RCTシャシー研究室・F1/ルマン分会
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Re: F201のタイヤ [2002/04/25 (Thu) 18:42:52]
[投稿者: ふぇら〜り伊藤]

L.O.Bさんはじめまして。

>どういう意図でこの幅の差にしたのか

単にスケール感重視、ということと理解してますよ。

ここ20年来、実車F1のタイヤは、年々増大する一方の強大なダウンフォースに抗するため
ハイトが高くなり、70年代のF1から我々がイメージを引きずっている
「ロープロファイルタイヤ」とは完全に無縁なのが実情です。
(このBBSの背景に写っているフェラーリF1-2000のタイヤハイトを見れば自明でしょう)

特に、リヤタイヤのナロー化、溝付き化になってからは、
プロファイルとしては、どうでしょう、
50か55くらいまで「ハイプロファイル」になってるんでは?
とてもじゃないですが40以下には見えませんよね。

実車ツーリングカーやLMマシンでは超ロープロファイルタイヤがバンバン使われていますが、
F1では70年代F1のフロントタイヤを除くと、歴史的に見ても40以下のロープロタイヤは
ほとんど使われてなかったですね。考えてみると不思議な気もしますね。

ただ、最近、カーショップへいった折に気がついたのは、いまどきの事情として、
タイヤよりホイールのほうが重いんですよね! もうビックリ。
昔は、タイヤの方が重かったんで、「バネ下重量軽減=ホイールサイズ拡大」だったのですが、
今や、ホイールをデカくすると、ヘタするとバネ下が重くなる、という算段で。
このへんは、ゴムやベルトの軽量化といったタイヤ素材の改良が影響しているんでしょう。
対するホイールは、40〜50年前からアルミ、マグネシウム以上の素材革命は
起きてませんからね。将来はリチウム・アルミ合金とか出てきそうですが、
間違っても発ガン物質であるベリリウムでホイールとか、あり得ないですからねえ。

BBSの趣旨と外れた話題になってしまいましたが、
広い意味でのF1の話題、スケール感の話題、ということで大目に見てください。