔からそうですが、コーナリング中にほとんどステアリングを切ってないでしょう?

    実車レースでは昔から、「ハンドルはなるべく真っ直ぐにして曲がりたい」というのが  
    速いドライバーに共通する要求でした。
    ハンドルを切るとそれだけ抵抗になって失速するので、ハンドルを切りたくないわけです。
    要するに、わざとオーバーステアのマシンを走らせているのです。それを操るのがウデだと。
    現代のRCツーリングカーも、既にその域に達しています。
    昔はガンガンとアンダーのクルマをハンドルをメいっぱい切って曲げていましたが、
    今はなるべく少ない舵角で曲がるドライビングが基本です。
    シャシーの設計でもそうしたドライビングを前提にしていますから、
    ユーザーがドライビングスタイルを変えていかないと、決して速くは走れません。

    タミヤRCガイドブックやRC雑誌などに出てくる
    「基本はニュートラルステア」という説明はもう過去の話です。
    RCであっても、レース走行なら、これからは弱オーバーステアが「基本」です。
    以前はタイヤグリップ不足と重心の高さがネックで、
    オーバーステア気味のセッティングで安定して走るのは困難でしたが、
    現在販売されているツーリングシャシーはどれもみな低重心でタイヤグリップも随分上がり、
    弱オーバーでも十分安定して走れるようになっています。


次に(2)ですが、
これは逆に、ステアリングをコジり過ぎてターンインで滑らせてしまい、強固なアンダーステアが出るケースです。

俗に「突っ込み過ぎ」と言われる、
不十分な減速のままステアリングの抵抗で減速して曲がろうとするケースが当てはまります。

スポンジタイヤの時代ならそれで良かったのですが、
ソリッドゴムはスポンジより堅いため、ドリフトアングルを過大に取ると路面から剥離しグリップを失います。

したがって、ターンインは早めにゆっくり、脱出でのステアリングの戻しもゆっくり最後まで丁寧に。
結果として、常に円弧を描きつづけるような走り方になります。

一見、正反対の現象ですが、「グリップする路面で転倒しまくる」というケースも実は同じ原因から来ています。
ヘタにグリップするから、急激なステアリング操作を受けてもタイヤが滑らず、
荷重移動がイッキに起こってダンパーがそれを受け切れないので、ひっくり返るわけです。
荷重移動がもっと緩やかなら、ひっくり返ることはないので
「ステアリングをゆっくり切ればいい」ということになります。

1/8エンジンカーが走るような広いコースでない限り、
コース上で真っ直ぐ走るのはストレートだけだと思ったほうがいいです。
コーナーとコーナーを直線的につないで走るのはスポンジタイヤ時代の悪しき習慣と割り切って、
ここはひとつ、「基本」に立ち戻って実車と同じような滑らかなラインをトレースするよう心がけましょう。
どっちみち、横Gのかかり方を極限まで分散させ、アクセルを踏む時間を稼ぐように走ろうとしていると、
自然にこの「最速ライン」になっていくんですよね。

以上、言われないとなかなか意識できないポイントなので
注意してプロポを操作してみてください。

「プロポはできるだけゆっくり操作すべし!」

ただし、Gを一定にする、という意味では、常に同じ速さでステアリングを回すのは実は正しくありません。
「ゆっくり」というのは、あくまで切り始めと戻し終わりの部分の話であって、
曲がり込んでいくほどに(戻し始めのところでは)、実は、ステアリングを回す速さは増やし(減らし)ていかないと
「横G一定」とはなりません。
どうしてそうなるのかは、もちろんGが「速度」でなく「加速度」であることから自明ですが、
「座学」で分からなくても、ご自身でクルマを運転してみればすぐ分かることです。
ふぇら〜り伊藤 メール 2003/12/10水21:54 [820]



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