RCTシャシー研究室・TB-01分会
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TB01もっと速くその2 [2002/12/20 (Fri) 00:58:26]
[投稿者: AS800M]

こんにちは>初心者001さん
NSX2000をお使いなんですね。
でと、フルベアと言われる仕様、つまりタイヤのシャフトを支える
前後のアクスル部分に使われている1150プラベアリングも含め
全部ボールベアリングなんですよね?
プロペラシャフトの部分、MC7は金属製の1260メタルベアリングでしたね。
一部でもプラスチックやメタル(金属MA7ね)のベアリングだったら
最初のオプションがこれ、ベアリングです。
ベアリングが入っていない状態では他のオプションは着けるだけ無駄です。

次のキーポイントが、どこで走らせるか、です。
N1クラスの制限、をキーワードにしましょうね。
わたしだったらセロテープかグラステープですね、最初は。
えっ?どこに使うんだ、って?
デフギヤとギヤボックスA4の間、それとスパーとピニオンの間、
モーターマウントG2とプロペラシャフトの通るG6の間です。
いずれの場所もキット素組みの状態だと若干キツ目なんですよね。
これをセロテープやグラステープ1枚分の厚さだけ広げてやると
駆動系がもの凄く軽くなるんです。
デフギヤとギヤボックスA4の間に隙間を作るとベベルピニオンギヤとの間に
隙間ができてロスを減らすことができます。
スパーとピニオンとの間はプラスチックのモーターマウントG2と
シャフトのベアリング部分のプラスチックG6の間に挟むことで
ピニオンとスパーの隙間を作ることができるんですよ。
ねっ、ほんのちょっとしたことでしょ?
これで誰もが驚くほど軽い駆動系を手に入れることができるんですよ。
おかげで掃除用エアークリーナーの奴に根性焼きを入れられましたもん。
いぇね、掃除中にエアーがマブチモーターの空気穴に流れ込んだ訳です。
途端に異妖な速度でタイヤが回転し始めた訳ですわ、腕の上で。
見事に根性焼きが出来てました、二の腕に。
懐かしいトップサーキットでの思い出です。
あ、脱線した。
えぇ〜っと、N1はギヤ比固定でしたね。
それとは別に遊びだったら速度に慣れるって意味で55Tスパーと
25Tピニオンの組み合わせをお勧めします。
キット付属のジョンソンモーターで充分な速度を稼ぐことができます。
もし、マブチの540SHモーターが付属してたら丁寧に扱うことを
勧めます。
なんでって、使えば使うほどスピードがあがっていくモーターですから。
あ、もっともタミヤのN1レギュレーションでは違反になりますけどね。
仲間内のレースだったらスポーツチューンモーターとタメ張れますもん。
どうやるか、って?
簡単です。
デフギヤをギヤボックスに組み込むときに左右「間違える」だけなんですから。
これはマブチの540SHモーターにだけ使える技なんですよ。

TB01のギヤデフってシャフト側のベベルギヤから見ると右側に
デカいベベルギヤがきますよね?
こいつを「間違えて」左側にしちゃうとシャフトの回転方向を逆にしないと
前進しない。つまりモーターの回転方向も逆にしなければいけない。
逆回転にしたら遅くなるじゃん(;_;)
そう、普通のモーターならね。
ところがマブチの540SHモーターの場合は特別なんです。
ブラシの取り付け構造上、コキ使ってブラシが減ってくると回転数が上がる
進角ではなく遅角がついて、どんどん遅くなってくるんです。
遅くなったら意味ないじゃん(;_;)
さっきモーターの回転方向を逆にしなければいけない、と書きました。
ピンときたかな?
逆回転って言うと、正回転で遅角がついていて遅いんだから...。
逆回転なら進角になるじゃん。
しかもブラシが適度に減ってるからコミュテーターを押す力、つまり
抵抗も少ないじゃん。
これって回転数を稼げることになるじゃんv(^_^)v
ってな訳です。
だから大切に使い込んだマブチの540SHは貴重品なんです。
わたしみたいな多趣味おじさんには。
だって、1969年式のホンダS800Mが愛車なんだもん。
維持費がかかりますから、そのぉ〜ね。
あ、脱線した。
ねっ、ここまでお金かかってないでしょ?

でと、ターンバックルシャフトは...わたしだったら工具のノギス、
キャンバーゲージ、A4の無地のノートとボールペンに投資しますね。
それと広い整理整頓された勉強机。
例として説明書の(9)、フロントアッパーアームB9とMA9ネジで
間隔が4mmになるよう指定されていますよね?
リアアッパーアームの間隔は8mmだけど。
この間隔の調整することでタイヤのキャンバーを調整できるんです。
でね、ノギスを使ってB9を半分回転させると何mm長さが変化して
その結果キャンバーが何度変化するかをノートに図で記録するんです。
ターンバックルほど微妙な長さの変更はできませんが、わたしにとっては
B9半分回転させるだけの長さ変化だけで充分なんです。
中途半端にターンバックルで長さ調整に悩むより、ノートをみて
もうちょいキャンバーをつけたいからB9を...そうだな、
1回転ネジ込むとするか。
本当は3/4回転なんだけど、まぁ〜、いいか。
この程度に気楽にかまえていいんですよ。
楽しく走れれば結果はあとからついてきますから。

ダンパーもキットのCVAIIダンパーで充分です。
丸い山型のオイルシールMC13と赤いOリングMC8がヘタってないか、
オイルは泡だらけになって劣化していないか、この点検整備だけで
何の問題もないですよ。

スタビライザーはサスの動きを制限するものですから使うとしても
フロント側だけです。
エンツォ・フェラーリには使っていません。

それより、もっと重要なオプションが走行用電池です。
タミヤの3300HVニッケル水素電池の威力は...考えたくない。
吉祥寺ゆざわやでは3300HVにした途端コーナーの進入に失敗して
オーバーランする人続出でしたもん。
「やぁ〜、スポーツチューンがダイナランストック並になっちまった」
ってな感想がでるほどの威力があるんですよ。
当然ながらスピードコントローラーもバック無しの、タミヤで言う
TRF2002相当のものと組み合わせることで更に威力がでます。
わたしは、ちょいと古いですけどヨコモのMスターゴールドを愛用しています。
と言う具合にトータルバランスで考える必要があるんですよ。

でね、もっとも高価で手に入らない最強のオプション。
「黄金の腕」
これさえ手に入るのなら愛車を質に入れてもいい...あぁ...。
*** AS800M ***