RCTタイヤ研究室
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Re: B2タイヤ [2001/05/22 (Tue) 04:14:58]
[投稿者: ふぇら〜り伊藤]

私が開発の方から伺ったところでは、

「形はBと基本的に同じ」

「コンパウンドが変わった。従来のBがあまりにライフが短いので
 グリップレベルを変えずにライフを伸ばすよう改良した」

「従来のBは、実車F1タイヤと同様の考え方で、使用温度に入ると
 トレッド面のレジンが溶け出してグリップするタイプ。しかしこれだと、
 適切な温度より低い温度で使用した場合、かえってタイヤの磨耗が激しくなってしまう、
 という問題が見つかった。そこで、『トレッドの粘着でグリップする』のではなく
 『路面へ食い込み(密着)してグリップする』ようなコンパウンド、すなわち
 柔らかいゴムを採用した。このため、見かけ上はBタイヤのトレッドがカチンコチンの
 温度域(おおよそ20度未満)でもB2は柔らかい。」

「しかしながら、気をつけて欲しいのは、BもB2も、設計上の最適温度の設定はほぼ同じ、
 という点。『柔らかいから』といって、B2のほうがBよりグリップするわけではない。
 ただ、路面となじみ、余計なスリップが起きない分、設定温度より低い路面温度で
 走行する場合には、B2のほうがタイヤライフがBよりも伸びる」

だいたいこんなところです。
あとは走って確かめてみましょう。
特に、路面温度20度前後でのグリップレベルが気になるところですよね。

ちなみに、どこのゴム使ってるの?とか、そういったことは聞きませんでした。
気になるところではありますが、知ったところでタミヤGP的には何の意味もナシ・・・。