Re: 放電電流値にもよると思いますよ
[2003/09/27 (Sat) 23:23:39]
[投稿者: ふぇら〜り伊藤]
- あまり口を挟むような議論でもないんですが、あえて私のほうからレスさせてください。
>充電前に放電する必要って有ります?充電を安定させるためにセルの温度をやや上げる以外 >は、充電する前に放電する必要は無いと思ってました。ストレートパックでは、放電しても、>どっちみち各セルの電圧はそろわないでしょうから。逆に、何のために充電前に放電するのか>知りたいです。
充電前放電は、ただ何となく惰性でやってる人が圧倒的多数ではないでしょうか。 あえて効用を見い出すとすれば、各セルの放電状態をそろえる(パックバッテリーでは意味なし) ことと、たぶん無意識な人が多いんでしょうが、よっち君さんのおっしゃるような 「充電を安定させるためにセルの温度をやや上げる」ために、ウォーマーの代わりとして セル自体を大電流通電で発熱させる、という点が挙げられると思います。 ただし、充放電でセル温度を上昇、ないし維持させるというのは乱暴だ、というのは これまでにも何度も私自身コメントしてきた通りです。 寿命が縮んでも構わないならいいんですが。 バッテリーの温度管理はあくまで外部デバイスに頼るべきです。
>あと、ニッケル水素って放電した状態でのお休み期間が必要なのですか?
ニッカドでの「休み」のメカニズムがイマイチ不明なので何ともいえませんが、 「休み」のメカニズムがカドミウム(水素吸蔵合金)側ではなく、 電解液の水酸化カリウム関係だったり、陽極側のオキソ水酸化ニッケル側に起因するものだと すれば、やはりニッケル水素でもお休みはあったほうがいい、ということになりますが 肝心のメカニズムがよぅ〜ワカランので・・・すんまそん。
ただ、ニッケル水素の保存については、RC3000HV/3300HVの登場で大きく変わったようです。 保存性がかなり改善されたので、数週間の保存なら、完全放電してもセルが死ぬことは まずなくなりました。ならば、保存に際して充電しておくのは得策ではないと思います。 充電して保存しておくと、自己放電でセル間のバラつきが拡大するからです。 放電状態で保存すると、バラつきの広がりようが制限されますから、 ニッカドにおいては放電状態での保管が推奨されたわけです。 もともと、サンヨー側では「充電保管も放電保管でもどっちでも同じ」という スタンスであるのにも関わらず、です。 もっとも、メーカーは単セルのことしか念頭にないと思います。 パックにすると話は変わってくる、というわけです。
保存性が改善されているという前提があれば、ニッケル水素においても 自己放電によるセル間のバラツキを抑える意味で、放電状態での保存が望ましいと思います。 ただし、過放電でセルが死ぬリスクは自己責任で。 ちなみに、タミヤ3300HVを10A放電@0.9Vで6ヶ月保管しましたが、まったく平気でしたよ。 10A放電0.9Vカットだと、 タミヤオートディスチャージャー(0.4A放電)であと100〜150mAhくらいは絞り出るんですけどね。
なお、以上の見解はあくまでサンヨーHVセルに関してのもので、今回の話題になっている GPセルは自己放電率がもっと高いようなので、もう少し余裕を見て残量を残す必要は あるかと思います。それでも6ヶ月保存の前提で300〜500mAh残してればいいのでは? このあたりは各自でいろんな考え方があるでしょうから、お任せします。
>GPセルは30回使用の8ヶ月で容量が20%以上も減ってしまうのが普通なのですか。。。 >そんなバッテリー要りませんよ。
まあ〜キツい!(爆)。確かに、安いけどホントにそんな不安定な粗悪品なら、 数レースでポイ捨てするワークスやカツカツレーサー以外には使えませんな。 まあ中国製だし・・・(笑)。そういえばGPって、韓国メーカーとかに混じって 100円ショップに4本100円の単三アルカリ電池とかも卸し始めましたね。 そういうノリでRC用をやって欲しくないなぁ・・・。
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